
どうぶつ ・ 104/300
オンドリはなぜ朝に鳴くの?
Why do roosters crow in the morning?

オンドリの体の中には「体内時計」があって、朝が近いことを知らせてくれるんだ。そして「ここはぼくの場所だ!」と大声で知らせているんだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
Roosters have a clock inside their bodies. The clock tells them that morning is coming. So they often crow before the sun comes up. Crowing tells other roosters, 'This is my place!' In a group, the top rooster usually crows first. Roosters also crow at other times. In English, their call sounds like cock-a-doodle-doo!
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オンドリは、体の中に時計を持っています。その時計が、朝が来ることを教えてくれます。だから、オンドリは太陽がのぼる前によく鳴きます。鳴き声は、ほかのオンドリに「ここはぼくの場所だぞ!」と伝えます。むれでは、いちばん上のオンドリがたいてい先に鳴きます。オンドリは、ほかの時間にも鳴きます。英語では、その声を cock-a-doodle-doo(コッカドゥードゥルドゥー)と表します!
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
Many people think roosters crow because they see the sunrise. But scientists in Japan found something surprising. They kept roosters in a room with dim light all day and all night, so the birds could not see the sun. The roosters still crowed at about the same time every day, close to every 24 hours. This shows that roosters have a body clock that tells them when morning is near. Crowing is a loud message to other roosters that says, 'This area is mine.' In a group, the top rooster almost always crows first, and the others wait their turn. Roosters can also crow at other times of day, for example when they hear a loud noise or see a bright light. A crow can be very loud, but a rooster's ear can partly close while it crows, which may help protect its hearing.
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多くの人は、オンドリは朝日を見て鳴くのだと思っています。でも、日本の科学者たちはおどろくべきことを発見しました。科学者たちはオンドリを、昼も夜もずっとうす暗い部屋に入れて、太陽が見えないようにしました。それでもオンドリたちは、毎日だいたい同じ時刻、ほぼ24時間ごとに鳴いたのです。このことから、オンドリには朝が近いことを教えてくれる体内時計があることがわかります。鳴き声は、ほかのオンドリに「この場所はぼくのものだ」と伝える大きなメッセージです。グループの中では、いちばん上のオンドリがほとんどいつも最初に鳴き、ほかのオンドリは自分の番を待ちます。オンドリは、たとえば大きな音を聞いたときや明るい光を見たときなど、1日のほかの時間に鳴くこともあります。鳴き声はとても大きいのですが、鳴いている間はオンドリの耳のあなが一部閉じるので、それが耳を守る助けになっているのかもしれません。
この質問の英単語
- roosterオンドリ
- crow(オンドリが)鳴く
- clock時計
- morning朝
- sunrise日の出
- groupグループ・むれ
- hearing聴力・耳の聞こえ
超絶解説もっと知りたい人へ
太陽を見なくても朝がわかる
名古屋大学の新村毅(しんむら・つよし)さんと吉村崇(よしむら・たかし)さんたちは、2013年におもしろい実験の結果を発表しました。オンドリを1日中うす暗い部屋に入れ、外が朝なのか夜なのかわからないようにしたのです。それでもオンドリたちは、毎日ほぼ決まった時刻に鳴き続けました。そのリズムは約23.8時間で、24時間にとても近いものでした。オンドリの体の中には朝が来る時刻を知る「体内時計」があり、明るくなる前から「そろそろ朝だぞ」と鳴いていたのです。
一番に鳴くのはボスの役目
2015年に同じチームが発表した研究では、さらにおどろくことがわかりました。何羽かのオンドリをいっしょに飼うと、毎朝一番に鳴くのは、ほとんどの場合、グループで順位がいちばん上のオンドリでした。ほかのオンドリも、おおむね順位の高い順に鳴きました。いちばん上のオンドリをグループから外すと、次に順位が高いオンドリが最初に鳴くようになりました。なぜ順位の低いオンドリが待つのか、その気持ちまで知ることはできません。しかし、朝の鳴く順番が、むれの中の順位と深く結びついていることはわかります。「コケコッコー」は、なわばりや自分の存在を知らせる大切な合図でもあります。
自分の声で耳がこわれないの?
オンドリの声はとても大きく、ベルギーの研究では、鳴いているオンドリ自身の耳もとで140デシベルをこえる音が測られました。ジェット機のエンジンのすぐ近くにいるような、すさまじい大きさです。それなのに、なぜ自分の耳がこわれないのでしょう。2017年の研究で、オンドリがくちばしを大きく開けると、耳のあなが閉じることがわかりました。メンドリでは少しせまくなるだけでした。どれくらい音をふせげるのかはまだ研究が続いていますが、耳を守る助けになっていると考えられています。
朝だけじゃない、ニワトリの声
オンドリは朝だけでなく、昼間にも鳴きます。大きな音を聞いたり、光を当てられたり、ほかのオンドリの声を聞いたりすると、時間に関係なく鳴くことがあります。ただし、こうした「つられ鳴き」も、朝の時間帯にいちばん起こりやすいことがわかっています。ニワトリの祖先は、東南アジアの森にすむセキショクヤケイという鳥です。野生のヤケイも夜明け前に鳴きます。暗い森の中で、なかまやライバルに自分のいる場所を知らせていたと考えられています。
みんなが驚く豆知識
オンドリの鳴き声は、国によって聞こえ方がちがいます。日本は「コケコッコー」、英語は cock-a-doodle-doo、フランス語は cocorico(ココリコ)、ドイツ語は kikeriki(キケリキ)です。
鳥は、恐竜から生まれたというだけではありません。科学の分け方では、鳥は今も恐竜の一員で、現在まで生きのこった唯一の恐竜のなかまです。つまり、ニワトリも「生きている恐竜」の一種なのです。
英語のオンドリ rooster は、roost(鳥がとまり木で休む)から生まれたことばです。イギリスではオンドリを cock とよぶことも多く、メンドリは hen、ひよこは chick といいます。

おうちでやってみよう
早起きした日に、まどを開けて鳥の声を聞いてみよう。スズメ、カラス、ハトなど、どの鳥が何時ごろに鳴き始めるかを時計を見てメモすると、鳥たちの「体内時計」のひみつが見えてくるかも。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






