
どうぶつ ・ 92/300
フラミンゴはなぜ一本足で立つの?
Why do flamingos stand on one leg?

はっきりした答えはまだ出ていないけれど、一本足のほうが体の熱がにげにくいという説と、きん肉をほとんど使わずに楽に立てるという説が有力だよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
Flamingos often stand on one leg. Why? Scientists are not sure yet. Maybe this helps them stay warm. A flamingo may lose less body heat when only one leg is in cold water. Standing this way may also be easy for them. Flamingos can even sleep on one leg!
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フラミンゴは、よく一本足で立っています。なぜでしょう?科学者にもまだはっきりわかっていません。この立ち方は、体をあたたかく保つのに役立つのかもしれません。冷たい水につける足が一本だけなら、体からにげる熱が少なくなる可能性があります。この立ち方は、フラミンゴには楽なのかもしれません。フラミンゴは一本足のままねむることさえできます!
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
Flamingos often stand on one leg, even when they sleep. Scientists have studied this for years, but they still do not have one final answer. One idea is about heat. Flamingos often stand in cool water, and their long, thin legs lose body heat quickly. If they pull one leg up into their feathers, they lose less heat. In one study, flamingos stood on one leg more often when it was colder. Another idea is about saving energy. In 2017, scientists found that a flamingo's body can balance on one leg almost by itself, without using much muscle power. They also found that flamingos sway less on one leg than on two! So standing on one leg may be both warm and easy. By the way, the joint that bends backward in the middle of a flamingo's leg is not its knee. It is its ankle!
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フラミンゴは、ねむっているときでさえ、よく一本足で立っています。科学者たちは何年もこれを研究してきましたが、まだ一つの決まった答えは出ていません。一つめの考えは、熱に関するものです。フラミンゴはよく冷たい水の中に立っていて、長くて細い足からは体の熱がすぐにげてしまいます。片方の足を羽の中に引き上げれば、にげる熱が少なくなります。ある研究では、寒いときほど、フラミンゴは一本足で立つことが多くなりました。もう一つの考えは、エネルギーの節約に関するものです。2017年、科学者たちは、フラミンゴの体は、きん肉の力をあまり使わなくても、ほとんどひとりでに一本足でバランスがとれることを発見しました。さらに、フラミンゴは2本足より1本足のときのほうが、ふらつきが少ないこともわかりました!ですから、一本足で立つのは、あたたかくて、しかも楽なのかもしれません。ところで、フラミンゴの足のまん中で後ろに曲がっている関節は、ひざではありません。足首なのです!
この質問の英単語
- leg足(あし)
- heat熱
- balanceバランスをとる
- muscleきん肉
- swayゆれる・ふらつく
- joint関節
- ankle足首
超絶解説もっと知りたい人へ
ひざに見えるのは、じつは足首
フラミンゴの長い足のまん中には、人のひざとは反対の、後ろ向きに曲がる関節があります。でも、これはひざではなく足首です。本当のひざは、体に近い羽毛の中にかくれていて、外からはほとんど見えません。つまり、フラミンゴの長い「すね」に見える部分は、人でいえば足の甲の骨がうんと長くのびたもので、フラミンゴはいつもつま先で立っているようなものなのです。ニワトリやハトなど、ほかの鳥も同じつくりをしています。
説① 体温をにがさないため
フラミンゴの足には羽毛がなく、細くて長いので、体の熱がにげやすい部分です。とくに水の中では、空気中より速く熱がうばわれます。片足を羽毛の近くに引き上げれば、水や冷たい空気にふれる足が一本減るため、体からにげる熱を少なくできると考えられます。アメリカの研究者が動物園のフラミンゴを観察したところ、水の中にいるときや気温が低いときほど、一本足で立つ割合が高くなりました。カモやカモメなど、ほかの水辺の鳥も一本足で休むことがよくあり、この説を支える材料になっています。
説② ほとんど力を使わずに立てるから
2017年、アメリカのジョージア工科大学などの研究者が、おもしろい発見をしました。なくなったフラミンゴの体を一本足の姿勢にしてみると、きん肉が働いていないのに、たおれずに立ったままでいられたのです。足の骨と関節の組み合わせが、体重がかかるとカチッと固定されるようになっていると考えられます。さらに、生きたフラミンゴを、体のゆれを測る板の上で調べると、一本足でうとうとしているときのほうがゆれが小さいことがわかりました。人にとっては一本足のほうが大変ですが、フラミンゴにとっては「楽ちんポーズ」なのかもしれません。人なら数分で足がぷるぷるしてきますが、フラミンゴは何時間も平気な顔で一本足のまま休んでいます。
結論は「どちらも」かもしれない
今のところ、熱を守る説と力を節約する説は、どちらか一方が正しいというより、両方がいっしょに働いているのかもしれない、と考える研究者が多いようです。なぜ左右どちらの足で立つかなど、まだわからないこともあります。フラミンゴがすむアフリカの塩分の強い湖などでは、何十万羽もの群れが一本足で休むすがたが見られます。なぞが全部解けるまで、もう少しかかりそうです。
みんなが驚く豆知識
フラミンゴの足のまん中で後ろに曲がる関節は、ひざではなく足首。本当のひざは体に近い羽毛の中にかくれていて、外からはほとんど見えない。フラミンゴはいつも、つま先立ちをしているようなものだ。
アフリカ東部の湖には、小型のコフラミンゴが100万羽以上も集まることがある。湖のふちがピンク色のおびのように見えるほどの大集団で、みんなで同じ方向に歩いて求愛ダンスをすることもある。
英語には、フラミンゴの群れを a flamboyance of flamingos とよぶ、遊び心のある言い方がある。flamboyance は「はなやかさ・はでさ」という意味。ピンクの大群にぴったりの名前だね。

おうちでやってみよう
大人にそばで見てもらい、まわりの物をかたづけてから試そう。すぐに手をつけるじょうぶなかべのそばで、片足立ちをします。まず目を開けて試し、次に片手をかべの近くに置いたまま、目を数秒だけつぶってくらべてみよう。ふらついたら、すぐに両足をついてね。フラミンゴは、ねむりながらでも一本足で立てるんだよ。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






