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ゾウの鼻はなぜ長いの?のイラスト

どうぶつ ・ 84/300

ゾウの鼻はなぜ長いの?

Why do elephants have long trunks?

ひとことで言うと

ゾウの鼻は、鼻と上くちびるがいっしょになってのびたもの。体が大きくて首が短いゾウが、地面の草や水にとどくための「長い手」の役目をしているんだ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

An elephant's trunk is its nose and upper lip together. Elephants are very big, and their necks are short. They cannot bend down easily. The trunk works like a long arm and hand. It picks up food, takes in water and pours it into the mouth, smells things, and even says hello!

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ゾウの鼻は、鼻と上くちびるがいっしょになったものです。ゾウはとても大きく、首が短いです。かんたんにはかがめません。鼻は長いうでと手のように働きます。食べ物をつまみ、水をすいこんで口に入れ、においをかぎ、あいさつまでします!

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

An elephant's trunk is its nose and upper lip joined together and stretched long. Scientists are not sure exactly how or why it evolved. As elephant relatives developed larger bodies and heavy heads, a longer trunk may have helped them reach food and water without moving the head very far. Today, the trunk is like an arm, a hand, a hose, and a super nose all in one. It has no bones, but it contains tens of thousands of tiny bundles of muscle. This lets an elephant lift a heavy log or pick up a single peanut. An African elephant can draw about three liters of water into its trunk in one second and then pour the water into its mouth. Elephants also have an excellent sense of smell. Fossils show some parts of their history, but scientists are still studying the steps by which the trunk became so long.

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ゾウの鼻は、鼻と上くちびるがいっしょになって長くのびたものです。どのように、なぜ長く進化したのかは、まだはっきりわかっていません。ゾウのなかまの体が大きくなり、頭が重くなるにつれて、長い鼻は頭を大きく動かさずに食べ物や水へとどくのに役立った可能性があります。今のゾウの鼻は、うでと手とホースと、すごい鼻を一つにまとめたようなものです。骨はありませんが、何万もの小さなきん肉のたばがあります。そのため、重い丸太を持ち上げることも、ピーナッツ1つぶをつまむこともできます。アフリカゾウは1秒で約3リットルの水を鼻にすいこみ、口へ入れることができます。においをかぐ力も、とてもすぐれています。化石から歴史の一部はわかりますが、鼻が長くなった道すじは今も研究中です。

この質問の英単語

  • trunkゾウの鼻
  • lipくちびる
  • bend downかがむ
  • ancestors祖先
  • muscleきん肉
  • suckすう
  • smellにおい・においをかぐ

超絶解説もっと知りたい人へ

骨ゼロ、きん肉のたば9万

ゾウの鼻は、鼻と上くちびるが合わさって長くのびたものです。中に骨は1本もありません。そのかわり、きん肉がぎっしりつまっています。2023年、ドイツなどの研究チームが赤ちゃんアジアゾウの鼻をくわしく調べたところ、きん肉を作る細かな束が、およそ9万本あると見つもられました。これは9万個の別々のきん肉があるという意味ではありません。たくさんの細かな束がいっしょに働くため、ゾウの鼻はタコのうでのように、さまざまな向きへ曲げたり、のばしたりできます。

首が短いから、鼻がのびた

ゾウの昔のなかまには、約3500万年前に生きていたメリテリウムのように、今のゾウよりずっと小さく、鼻も短い動物がいました。その後のなかまには、体が大きくなったものや、下あごが長くなったものなど、さまざまな形が現れました。長い鼻は、重い頭を大きく動かさずに食べ物や水を取ることなどに役立った可能性があります。マンモスも長い鼻を持っていました。ただし、やわらかい鼻は化石として残りにくいため、鼻がどんな順番で長くなったのかは、まだよくわかっていません。科学者たちは頭やあごの化石を手がかりに研究を続けています。

1秒で3リットル!すいこみの名人

2021年、アメリカのジョージア工科大学の研究で、アフリカゾウは1秒におよそ3リットルの水を鼻にすいこめることがわかりました。鼻のあなを広げて中の空間を大きくし、人のくしゃみの約30倍という速さで空気をすうのです。その力で、うすいポテトチップスを割らずにすいつけて持ち上げることもできました。ただし、鼻から直接飲むのではなく、すった水を口にふき入れて飲みます。一度に鼻にためられる水は数リットルにもなります。深い川を歩いてわたるときは、鼻を水面から出してシュノーケルのように使います。

鼻はにおいのスーパーセンサー

ゾウの鼻は、においをかぐ力も最強クラス。2014年の東京大学の研究では、アフリカゾウはにおいを感じるセンサーの遺伝子をおよそ2000個も持っていて、これは人の約5倍、イヌの2倍以上でした。遠くの水場や仲間のにおいもかぎ分けると考えられています。鼻先の形もちがい、アフリカゾウには「指」のような出っぱりが上下に2つ、アジアゾウには上に1つあります。鼻先はとても敏感で、ふれるだけで物の形やかたさを感じ取ることができます。

みんなが驚く豆知識

  1. 赤ちゃんゾウは、はじめ自分の鼻をうまく使えない。ブラブラふり回したり、人の赤ちゃんの指しゃぶりのように鼻を口にくわえたりする。思いどおりに動かせるようになるまで、何か月もかかるんだ。

  2. 2019年の実験で、アジアゾウは、ふたをして中が見えない2つの入れ物のうち、ひまわりの種が多く入っているほうを、においだけでかぎ分けられた。ゾウの鼻は「量」までかぎ分けるのだ。

  3. 英語でゾウの鼻は trunk。木の「みき」も、大きな旅行かばん(トランク)も、車の後ろの荷物入れも trunk という。男の子の水着のパンツは swimming trunks だよ。

おうちでやってみよう

コップの水にストローをさし、上のあなを指でしっかりおさえて持ち上げてみましょう。水が落ちにくいのは、空気の圧力が水を支えるからです。別のコップの上で指をはなすと、水が落ちます。ゾウは指で鼻をふさぐのではなく、鼻のきん肉で中の空間を広げて水をすいこむので、しくみは同じではありません。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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