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渡り鳥はなぜ遠くへ旅をするの?のイラスト

どうぶつ ・ 105/300

渡り鳥はなぜ遠くへ旅をするの?

Why do birds migrate?

ひとことで言うと

季節によって、食べ物がたくさんあって子育てしやすい場所が変わるから、その場所を行ったり来たりしているんだよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Some birds fly very far every year. In winter, it gets cold, and there is not much food. So the birds fly to warm places. In spring, they fly back to have babies. Birds find the way with the sun and the stars.

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毎年、とても遠くまで飛んでいく鳥がいます。冬になると寒くなって、食べ物があまりなくなります。だから、鳥たちはあたたかい場所へ飛んでいきます。春になると、ひなを育てるためにもどってきます。鳥たちは、太陽や星を使って道を見つけます。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Birds migrate to find food and a good place to raise their babies. In the far north, summer days are long and there are lots of insects and plants, so it is a great place for chicks to grow. But in winter, the land freezes and food becomes hard to find. So many birds fly south in autumn and come back in spring. Swallows come to Japan in spring from warmer countries in Southeast Asia, and swans come to Japan in winter from cold Siberia. Some trips are amazing. The Arctic tern flies between the Arctic and the Antarctic, about 70,000 kilometers a year. How do birds find the way? They use the sun, the stars, and land shapes like rivers and mountains. Many scientists think they can also feel the Earth's magnetism, like having a compass inside their bodies.

日本語の訳を見る

鳥は、食べ物と、ひなを育てるのによい場所を見つけるために渡りをします。ずっと北のほうでは、夏は昼が長く、虫や植物がたくさんあるので、ひなが育つのにぴったりの場所です。でも冬になると、土地はこおりつき、食べ物を見つけにくくなります。そこで、多くの鳥は秋に南へ飛んでいき、春にもどってきます。ツバメは春に、東南アジアのあたたかい国々から日本へやってきます。ハクチョウは冬に、寒いシベリアから日本へやってきます。中にはおどろくような旅もあります。キョクアジサシは北極と南極の間を飛び、その長さは1年で約7万キロメートルにもなります。鳥はどうやって道を見つけるのでしょう? 太陽や星、それに川や山のような地形を使います。多くの科学者は、鳥が地球の磁気も感じられると考えています。まるで体の中に方位磁針を持っているようなものです。

この質問の英単語

  • migrate渡りをする・移動する
  • food食べ物
  • chickひな
  • swallowツバメ
  • swanハクチョウ
  • stars星
  • compass方位磁針

超絶解説もっと知りたい人へ

旅の目的は「ごちそう」と「子育て」

渡り鳥が何千kmも旅をするのは、季節によって食べ物がたくさんある場所が変わるからです。北極に近い地域では、夏になると太陽がほとんどしずまず、植物や虫が一気にふえます。ひなを育てるには最高の場所です。でも冬になると、土や水がこおり、食べ物がとても少なくなります。そこで鳥たちは、季節に合わせて「ごちそうのある場所」を行ったり来たりするのです。日本には、春にツバメが東南アジアなどから子育てにやってきて、秋にはハクチョウやガンがシベリアなどから冬をこしにやってきます。

地球をぐるっと回る大旅行

渡りのチャンピオンは、キョクアジサシという海鳥です。北極の近くで子育てをし、南半球が夏になるころには南極の近くですごします。発信器で追いかけた調査では、1年で平均およそ7万km、地球2周近くも飛んでいました。一生に飛ぶきょりは、地球と月を3往復するほどになると計算されています。休まず飛び続ける記録では、オオソリハシシギが有名です。2022年、生まれて5か月のわかい鳥が、アラスカからオーストラリアのタスマニアまで、約1万3560kmを11日間、一度も地面におりずに飛びきりました。

太陽、星、そして見えない方位磁針

地図を持たない鳥たちは、どうやって道を知るのでしょう。鳥はいくつもの方法を組み合わせていることがわかってきました。昼は太陽の位置、夜は星の並びを手がかりにします。1960年代、アメリカの研究者は渡りをする小鳥をプラネタリウムに入れ、星空の向きを変えると、鳥が向かおうとする方向も変わることを確かめました。さらに多くの鳥は、地球の磁気(地球全体が大きな磁石のようになっていること)を感じられると考えられています。目の中のタンパク質が磁気を感じているという説が有力ですが、くわしい仕組みはまだ研究中です。

首に矢がささったコウノトリ

昔の人は、冬に鳥がいなくなる理由を知りませんでした。古代ギリシャの学者アリストテレスは、ある鳥は冬になると別の種類の鳥に姿を変えると考えました。ヨーロッパでは長い間「ツバメは冬のあいだ、池のどろの中でねむっている」と信じる人もいました。なぞを解く大きな手がかりになったのが、1822年にドイツで見つかった1羽のコウノトリです。首にアフリカの矢がささったまま、ドイツまでもどってきていたのです。これは、鳥がアフリカまで旅をしているという動かぬ証拠になりました。

みんなが驚く豆知識

  1. 渡りの前の鳥は、たくさん食べて体にあぶらをためます。小鳥の中には、出発前に体重が2倍近くになるものもいます。そのあぶらを燃料にして、何日も飛び続けるのです。

  2. ヨーロッパアマツバメは、一度飛び立つと、10か月ものあいだほとんど地面におりずに空を飛び続けることがあると、発信器の調査でわかりました。空中で虫を食べ、空中でねむると考えられています。

  3. 英語には One swallow does not make a summer.(ツバメが1羽来ただけでは夏にはならない)ということわざがあります。「よいことがひとつあっただけで、全部うまくいくと思うのは早い」という意味です。

おうちでやってみよう

春になったら、近所でツバメの巣をさがしてみよう。お店の軒下や駅によくあるよ。親鳥がえさを運んでくる回数を数えたり、ひなが何羽いるか観察したりしてみよう(巣にはさわらず、遠くから静かに見てね)。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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