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金魚は本当にすぐ忘れちゃうの?
Do goldfish really forget things quickly?

「金魚の記憶は3秒」はまちがい。実験では、金魚はごはんの時間や色や道順を覚えて、長いあいだ忘れなかったんだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
Some people say goldfish forget things in three seconds. That is not true! Goldfish can learn and remember. They remember the time of their meals. They can remember colors and simple paths for a long time.
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金魚は3秒でものを忘れる、と言う人がいます。それは本当ではありません!金魚は学んで、覚えることができます。ごはんの時間を覚えています。色やかんたんな道順を、長いあいだ覚えていられるのです。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
You may have heard that goldfish have a three-second memory. Scientists have tested this many times, and it is simply not true. In one experiment, goldfish learned to push a small lever to get food. When the lever worked only at one time of day, the fish began to gather near it at that time. In other studies, goldfish learned to tell colors and shapes apart and to find their way through simple mazes. Weeks later, and in some studies even months later, they still remembered. If you feed your goldfish at the same place every day, watch carefully. Soon they may swim to that spot as soon as you come near the tank.
日本語の訳を見る
金魚の記憶は3秒、と聞いたことがあるかもしれません。科学者たちは何度もこれを確かめましたが、まったく本当ではありませんでした。ある実験では、金魚は小さなレバーをおすとえさが出ることを覚えました。レバーが1日のうち決まった時間にしか動かないようにすると、金魚はその時間になるとレバーの近くに集まるようになりました。ほかの研究では、金魚は色や形を見分けたり、かんたんな迷路の道順を見つけたりすることを覚えました。何週間もたってから、研究によっては何か月もたってからでも、ちゃんと覚えていたのです。毎日同じ場所でえさをあげていたら、よく見ていてください。やがて、あなたが水そうに近づいただけで、その場所に泳いでくるようになるかもしれません。
この質問の英単語
- forget忘れる
- remember覚えている
- memory記憶
- experiment実験
- leverレバー
- learn学ぶ・覚える
- tank水そう
超絶解説もっと知りたい人へ
「3秒しか覚えていない」はまちがい
「金魚の記憶は3秒」という話は世界中で知られていますが、だれが言い出したのか、はっきりしません。少なくとも科学の実験から生まれた話ではありません。イギリスの大学の実験では、金魚にレバーをおすとえさが出ることを教えました。次に、レバーが1日1時間だけしか動かないようにすると、金魚はその時間が近づくとレバーのまわりに集まり、ほかの時間にはあまりおさなくなりました。時間まで覚えて、むだな努力をしなくなったのです。金魚は、ごはんのことだけでなく「時間」まで覚えていたことになります。
魚の記憶は長持ち
金魚は、色や形を見分けたり、迷路の道順を覚えたりする実験によく使われてきました。こうした実験では、何週間もたってから確かめても覚えていたという結果がたくさん出ています。金魚ではありませんが、イスラエルでは、音を合図にえさをもらうように育てたタイのなかまを海にはなし、4〜5か月後に同じ音を鳴らすと集まってきた、という研究もあります。魚の脳は小さくても、記憶する力は思ったよりずっと長持ちなのです。
金魚が「車を運転」した!
2022年、イスラエルのベングリオン大学の研究者たちは、金魚のための「車」を作りました。車輪のついた台に水そうをのせ、カメラで金魚の位置と向きを読みとって、金魚が泳いだ方向へ車が進むようにしたのです。すると金魚は、何日かの練習で、部屋の中の目印まで車を「運転」して、ごほうびのえさをもらえるようになりました。水の中の生きものが、陸の上で道を見つけられたのです。
金魚の目は人間よりカラフル?
人間の目には、色を感じる細胞が3種類あります。ところが金魚には4種類あり、人間には見えない紫外線まで見えていると考えられています。金魚は色を見分けるのがとても得意で、実験でも赤や青などの色を覚えさせることができます。金魚がえさをくれる人の服の色まで見ているかどうかは、まだよくわかっていませんが、色の手がかりを覚える力は十分にあるのです。
金魚のふるさとは中国
金魚は、もともと中国にいたフナのなかまから生まれました。1000年以上前、ときどき見つかる赤や金色のフナを人々が大切に育て、長い時間をかけて今のような金魚になったのです。日本には室町時代(約500年前)に伝わったとされ、江戸時代には金魚売りが町を回るほど人気になりました。
みんなが驚く豆知識
金魚やフナのなかまは、冬に氷がはった池で酸素がなくなっても、体の中でアルコールを作り出して、何か月も生きのびられることが2017年の研究でわかりました。
金魚はじょうずに育てると10年以上生きることもあります。ギネス世界記録では、イギリスで飼われていた「ティッシュ」という金魚が、43年も生きたと記録されています。
英語の live in a goldfish bowl(金魚ばちの中でくらす)は、「まわりから丸見えで、プライバシーがない」という意味。ガラスごしに何でも見られてしまう金魚の気持ちになった言い方です。

おうちでやってみよう
いつものえさの時間に、えさをあげる直前だけ、毎回同じ色の紙(たとえば赤)を水そうの横に見せてみよう。1〜2週間続けたら、ある日、紙を先に見せて金魚のようすを観察し、そのあとでいつもの量のえさをあげてね。紙を見ただけで集まってきたら、その色とえさを結びつけて覚えた可能性があります。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






