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ダチョウは本当に砂に頭をかくすの?のイラスト

どうぶつ ・ 289/300

ダチョウは本当に砂に頭をかくすの?

Do ostriches really hide their heads in the sand?

ひとことで言うと

それは昔から伝わるまちがい。ダチョウは危ないとき、首を地面にぴったりつけてふせたり、ものすごい速さで走ってにげたりするんだよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Many people think ostriches hide their heads in the sand. But they do not! When there is danger, an ostrich runs away very fast. Or it lies down flat on the ground. Ostriches also put their heads down to turn their eggs.

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ダチョウは砂に頭をかくす、と思っている人はたくさんいます。でも、そんなことはしません!危ないとき、ダチョウはとても速く走ってにげます。または、地面にぺたんとふせます。ダチョウは、卵をころがすときにも頭を下げるのです。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

There is a famous saying that ostriches bury their heads in the sand when they are scared. It is a myth. An ostrich could not breathe with its head in the sand. No one knows exactly how this idea began. One possible reason is the way ostriches care for their eggs. They dig shallow holes in the ground for their nests. Several times a day, a parent bird puts its head down into the nest to turn the eggs with its beak. From far away, it can look as if its head is in the sand. Also, an ostrich may lie down and stretch its long neck flat on the ground when it wants to hide. Its body can then look like a small hill. But an ostrich will often run from danger. It can run at about 70 kilometers per hour!

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ダチョウはこわいと砂に頭をうめる、という有名な言い伝えがあります。でも、それはまちがいです。頭を砂に入れたら、ダチョウは息ができません。この話がどのように始まったのかは、はっきりわかっていません。考えられる理由の一つは、ダチョウが卵の世話をするようすです。ダチョウは地面に浅いあなをほって巣にします。親鳥は1日に何回か、巣の中に頭を下げて、くちばしで卵をころがします。遠くから見ると、頭が砂の中にあるように見えることがあります。また、かくれたいときには、地面にふせて、長い首を地面にぴったりのばすことがあります。すると、体が小さな丘のように見えることがあります。でも、危ないときには走ってにげることもよくあります。時速70kmほどで走れるのです!

この質問の英単語

  • hideかくす・かくれる
  • sand砂
  • danger危険
  • mythまちがった言い伝え
  • breathe息をする
  • nests巣(nest の複数形)
  • eggs卵

超絶解説もっと知りたい人へ

2000年前から続く「かんちがい」

この話に関係があるかもしれない古い記録は、約2000年前の古代ローマにあります。博物学者のプリニウスは、動物について書いた本の中で、ダチョウは頭と首をしげみに入れると、体全部がかくれたと思う、と書きました。ただし、この記述がどのように今の「砂に頭をうめる」という話につながったのかは、はっきりわかっていません。実際には、ダチョウが頭を砂にうめて身をかくすことはありません。そんなことをしたら息がしにくくなり、敵も見えなくなってしまいます。

頭が砂の中に見える、3つの理由

それでも「頭をうめているように見える」場面はあります。1つめは子育て。ダチョウは地面に浅いあなをほって巣にし、親鳥は1日に何回も頭を巣の中に下げて、くちばしで卵をころがします。卵がまんべんなくあたたまるようにするためです。2つめは食事。ダチョウは地面の草や虫をついばみ、小石まで飲みこみます。小石は胃の中で食べものをすりつぶす「歯」の代わりになるのです。3つめが、次に説明する「ふせる」作戦です。

本当のかくれ方は「ぺたんとふせる」

危険を感じても、すぐにはにげられないとき、ダチョウは地面にすわりこみ、長い首を地面にぴったりつけてのばします。遠くから見ると、体は土の色にとけこみ、小さな丘か、しげみのように見えます。メスは茶色っぽい羽で、昼間に卵をあたためます。オスは黒い羽で、おもに夜に卵をあたためます。どちらも、その時間の景色にまぎれやすい色なのです。うまくかくれた姿を遠くから見た人が、「頭が消えた!砂の中だ!」とかんちがいしたのかもしれません。

鳥なのに、陸上の名ランナー

ダチョウは世界でいちばん大きな鳥で、背の高さは2.5mをこえることもあり、体重は100kg以上になります。空は飛べませんが、そのかわりに走る力はすばらしく、時速70kmほどで走れます。これは自動車が一般道を走るより速いくらいです。1歩で3〜5mも進めることがあります。足の指は、多くの鳥が4本なのに、ダチョウは2本だけです。陸上選手のスパイクのように、走ることに向いた足なのです。キックもとても強力なので、危ないときは頭をかくすのではなく、走るか、けるかして身を守ります。

ダチョウにそっくりな恐竜がいた

大昔の北アメリカには、オルニトミムスという恐竜がいました。名前は「鳥もどき」という意味で、長い首、小さな頭、長くてがっしりした後ろ足を持ち、すがたがダチョウにそっくりでした。ダチョウと同じように、走るのがとても速かったと考えられています。直接の親子ではありませんが、同じように「速く走って身を守る」くらしをすると、体の形がにてくるのです。ダチョウを見ると、恐竜が走り回っていた時代が想像できるかもしれません。

みんなが驚く豆知識

  1. ダチョウの卵は1こで1.3〜1.5kgほどもあり、ニワトリの卵20こ以上の重さです。今生きている鳥の中で、いちばん大きな卵です。

  2. ダチョウの目は直径5cmほどもあり、陸の動物でいちばん大きな目だといわれます。なんと、自分の脳よりも目のほうが大きいのです。遠くの敵を見つけるのが得意です。

  3. 英語の bury one's head in the sand(砂に頭をうめる)は、「いやなことから目をそらして、見ないふりをする」という意味の言い回しです。ダチョウの俗説が、ことばとして残ってしまったのです。

おうちでやってみよう

動物園でダチョウを見たら、足の指を数えてみよう。ほとんどの鳥は4本ですが、ダチョウは2本だけ。ハトやスズメの足とくらべてみると、ちがいがよくわかるよ。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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