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イヌはなぜ舌を出してハアハアするの?
Why do dogs stick out their tongues and pant?

イヌは人のように体じゅうで汗をかけないので、舌や口の中の水分を蒸発させて、体の熱を外へ逃がしているんだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
Dogs get hot, just like us. But dogs cannot sweat much. So they open their mouths and breathe very fast. Air goes over their wet tongues, and this cools them down. Dogs also pant when they are excited or a little worried.
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イヌも、わたしたちと同じように暑くなります。でもイヌは、あまり汗をかけません。だから口を開けて、とても速く息をします。ぬれた舌の上を空気が通ると、体が冷えるのです。イヌは、わくわくしたときや、少し心配なときにもハアハアします。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
When people get hot, we sweat. As the sweat dries on our skin, it carries heat away. Dogs have very few sweat glands, and most of them are on the pads of their paws. That is not enough to cool their whole body. So dogs pant. They breathe in and out very quickly with their mouths open and their tongues out. Air rushes over the wet tongue and the inside of the mouth and nose. As the water dries, it takes heat with it, just like sweat does for us. A resting dog takes about 30 breaths a minute or fewer, but a dog panting hard can take more than 300. Dogs may also pant when they are excited, nervous, or tired from playing.
日本語の訳を見る
人は暑くなると汗をかきます。汗が皮ふの上でかわくとき、熱を運び去ってくれます。イヌには汗を出す所(汗腺)がとても少なく、そのほとんどは足のうらの肉球にあります。それだけでは体全体を冷やすには足りません。そこでイヌはハアハアするのです。口を開けて舌を出し、とても速く息をすったりはいたりします。空気が、ぬれた舌や口と鼻の中をいきおいよく通ります。水分がかわくときに熱もいっしょに持っていくので、わたしたちの汗と同じ働きをするのです。休んでいるイヌの呼吸は1分間に30回くらいかそれより少ないのですが、はげしくハアハアしているイヌは300回以上になることもあります。イヌは、わくわくしたときや、緊張したとき、遊んでつかれたときにもハアハアします。
この質問の英単語
- sweat汗(をかく)
- breathe息をする
- tongues舌(tongue の複数形)
- cools冷やす
- pantハアハアと息をする
- paws(動物の)足
- heat熱
超絶解説もっと知りたい人へ
汗のかわりに口と鼻の水分で冷やす
ぬれた手に息をふきかけるとひんやりしますね。水がかわいて水じょう気になるとき、まわりから熱をうばうからです。夏に道に水をまく「打ち水」も同じしくみです。人は体じゅうの皮ふから汗を出して、このしくみで体を冷やしています。ところがイヌは毛皮におおわれていて、汗を出す所はほとんど肉球だけ。そこで、いつもぬれている舌や口の中に風を送り、水分をどんどんかわかして熱を逃がしているのです。
1分間に300回以上の高速呼吸
はげしくハアハアしているとき、イヌの呼吸は1分間に300回をこえることもあります。でも、一回一回の息は浅く、舌や口、鼻のぬれた所にたくさんの空気を通します。そこで水分がかわくと、熱が外へ逃げます。その一方で、ときどき少し深く息をして、酸素を取りこみ、二酸化炭素を外へ出します。また、体に合ったリズムで呼吸することで、少ない力で速い呼吸を続けられると考えられています。
鼻の中にも「冷やしタンク」
イヌの鼻の中には、水分を出すとくべつな場所があります。暑いときにはここから水分がたくさん出て、ハアハアする空気でかわかされ、体を冷やすのを手伝います。また、体が暑くなると舌に血がたくさん流れこみ、舌が少し大きく、赤っぽく見えることがあります。熱い血を舌の表面に集めて、風でまとめて冷やしているのです。イヌの体は、口と鼻と舌を使った「エアコン」のようなものですね。
気持ちでもハアハアする
イヌがハアハアするのは、暑いときだけではありません。大好きな人が帰ってきてうれしいとき、散歩に行けるとわかってわくわくしているとき、病院や雷の音がこわいときにも、呼吸が速くなることがあります。興奮や不安で体の働きが変わるためですが、理由は一つだけではありません。暑くないのに長くハアハアしているときは、痛みや病気のこともあるので、おとなの人に知らせましょう。
暑さに気をつけてあげよう
このしくみは、空気がしめっているとうまく働きません。水分がかわきにくいからです。また、パグやブルドッグのように鼻の短いイヌは、空気の通り道がせまく、暑さが苦手です。夏の日なたのアスファルトはとても熱くなるので、散歩はすずしい朝や夕方にしましょう。とめた車の中には、春や秋でもイヌだけを残してはいけません。ハアハアが止まらない、よだれが多い、ぐったりする、ふらつくなどのようすがあれば、すずしい所へ移し、冷たすぎない水で体をぬらしながら、おとなの人にすぐ動物病院へ連絡してもらいましょう。
みんなが驚く豆知識
イヌの汗腺はおもに肉球にあります。とても暑い日や緊張したとき、イヌが歩いたあとに、肉球の形をしたぬれた足あとが残ることがあるのはそのためです。
動物の暑さ対策はいろいろ。カンガルーは前足をペロペロなめて、つばがかわくときの力で体を冷やします。ゾウは大きな耳をパタパタさせて、耳を流れる血を冷やしています。
英語の dog days(イヌの日々)は「夏のいちばん暑いころ」という意味。昔のヨーロッパで、おおいぬ座のシリウス(Dog Star)が太陽といっしょにのぼる季節を、そうよんだことから来ています。

おうちでやってみよう
同じ大きさの布を2枚、水でぬらしてしぼろう。1枚には、うちわのように紙で風を送り、もう1枚には風を送らずに待ってみてね。どちらが早くかわくかくらべると、風が水分を蒸発させるようすがわかるよ。イヌのハアハアも、これとにたしくみで体の熱を逃がしています。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






