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鳥はねむっても枝から落ちないのはなぜ?
Why don't sleeping birds fall off branches?

足を曲げると指が自然に枝をにぎる仕組みがあるうえに、鳥はバランスをとる名人だからだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
Many birds sleep on branches. Why don't they fall? When a bird bends its legs, its toes close tight around the branch. The bird also has very good balance. Some birds even sleep on one leg! Others sleep with one eye open.
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たくさんの鳥が、枝の上でねむります。なぜ落ちないのでしょう?鳥が足を曲げると、指が枝のまわりでぎゅっと閉じます。それに、鳥はとてもバランスがよいのです。片足でねむる鳥までいます!片目を開けたままねむる鳥もいます。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
Small birds like sparrows often sleep on branches, and they almost never fall off. For a long time, people explained it like this. Inside a bird's legs are long, strong cords called tendons, which connect the muscles to the toes. When a bird sits down and bends its legs, the tendons are pulled tight, and the toes curl around the branch. Some birds also have tiny bumps on their tendons that work like a lock. However, in one experiment, birds that could not use this system still slept on branches safely. So scientists now think good balance is just as important. Birds have balance sensors in their ears, and some scientists think they have extra ones near the lower back. Many birds also sleep in safe places, like thick bushes or holes in trees, and some sleep with one eye open to watch for danger.
日本語の訳を見る
スズメのような小鳥は、よく枝の上でねむりますが、落ちることはほとんどありません。長いあいだ、人びとはその理由をこう説明してきました。鳥の足の中には、腱(けん)とよばれる、筋肉と指をつなぐ長くてじょうぶなすじがあります。鳥がしゃがんで足を曲げると、腱がぴんと引っぱられ、指が枝のまわりに丸まります。腱に小さなでこぼこがあって、それがロックのようにはたらく鳥もいます。ところが、ある実験では、この仕組みを使えない鳥も、枝の上で安全にねむれたのです。そこで今、科学者たちは、バランスのよさも同じくらい大切だと考えています。鳥は耳の中にバランスのセンサーを持っていて、こしの近くにもべつのセンサーがあると考える科学者もいます。また、多くの鳥はしげみや木のあななど安全な場所でねむり、中には危険を見はるために片目を開けたままねむる鳥もいます。
この質問の英単語
- branch枝
- toes足の指
- balanceバランス
- tendons腱(けん)
- bend曲げる
- experiment実験
- danger危険
超絶解説もっと知りたい人へ
足の中の「自動ロック」
枝にとまる鳥の足の中には、筋肉と指をつなぐ長いすじが通っています。これを腱(けん)といいます。この腱は、足の関節の後ろ側を回って指先までのびているので、鳥がしゃがんで足を曲げると腱がぴんと引っぱられ、指が自然にぎゅっと閉じます。力を入れなくても枝をにぎれる仕組みです。さらにスズメなどの小鳥では、腱の表面に小さなでこぼこがあり、腱を包むさやの内側のでこぼことかみ合って、ロックがかかると考えられています。長いあいだ、これこそが「ねむっても落ちない理由」だと説明されてきました。
実験でわかった意外な事実
ところが2012年、アメリカの研究者がホシムクドリという鳥で調べたところ、意外な結果が出ました。この腱の仕組みを使えなくした鳥も、ふつうの鳥とほとんど同じように、とまり木の上でねむれたのです。つまり「自動ロック」がなくても、鳥は落ちませんでした。研究者たちは、鳥がねむるときに体を低くして、重心(体の重さの中心)を枝の真上にのせ、じょうずにバランスをとっていることがとても大切だと考えています。科学では、長く信じられてきた説明が、実験によって見直されることがあるのです。
バランスの名人たち
鳥は、耳のおくにバランスを感じる器官を持っています。さらに、こしのあたりの背骨の中にも、バランスを感じる特別な仕組みがあるのではないかという説があり、研究が続いています。フラミンゴは、片足で立ったままねむります。2017年の研究では、フラミンゴが片足で立つと、骨と関節の形のおかげで、筋肉をほとんど使わなくても体が安定することがわかりました。片足立ちは、冷たい水に体の熱をうばわれないための工夫だとも考えられています。
片目をあけてねむる鳥
鳥はねむっているあいだも、危険に気をつけています。マガモの研究では、むれのはしでねむる鳥が、外側の目を開けたまま、脳の半分だけをねむらせていることがわかりました。これを半球睡眠(はんきゅうすいみん)といい、脳の右半分と左半分が交代でねむるのです。グンカンドリという海鳥は、何日も海の上を飛び続けながら、空中で少しずつねむることがわかっています。また多くの小鳥は、ねむるときに枝のしげみや木のあななど、敵に見つかりにくい場所を選んでいます。
みんなが驚く豆知識
グンカンドリは、何日も海の上を飛び続けるあいだ、1日に合計40分ほどしかねむらないことが、脳の電気信号をはかる調査でわかりました。陸の上では1日12時間以上ねむるのに、空ではほんのわずかなのです。
鳥の足で、ひざのように見える後ろに曲がる関節は、じつはひざではなく、人でいう「かかと(足首)」です。鳥はいつも、つま先立ちで歩いたり立ったりしているのです。
英語の perch は「(鳥が)とまる」「とまり木」という意味です。人に使うと「高い所にちょこんとすわる」という意味になり、She perched on the edge of the chair.(いすのはしにちょこんとすわった)のように言います。

おうちでやってみよう
自分の手で、鳥の足の仕組みをためしてみよう。手の力をぬいて、手首をゆっくり手の甲の側にそらすと、指が自然に軽く曲がるよ。手首の腱が引っぱられるからなんだ。鳥の足も、これとにた仕組みで枝をにぎっているよ。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






