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切ったリンゴはなぜ茶色くなるの?のイラスト

食べもの ・ 175/300

切ったリンゴはなぜ茶色くなるの?

Why do cut apples turn brown?

ひとことで言うと

切ると細胞がこわれて、リンゴの中のポリフェノールという成分と酵素が出会い、空気中の酸素とむすびついて、茶色い物質ができるからだよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

When you cut an apple, you break its tiny cells. Things inside the apple meet the air. This makes the apple turn brown. The color change does not make it bad to eat. Salt water or lemon juice can help it stay white longer.

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リンゴを切ると、小さな細胞がこわれます。リンゴの中にあるものが空気と出会うと、リンゴは茶色くなります。この色の変化だけで、食べられなくなるわけではありません。塩水やレモン汁を使うと、より長く白いままにしておけます。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Apples contain natural substances called polyphenols, and also an enzyme, a kind of helper that speeds up changes. In a whole apple, the polyphenols and the enzyme are kept in different parts of each cell, so nothing happens. But when you cut or bite an apple, the cells break open. The polyphenols, the enzyme, and oxygen from the air all meet, and they quickly make new brown substances. Brown apples may look less tasty, but they are still safe to eat. To keep them looking fresh, you can dip the slices in salt water or lemon juice. Salt slows the enzyme down, and the vitamin C in lemon juice stops the brown color from forming. Bananas, potatoes, and avocados turn brown for the same reason.

日本語の訳を見る

リンゴには、ポリフェノールという自然の物質と、酵素がふくまれています。酵素とは、変化を速める手伝い役のようなものです。丸ごとのリンゴでは、ポリフェノールと酵素は、それぞれの細胞の別々の場所にしまわれているので、何も起こりません。でも、リンゴを切ったりかじったりすると、細胞がこわれて開きます。ポリフェノールと酵素と空気中の酸素がいっしょに出会い、すぐに新しい茶色の物質を作るのです。茶色いリンゴはおいしくなさそうに見えるかもしれませんが、安全に食べられます。新しく見えるようにしておくには、切ったリンゴを塩水やレモン汁につけるとよいでしょう。塩は酵素のはたらきをおそくし、レモン汁のビタミンCは、茶色の色ができるのをふせぎます。バナナやジャガイモ、アボカドが茶色くなるのも、同じ理由です。

この質問の英単語

  • cells細胞
  • enzyme酵素
  • oxygen酸素
  • brown茶色
  • safe安全な
  • salt water塩水
  • substances物質

超絶解説もっと知りたい人へ

茶色の正体は『くっつき合った分子』

リンゴには、ポリフェノールという成分がたくさんふくまれています。ふだん、ポリフェノールは細胞の中の『液胞』という水ぶくろにしまわれ、それを変化させる酵素(ポリフェノールオキシダーゼといいます)は別の場所にいます。切ったりかじったりして細胞がこわれると、二つが出会い、さらに空気中の酸素が加わります。すると酵素のはたらきでポリフェノールが変化し、それどうしがつぎつぎにつながって、大きな茶色い物質になるのです。人のはだの日焼けの色のもとになる物質と、よくにた仲間だと考えられています。

なぜ、わざわざ茶色くなるの?

このしくみは、リンゴにとって身を守る役目があると考えられています。虫にかじられたり、皮にきずがついたりすると、その場所がすぐに変化して、ばいきんがふえにくくなったり、虫がきらう味になったりするのです。わたしたちが見る『茶色くなる』は、リンゴの体の中で起きている、きず口の手当てのようなものなのかもしれません。ただし、くわしい役わりについては、今も研究が続いています。

白いままにするには

茶色くなるのをふせぐには、三つの方法があります。一つめは、酵素のはたらきを弱めること。うすい塩水(水200ミリリットルに塩ひとつまみくらい)につけると、酵素がはたらきにくくなります。二つめは、変化を元にもどすこと。レモン汁にふくまれるビタミンCは、ポリフェノールが変化した物質を元にもどすので、茶色い物質ができにくくなります。三つめは、酸素をしゃだんすること。切り口をラップでぴったりおおったり、水につけたりすると、酸素がふれにくくなります。冷やして酵素の動きをにぶくするのも効果があります。

わざと茶色くする食べ物もある

同じしくみを、あえて利用している食べ物もあります。じつは緑茶と紅茶は、同じチャノキの葉から作られます。緑茶は、つみとった葉をすぐに蒸したりいったりして、熱で酵素のはたらきを止めます。紅茶は、葉をもんで細胞をこわし、酵素にしっかり働いてもらうことで、あの赤茶色と香りが生まれるのです。バナナの皮が黒くなったり、ゴボウやジャガイモの切り口の色が変わったりするのも、なかまのしくみです。日本では、切っても茶色くなりにくいリンゴの品種も育てられています。

みんなが驚く豆知識

  1. 緑茶と紅茶は、同じチャノキの葉から作られます。熱で酵素を止めれば緑茶、葉をもんで酵素を働かせれば紅茶。切ったリンゴが茶色くなるのと同じしくみです。

  2. アメリカでは、茶色くなる酵素の遺伝子のはたらきをおさえた『切っても茶色くなりにくいリンゴ』が作られ、2015年に販売が認められました。

  3. 英語の An apple a day keeps the doctor away(1日1このリンゴで医者いらず)は、1866年にイギリスのウェールズで記録された言い回しがもとだといわれます。

おうちでやってみよう

おうちの人にリンゴを切ってもらい、①何もしない、②うすい塩水につける、③レモン汁をぬる、の3つを用意しよう。30分ごとに色の変わり方をくらべてみてね。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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