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すっぱいものを食べると顔がきゅっとなるのはなぜ?

Why do sour foods make us pucker?

ひとことで言うと

酸を感じると、口はつばを多く出して酸をうすめます。顔がきゅっとなる理由はまだよく分かっていませんが、強いすっぱさへの生まれつきの反応だと考えられています。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Lemons and umeboshi taste very sour. Your tongue feels the sour taste. Your face scrunches up, and your mouth makes lots of spit. The spit helps wash away the acid. Scientists are not sure why your face moves this way.

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レモンや梅干しは、とてもすっぱい味がします。舌がそのすっぱい味を感じます。顔がきゅっとなり、口の中にはつばがたくさん出ます。つばは、酸を洗い流すのを助けます。なぜ顔がこのように動くのかは、科学者にもまだよく分かっていません。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Sour foods, like lemons, vinegar, and umeboshi, contain acids. When acid touches your tongue, special sour-sensing cells notice it and send a strong message to your brain. Your face may scrunch up, your eyes may close, and your lips may pucker. Scientists do not yet know exactly why this face appears. It may be an automatic reaction to a very strong taste. At the same time, your mouth makes lots of saliva. Saliva helps wash away and weaken the acid, which helps protect your teeth. Sourness can sometimes warn us about unripe fruit or spoiled food, but taste alone cannot tell us whether food is safe. Interestingly, just thinking about umeboshi can make your mouth water. Your brain remembers the taste, so your body gets ready before you even take a bite!

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レモンやおす、梅干しのようなすっぱい食べものには、酸が入っています。酸が舌にふれると、すっぱさを感じる特別な細胞がそれに気づき、脳に強い合図を送ります。顔がきゅっとなったり、目が閉じたり、くちびるがすぼまったりします。なぜこのような顔になるのかは、科学者にもまだ正確には分かっていません。とても強い味に対して、自動的に起こる反応なのかもしれません。同時に、口の中にはつばがたくさん出ます。つばは酸を洗い流して弱め、歯を守るのを助けます。すっぱさが、まだじゅくしていない果物や、くさった食べものを知らせることもあります。ただし、味だけで食べものが安全かどうかを決めることはできません。おもしろいことに、梅干しのことを考えるだけで、つばが出ることもあります。脳が味をおぼえているので、ひと口食べる前から体が準備をするのです!

この質問の英単語

  • sourすっぱい
  • lemonsレモン
  • acids酸
  • spitつば
  • salivaだ液、つば
  • pucker(くちびるを)すぼめる
  • ripeじゅくした

超絶解説もっと知りたい人へ

すっぱさの正体は「小さな小さなつぶ」

レモンのクエン酸や、おすの酢酸のような「酸」は、水にとけると水素イオンという、目に見えないほど小さなつぶを出します。すっぱさとは、この水素イオンを舌が感じとった味なのです。2018年ごろ、すっぱさを感じる細胞で、水素イオンを通す小さな通り道(オトペトリン1というたんぱく質)が見つかり、すっぱさのしくみのなぞが大きく解けました。レモンのしるは、「酸性」の強さを表す数字(pH)でおよそ2。かなり強い酸性です。おすも2〜3くらいで、梅干しにはクエン酸がたっぷり。ちなみに、ビタミンCの正式な名前は「アスコルビン酸」で、これも酸のなかまです。

生まれつきの「すっぱい顔」

生まれたばかりの赤ちゃんの口に、ほんの少しすっぱい味をつけると、くちびるをすぼめて顔をしかめることが、研究で観察されています。あまい味ならほっとした顔に、苦い味なら口をあけて舌を出すような顔になります。つまり、すっぱい顔は練習しておぼえたのではなく、生まれつきそなわった反応なのです。くさったものやじゅくしていない実を、うっかりたくさん食べないための「体の安全そうち」だと考えられています。

つばは「口の消防隊」

すっぱいものを食べると、つばがジュワッと出てきます。つばには酸を弱める成分がふくまれていて、酸で歯がとけるのを防ぎ、口の中をもとの状態にもどしてくれます。おとなは1日に1〜1.5リットルものつばを出しているといわれます。さらにおもしろいのは、梅干しを思いうかべるだけでつばが出ること。これは、ロシアの科学者パブロフが研究した「条件反射」のなかまで、脳が過去の体験をおぼえていて、体に準備をさせているのです。

すっぱいもの好きの子どもたち

アメリカの研究では、5〜9さいの子どもの約3分の1が、おとなが顔をしかめるほど強いすっぱさを好むという結果が出ました。ただし、なぜ子どもにこの好みが多いのかは、まだよく分かっていません。多くの動物は自分の体でビタミンCを作れますが、人間や多くのサルのなかま、モルモットなどは作れないので、食べものからとる必要があります。レモンなど、ビタミンCが多いすっぱい果物もありますが、すっぱさの強さだけではビタミンCの量は分かりません。すっぱい味を好むことが、昔の子どもたちの役に立ったという考えもありますが、まだ確かめられていない説です。

みんなが驚く豆知識

  1. おとなが1日に出すつばは、1〜1.5リットルほどといわれます。大きなペットボトル1本分近くを、毎日知らないうちにつくって、飲みこんでいるのです。

  2. 西アフリカ原産の「ミラクルフルーツ」という赤い実を食べてからレモンをかじると、なんとあまく感じます。実にふくまれるミラクリンというたんぱく質が、酸があるとあまさのセンサーをはたらかせるからです。

  3. 英語の sour grapes(すっぱいブドウ)は「負けおしみ」という意味です。高い所のブドウに手がとどかなかったキツネが「どうせすっぱいさ」と言ったという、イソップ物語から生まれた言い回しです。

おうちでやってみよう

目をつぶって、まっ黄色のレモンを思いうかべてみよう。そのレモンを半分に切って、切り口にかぶりつくところを、できるだけはっきり想像して…。口の中はどうなったかな?本物を食べなくても、脳の記憶だけでつばが出てくるよ。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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