
どうぶつ ・ 97/300
フクロウはなぜ首がぐるっと回るの?
How do owls turn their heads so far?

フクロウの目は筒のような形で、頭の骨にがっちり固定されていて動かせないんだ。そのかわり、首の骨が人の2倍の14個もあって、首を約270度も回せるんだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
An owl cannot move its eyes. Its eyes are very big, and they are fixed in its head. So the owl turns its whole head to look around. Its neck has fourteen bones. Yours has only seven! That is why an owl can turn its head so far.
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フクロウは目を動かすことができません。フクロウの目はとても大きく、頭の中に固定されています。だから、まわりを見るときは頭ごと回します。フクロウの首には14個の骨があります。あなたの首には7個しかありません!だからフクロウは、首をあんなに大きく回せるのです。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
If you want to look to the side, you can just move your eyes. An owl cannot do that. Its eyes are huge and shaped like tubes, and they are held tightly in place by bones in its skull. Big eyes help owls see at night, but they cannot roll around. So instead of moving its eyes, an owl turns its head. An owl's neck has fourteen bones, twice as many as ours, so it is very flexible. An owl can turn its head about 270 degrees, which is three quarters of a full circle. But why doesn't this hurt the blood vessels in its neck? In a 2013 study, scientists found extra space around some neck arteries, widened areas that may store blood, and connections between blood vessels. They concluded that these features probably help protect the vessels and keep blood reaching the brain while the head turns.
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横を見たいとき、あなたは目を動かすだけで見ることができます。フクロウにはそれができません。フクロウの目はとても大きく、筒のような形をしていて、頭の骨によってしっかり固定されています。大きな目は夜に物を見るのに役立ちますが、ぐるぐる動かすことはできません。そこでフクロウは、目を動かすかわりに頭を回します。フクロウの首には、わたしたちの2倍の14個の骨があるので、とてもやわらかく動きます。フクロウは首を約270度、つまり1回転の4分の3も回すことができます。でも、なぜ首の血管がいたまないのでしょう?2013年の研究で、科学者たちは、首の動脈のまわりに余分なすき間があること、血をためる可能性のある広がった部分があること、血管どうしがつながっていることを確かめました。こうしたつくりが血管を守り、頭を回している間ものうへ血を送るのに役立つと考えられています。
この質問の英単語
- owlフクロウ
- eyes目
- fixed固定された
- turn回す・向ける
- neck首
- skull頭の骨
- blood vessels血管
超絶解説もっと知りたい人へ
目玉が動かせない、ふしぎな目
人の目は丸いボールのような形で、目のまわりのきん肉でくるくる動かせます。ところがフクロウの目は、暗い所で光をたくさん集めるために、前後に長い「筒」のような形に進化しました。あまりに大きいので頭の骨のくぼみにぴったりはまり、さらに骨の輪で囲まれて固定されています。そのため、フクロウは目玉をほとんど動かせません。そのかわり、両目が顔の正面にならんでいるので、えものまでのきょりを正確につかむのが得意です。横や後ろを見たいときは、頭ごと向きを変えるしかないのです。
首の骨は14個、人の2倍
人やキリンを含むほ乳類の首の骨はふつう7個ですが、鳥は種類によって首の骨の数がちがい、フクロウは14個もあります。骨の数が多いほど、1つ1つの関節が少しずつ曲がるだけで、首全体では大きく曲げたりひねったりできます。こうしてフクロウは、首を約270度、つまり1回転の4分の3ほども回せるのです。体は前を向いたまま、背中ごしに真後ろを見るくらいはお手のもの。ただし、よく言われる「360度ぐるりと1回転」はできません。
血管を守る、すごい工夫
人が首を急に強くひねると、首の血管をいためて、とても危ないことがあります。では、なぜフクロウは平気なのでしょう?2013年、アメリカのジョンズ・ホプキンス大学の研究チームが、フクロウの首の血管をCTスキャンなどでくわしく調べました。すると、首の骨の中を通る血管のあなが血管よりずっと広く、血管が動けるすき間があることがわかりました。血管は首の上のほうから骨の中に入るため、首を動かすゆとりもあります。さらに、頭の付け根には血をためる可能性のある広がった部分があり、血管どうしをつなぐ道も見つかりました。こうしたつくりが、首を大きく回すときに血管を守り、のうへ血を送るのに役立つと考えられています。
目だけじゃない、耳と羽のひみつ
フクロウは耳の名人でもあります。メンフクロウの左右の耳のあなは高さがずれていて、音が左右の耳にとどく、ほんのわずかな時間や大きさのちがいから、まっ暗やみでもネズミのいる場所を正確につきとめます。平たいお皿のような顔は、音を集めるパラボラアンテナの役目をしています。さらに、翼の羽のふちがくしのようにギザギザで、飛ぶときの音を小さくするのに役立っています。
みんなが驚く豆知識
メンフクロウの左右の耳のあなは、高さがずれた位置についている。音が左右の耳にとどく時間や大きさのほんのわずかな差から、まっ暗やみでも、かくれたネズミの位置を正確につきとめられる。
フクロウの翼の羽のふちは、くしのようにギザギザで、空気の流れによる音を小さくする。この形は、日本の新幹線(500系)のパンタグラフの音を小さくする工夫にも生かされた。
英語で night owl(夜のフクロウ)は「夜ふかしの人」のこと。反対に、朝早く起きる人は early bird(早起きの鳥)という。フクロウは英語の世界でも夜の生きものの代表なんだね。

おうちでやってみよう
体を動かさずに、首だけでどこまで後ろが見えるか試してみよう。人が首だけで回せるのは左右合わせて160度ほど。フクロウは約270度も回せるよ。首はゆっくり、むりをしないでね。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






