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ウサギの耳はなぜ長いの?のイラスト

どうぶつ ・ 110/300

ウサギの耳はなぜ長いの?

Why do rabbits have long ears?

ひとことで言うと

長い耳で遠くの小さな音を聞いて、敵に早く気づくため。そして、耳から体の熱をにがして、体を冷やすためでもあるよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Rabbits have long ears. Long ears help them hear very well. They can move each ear in a different direction. So they can hear danger early and run away. Long ears also help rabbits stay cool on hot days. Never pick up a rabbit by its ears!

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ウサギには長い耳があります。長い耳のおかげで、とてもよく音が聞こえます。ウサギは、左右の耳をちがう方向に動かせます。だから、危険に早く気づいてにげることができます。長い耳は、暑い日に体を冷やすのにも役立ちます。ウサギの耳をつかんで持ち上げては、ぜったいにいけません!

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Rabbits have many enemies, such as foxes, hawks, and owls. They are not good fighters, so they need to notice danger early and run away fast. Their long ears work like big cups that catch sounds. A rabbit can turn each ear on its own, so one ear can listen forward while the other listens behind. Rabbits can also hear some high sounds that people cannot hear. Long ears have another important job, too. Rabbits do not sweat much like people do. Instead, their thin ears have many blood vessels, the tiny tubes that carry blood. Warm blood flowing through them gives off heat into the air. That is why hares that live in hot deserts often have very long ears, and hares in the cold Arctic have shorter ones. Ears are delicate, so never pick up a rabbit by its ears.

日本語の訳を見る

ウサギには、キツネやタカ、フクロウなど、たくさんの敵がいます。ウサギはたたかうのが得意ではないので、危険に早く気づいて、すばやくにげる必要があります。ウサギの長い耳は、音を受けとめる大きなカップのようなはたらきをします。ウサギは左右の耳を別々に向けられるので、片方の耳で前の音を聞きながら、もう片方で後ろの音を聞くことができます。また、人には聞こえない高い音も聞くことができます。長い耳には、もうひとつ大切な仕事があります。ウサギは、人のようにはあまり汗をかきません。そのかわり、うすい耳には血管、つまり血液を運ぶ細い管がたくさんあります。そこを流れるあたたかい血液が、熱を空気中ににがすのです。だから、暑い砂漠にすむノウサギは耳がとても長いことが多く、寒い北極のノウサギは耳が短めなのです。耳はとてもデリケートなので、ウサギの耳をつかんで持ち上げてはいけません。

この質問の英単語

  • ears耳
  • hear聞こえる
  • danger危険
  • enemies敵
  • sweat汗をかく
  • blood vessels血管
  • heat熱

超絶解説もっと知りたい人へ

長い耳は「パラボラアンテナ」

ウサギは、キツネやタカ、フクロウなど、たくさんの動物にねらわれます。するどいキバもツメもないウサギにとって、いちばんの武器は「早く気づいて、すばやくにげること」です。長い耳は、大きなパラボラアンテナのように、遠くの小さな音を集めます。しかも左右の耳を別々に動かせるので、片方は前、片方は後ろの音を聞く、ということもできます。ウサギは約4万2000ヘルツの高い音まで聞こえるとされ、2万ヘルツくらいまでしか聞こえない人間には聞こえない音も聞きとれるのです。

耳はウサギの「クーラー」

ウサギの耳には、もうひとつ大切な役目があります。体の熱をにがす「クーラー」です。人は暑いと汗をかいて体を冷やしますが、ウサギは汗をほとんどかきません。そのかわり、うすい耳には細い血管がたくさん通っていて、あたたかい血液が流れるあいだに、熱が空気へにげていきます。暑い日には耳の血管が広がって、たくさんの熱をすて、寒い日には血管を細くして熱をにがさないようにします。耳は、体温を調節するラジエーター(熱をすてる装置)のようなものなのです。

暑い所の耳は長く、寒い所の耳は短い

ウサギやノウサギのなかまをくらべると、おもしろいことがわかります。北アメリカの暑くかわいた土地にすむオグロジャックウサギは、体のわりにとても長い耳を持っています。一方、北極にすむホッキョクウサギの耳は短めです。寒い所で長い耳を持っていたら、大切な熱がどんどんにげてしまうからです。このように、同じなかまでも寒い地方にすむ動物ほど、耳やしっぽなど体の出っぱりが小さくなる傾向を「アレンの法則」といいます。キツネでも、砂漠のフェネックは耳が大きく、北極のホッキョクギツネは耳が小さいのです。

耳はとてもデリケート

ウサギの耳は、大事な血管や神経が集まった、とてもデリケートな場所です。昔の絵やまんがで、ウサギの耳をつかんで持ち上げる場面を見かけることがありますが、これはぜったいにしてはいけません。ウサギがひどくいたがり、けがをすることもあります。だっこするときは、おしりと胸をやさしく支えてあげましょう。また、ロップイヤーのように耳がたれた品種もいます。たれ耳のウサギは耳の病気になりやすいことが研究でわかっているので、お世話のときによく見てあげることが大切です。

みんなが驚く豆知識

  1. ギネス世界記録で、いちばん耳が長いウサギは、イングリッシュ・ロップという品種の「ニッパーズ・ジェロニモ」。左右の耳の先から先までが、なんと79cmもありました(2003年)。

  2. 日本では昔から、ウサギを「1羽、2羽」と鳥と同じように数えることがあります。なぜそう数えるようになったのか、はっきりした理由はわかっておらず、いくつもの説があります。

  3. 英語の rabbit と hare はちがう動物です。rabbit(アナウサギ)の赤ちゃんは毛がなく目も閉じて生まれますが、hare(ノウサギ)の赤ちゃんは毛が生えて目も開いた状態で生まれ、すぐに動けます。

おうちでやってみよう

両手のひらを前に向けて耳のうしろにあて、「大きな耳」を作ってみよう。テレビや時計の音が大きく聞こえるかな?手のひらを後ろに向けると、今度は後ろの音がよく聞こえるよ。ウサギの耳のひみつを体験できるよ。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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