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ネコの目はなぜ暗いところで光るの?のイラスト

どうぶつ ・ 88/300

ネコの目はなぜ暗いところで光るの?

Why do cats' eyes glow in the dark?

ひとことで言うと

ネコの目のおくには、鏡のように光をはね返す「タペタム」という層があるよ。暗い所でライトが当たると、その光がはね返ってピカッと光って見えるんだ。目が自分で光っているわけではないよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

A cat's eyes do not make light. They shine because they send light back. At the back of a cat's eye, there is a shiny layer, like a mirror. It helps the cat see at night. So when a light hits its eyes in the dark, they glow!

日本語の訳を見る

ネコの目が光を作っているわけではありません。光をはね返すので、光って見えるのです。ネコの目のおくには、鏡のようにピカピカした層があります。それは、ネコが夜に物を見るのを助けます。だから、暗い所でネコの目に光が当たると、目が光るのです!

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Cats' eyes seem to glow in the dark, but they do not make their own light. They reflect light, like a mirror. At the back of each eye, behind the part that senses light, a cat has a shiny layer called the tapetum. When light enters the eye, some of it passes the light-sensing cells without being caught. The tapetum bounces that light back, so the cells get a second chance to catch it. This helps cats see when there is very little light. They can see with only about one sixth of the light that we need. But in total darkness, cats cannot see anything either. When car headlights or a flashlight shine into a cat's eyes, the light bounces back toward us, and the eyes seem to glow green or gold.

日本語の訳を見る

ネコの目は暗い所で光るように見えますが、自分で光を作っているわけではありません。鏡のように光をはね返しているのです。ネコの目のおくの、光を感じる部分のうしろには、タペタムとよばれるピカピカした層があります。光が目に入ると、その一部は、光を感じる細胞につかまえられないまま通りすぎてしまいます。タペタムがその光をはね返すので、細胞はもう一度光をつかまえるチャンスをもらえます。おかげで、ネコはとても少ない光でも物を見ることができます。わたしたちが必要な光の、およそ6分の1の明るさで見えるのです。でも、まっ暗やみでは、ネコにも何も見えません。車のヘッドライトや懐中電灯の光がネコの目に当たると、光がわたしたちのほうへはね返ってきて、目が緑色や金色に光って見えるのです。

この質問の英単語

  • glow光る・かがやく
  • reflect(光を)はね返す
  • mirror鏡
  • layer層
  • tapetumタペタム(目のおくの光をはね返す層)
  • darkness暗やみ
  • flashlight懐中電灯

超絶解説もっと知りたい人へ

光っているのではなく「はね返している」

目のおくには、光を感じるスクリーンのような網膜(もうまく)があります。ネコでは、その網膜のさらにうしろに、鏡のような層があります。正式な名前はタペタム・ルーシダムで、ラテン語で「かがやくじゅうたん」という意味です。目に入った光のうち、網膜の細胞をすりぬけてしまった光を、この層がはね返して、もう一度網膜に通します。少ない光をもう一度利用できるしくみです。はね返った光の一部が目から外へもどってくるので、ライトの近くにいる人からは、ネコの目がピカッと光って見えるのです。

6分の1の明かりで見える目

ネコは、人に必要な明るさのおよそ6分の1でも物が見えるといわれます。タペタムに加えて、目の大きさにくらべて黒目の部分(ひとみ)がとても大きく開き、暗い所の光を感じる細胞もたくさんあるからです。昼間はひとみをたて長の細い線にして、まぶしすぎないように調節します。そのかわり、細かいところや色の見分けは人ほど得意ではありません。夜の狩りに向いた目を手に入れたかわりに、ほかの力を少しあきらめているのです。

目が光る動物、光らない動物

タペタムを持つ動物はネコだけではありません。イヌ、シカ、ウシ、ウマ、ワニ、多くの魚、そしてクモのなかまにも、夜にライトを当てると目が光るものがいます。光る色も、緑、黄色、青、赤などいろいろです。シャムネコのような青い目のネコは、赤っぽく光ることもあります。ワニの目は、夜の水辺でライトを当てると赤くかがやきます。暗い水面に赤い点がならんでいたら、それはワニの目かもしれません。夜の森でライトを当てて、光る目の色や高さで動物を見分ける研究者もいます。

人の目が「赤く」写るわけ

人の目にはタペタムがありません。わたしたちの祖先は昼に活動していたので、暗い所よりも、明るい所で色や細かい形をはっきり見る力のほうが大切だったと考えられています。それでも、暗い部屋でフラッシュをたいて写真をとると、目が赤く写ることがあります。これは、目のおくにある血管の赤い色が、フラッシュの光にてらされて写るためです。ネコの目の光と、人の「赤目」は、どちらも目のおくからはね返った光なのです。

みんなが驚く豆知識

  1. ネコのひとみは、細いたて線からまん丸まで、大きさを大きく変えられる。ある研究によると、ひとみの面積の変わり方は人では約15倍なのに、イエネコでは約135倍にもなった。

  2. イギリスの発明家パーシー・ショーは、1934年に道路用の反射びょうの特許を出願した。この反射びょうは、車のライトを来た方向へ返すしくみで、イギリスでは Catseye とよばれている。ネコの目の反射から思いついたという有名な話もあるけれど、発明のきっかけには別の説もあるよ。

  3. 英語の cat's eye(ネコの目)は、光のすじがネコのひとみのように見える宝石「キャッツアイ(猫目石)」の名前にもなっている。ネコの目は、むかしから人をひきつけてきたんだね。

おうちでやってみよう

暗い部屋で、ぬいぐるみの目に反射シール(ランドセルなどについている光るテープ)をはり、懐中電灯を自分の目の近くから当ててみよう。光が自分のほうへはね返ってくるのがわかるよ。本物のネコの目に強い光を当てるのはやめようね。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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