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ラクダのこぶにはなにが入っているの?のイラスト

どうぶつ ・ 101/300

ラクダのこぶにはなにが入っているの?

What's inside a camel's hump?

ひとことで言うと

こぶの中身は水ではなく、ほとんどが脂肪(あぶら)だよ。食べ物がないときのエネルギーのたくわえなんだ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

A camel has a big hump on its back. Many people think there is water inside. But that is not true! The hump is full of fat. When there is no food, the camel uses the fat for energy. Then the hump gets small and soft.

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ラクダのせなかには、大きなこぶがあります。中に水が入っていると思っている人がたくさんいます。でも、それはほんとうではありません!こぶの中は脂肪(しぼう)でいっぱいです。食べ物がないとき、ラクダはその脂肪をエネルギーとして使います。すると、こぶは小さく、やわらかくなります。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Camels live in hot, dry deserts, where food and water are hard to find. Their humps are not water tanks. Instead, a hump is a big store of fat. A large hump can hold more than 30 kilograms of fat. When a camel cannot find food for many days, its body slowly uses this fat for energy. As the fat is used up, the hump gets smaller and may even flop over to one side. Why keep all the fat in one place? Scientists think that storing fat in a hump may help the rest of the body lose heat more easily. If fat covered the whole body like a thick coat, the camel might get too hot. So where does the water go? A thirsty camel can drink about 100 liters in just ten minutes. The water is stored throughout its body, not in its hump.

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ラクダは、食べ物や水を見つけるのがむずかしい、暑くてかわいた砂漠にすんでいます。ラクダのこぶは、水のタンクではありません。そのかわり、こぶは脂肪の大きなたくわえなのです。大きなこぶには、30キログラムより多い脂肪がたまることもあります。何日も食べ物が見つからないとき、ラクダの体はこの脂肪を少しずつエネルギーとして使います。脂肪を使っていくと、こぶは小さくなり、横にぐにゃっとたおれることもあります。なぜ脂肪を一か所にまとめるのでしょう?科学者は、こぶに脂肪をためると、体のほかの部分から熱をにがしやすくなるのではないかと考えています。脂肪が厚いコートのように体全体をおおっていたら、暑くなりすぎるかもしれません。では、水はどこへ行くのでしょう?のどがかわいたラクダは、たった10分で約100リットルの水を飲むことがあります。水はこぶではなく、体じゅうにたくわえられます。

この質問の英単語

  • humpこぶ
  • fat脂肪(しぼう)
  • desert砂漠(さばく)
  • energyエネルギー
  • storeたくわえ
  • thirstyのどがかわいた
  • heat熱

超絶解説もっと知りたい人へ

こぶは水筒ではなく「おべんとう箱」

昔から「ラクダのこぶには水が入っている」と言われてきましたが、中身はほとんどが脂肪(しぼう)、つまり体のあぶらです。ヒトコブラクダの大きなこぶには、30kgをこえる脂肪がたまることもあります。草の少ない砂漠では、何日も食べ物が見つからないことがあります。そんなとき、ラクダはこのあぶらを少しずつ使ってエネルギーにします。こぶは水筒ではなく、エネルギーをつめた「おべんとう箱」なのです。あぶらを使いきると、こぶはしぼんで、ぐにゃっと横にたおれてしまうこともあります。こぶの形を見れば、そのラクダがしっかり食べているかどうかがわかるのです。

なぜあぶらを一か所に集めるの?

わたしたちの体では、あぶらは皮ふの下に広くついていて、毛布のように体をあたためます。でも、昼の気温が40℃をこえることもある砂漠では、体全体が厚いあぶらでおおわれていると、熱を外へにがしにくくなります。ラクダがあぶらを背中の一か所にまとめているのは、体のほかの場所から熱をにがしやすくするためではないかと考えられています。また、あぶらを体の中で分解すると、少しの水ができます。これを「代謝水」といい、ラクダも利用できます。ただし、こぶに液体の水が入っているわけではなく、この水だけで必要な水を全部まかなえるわけでもありません。

水をむだにしない名人

では、ラクダの水のひみつはどこにあるのでしょう。のどがかわいたラクダは、10分ほどで100リットル近くの水を飲むことがあります。家のお風呂のおゆの半分ほどの量です。ふつうの動物がそんなに急に水を飲むと、血液の中の赤血球(せっけっきゅう)が水を吸ってふくらみ、こわれてしまうことがあります。でもラクダの赤血球はだ円形で、ふくらみにとても強いのです。また、ラクダの体温は昼と夜で6℃ほども上がり下がりします。昼間は体温を上げて、あまり汗をかかずにがまんし、すずしい夜に熱を外へにがします。おしっこはこく、ふんはからからにかわいていて、水をできるだけ体の中にのこしています。

ラクダのふるさとは北の寒い森?

おどろくことに、ラクダのなかまの祖先は、4000万年以上前の北アメリカで生まれました。2013年には、カナダの北極圏にあるエルズミーア島で、約350万年前の大きなラクダの骨の化石が見つかったと発表されました。当時そこは森が広がる場所で、冬は長く寒かったと考えられています。こぶは、えさの少ない冬を乗りこえるための工夫として生まれたのかもしれない、という説もあります。砂漠の動物というイメージのラクダですが、もともとは寒さとたたかっていたのかもしれないのです。

みんなが驚く豆知識

  1. のどがかわいたラクダは、10分ほどで約100リットルもの水を飲むことがあります。2リットルのペットボトルなら約50本分。からからだった体が、あっという間に元気をとりもどします。

  2. こぶのないラクダのなかまもいます。南アメリカのリャマやアルパカです。ふわふわの毛で人気のアルパカも、じつはラクダ科の動物で、ラクダの親せきなのです。

  3. 英語でヒトコブラクダは dromedary(ドロメダリー)といい、ギリシャ語の「走る者」から来たことばです。フタコブラクダは Bactrian camel で、中央アジアの昔の地名バクトリアにちなんでいます。

おうちでやってみよう

動物園や図かんでラクダのこぶを観察しよう。ピンと立った丸いこぶは、あぶらがよくたまっている目安の一つです。でも、見た目だけで健康かどうかは決められません。こぶが1つのヒトコブラクダと、2つのフタコブラクダを見分けられるかな?

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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