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ネコはどうやって足から着地できるの?
How can cats land on their feet?

耳のおくのセンサーでどっちが下かを感じとり、やわらかい体を前と後ろで順番にひねって、空中で向きを直すからだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
When a cat falls, it turns its body in the air. Inside its ears, it can feel which way is down. First it turns its head. Then it turns the front of its body and then the back. Its body bends very well. So the cat can land on its feet. But falling is still dangerous for cats!
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ネコは落ちるとき、空中で体の向きを変えます。耳の中で、どっちが下かを感じることができるのです。まず、頭を回します。次に体の前の部分を回し、それから後ろの部分を回します。ネコの体はとてもよく曲がります。だから、ネコは足から着地できるのです。でも、落ちることはネコにとってやっぱり危ないのです!
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
Cats have a special skill called the righting reflex. A reflex is something the body does automatically, without thinking. When a cat starts to fall, a balance sensor inside its ears tells it which way is down, and its eyes help too. First, the cat quickly turns its head toward the ground. Next, it twists the front half of its body, and then the back half follows. A cat's backbone is very bendy, so it can twist in the middle like a towel. It also tucks in some legs and stretches out others to help it spin. Finally, it puts its legs down and arches its back to soften the landing. Kittens start to learn this when they are about three or four weeks old. Even so, falls can hurt cats badly, so windows and balconies should be kept safe.
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ネコには、立ち直り反射(はんしゃ)という特別な技があります。反射とは、考えなくても体が自動的にすることです。ネコが落ち始めると、耳の中にあるバランスのセンサーがどっちが下かを教え、目も手助けをします。まず、ネコはすばやく頭を地面のほうへ向けます。次に体の前半分をひねり、それから後ろ半分がついていきます。ネコの背骨はとてもよく曲がるので、タオルのように体のまん中でねじることができるのです。また、何本かの足をちぢめ、ほかの足をのばして、回るのを助けます。最後に足を下に出し、背中を丸めて着地のしょうげきをやわらげます。子ネコは、生まれて3〜4週間くらいでこの技をおぼえ始めます。それでも、落ちるとネコは大けがをすることがあるので、窓やベランダは安全にしておくべきです。
この質問の英単語
- fall落ちる
- land着地する
- twistひねる
- balanceバランス
- backbone背骨
- reflex反射
- kitten子ネコ
超絶解説もっと知りたい人へ
科学者をなやませた「ネコのなぞ」
1894年、フランスの科学者エティエンヌ=ジュール・マレーは、落ちていくネコを連続写真にとりました。写真を見ると、ネコはつかまる物が何もない空中で、くるりと体の向きを変えていました。これに科学者たちはおどろきました。物理学には「空中で回っていない物は、自分の力だけでは全体として回り始めることができない」というきまりがあるからです。これを角運動量保存(かくうんどうりょうほぞん)の法則といいます。ネコはきまりをやぶっているの?と、大きな話題になりました。
ひみつは「体をふたつに分けて回す」
なぞの答えは、ネコが体を前半分と後ろ半分に分けて使っていることでした。まず前足をちぢめて前半分をすばやく回し、そのあいだ後ろ足はのばして、後ろ半分があまり回らないようにします。次に前足をのばし、後ろ足をちぢめて、今度は後ろ半分を回します。フィギュアスケートの選手が、うでをちぢめると速く回り、広げるとゆっくりになるのと同じ原理です。体をねじったり、のばしたりちぢめたりすることで、全体の「回るいきおい」はゼロのまま、向きだけを変えられるのです。ネコは鎖骨(さこつ)がとても小さく、背骨もやわらかいので、このねじりが大の得意です。
耳の中のセンサーと重力
どっちが下かを知らせるのは、耳のおくにある平衡(へいこう)感覚の器官と目です。子ネコは生まれて3〜4週間でこの動きを始め、6〜7週間ほどでじょうずになります。20世紀の中ごろ、アメリカで無重力の実験が行われたとき、重力のなくなった飛行機の中のネコは、どっちが下かわからず、うまく体を立て直せませんでした。ネコの着地の技は、重力があるからこそ使える技なのです。この動きは、うでや足を動かして空中で体の向きを変える方法として、宇宙飛行士やロボットの研究にも参考にされてきました。
「ぜったい安全」ではない
ネコが足から着地できても、けがをしないわけではありません。高い所から落ちると、足やあご、むねを強く打って大けがをすることがあり、動物病院では「ハイライズ症候群(高い建物から落ちたけが)」という名前があるほど多いのです。また、低すぎる所から落ちると、体を回す時間が足りません。ネコが「着地の名人」なのは本当ですが、おうちの窓やベランダはしっかりしめて、ネコを守ってあげましょう。ネコをわざと落としてためすのは、ぜったいにやめてください。
みんなが驚く豆知識
子ネコが空中で体を立て直せるようになるのは、生まれて3〜4週間ごろから。6〜7週間ほどで、もう大人のネコと同じくらいじょうずに向きを変えられるようになります。
英語には A cat has nine lives.(ネコには命が9つある)ということわざがあります。でも、スペインやイタリアでは「ネコの命は7つ」と言います。国によって命の数がちがうのです。
英語の land on your feet は、ネコの着地のイメージから「こまったことがあっても、うまく立ち直る」という意味で使われます。He always lands on his feet. は「彼はいつもなんとかうまくいく」という意味です。

おうちでやってみよう
ぬいぐるみを持って、ネコのように「頭→体の前→体の後ろ」の順でひねる動きをまねしてみよう。自分の体でも、うでをちぢめたりのばしたりしながら、ゆっくりその場でターンしてみると、回りやすさのちがいがわかるよ。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






