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とうがらしはなぜからいの?
Why are chili peppers spicy?

とうがらしの『カプサイシン』という成分が、熱を感じるセンサーのスイッチを入れて、脳に『熱い!いたい!』とかんちがいさせるからだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
Chili peppers have a special thing inside called capsaicin. It tricks your mouth. Your mouth thinks it is burning hot! But the pepper is not really hot. Birds do not feel capsaicin like people and mice do.
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とうがらしの中には、カプサイシンというとくべつなものが入っています。それは口をだまします。口は、燃えるように熱いと思ってしまうのです!でも、とうがらしは本当は熱くありません。鳥は、人やネズミのようにはカプサイシンを感じません。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
Your mouth has tiny sensors that warn you about danger, like food that is too hot. Chili peppers contain a substance called capsaicin. When capsaicin touches your mouth, it switches on the same sensors that react to heat. So your brain thinks, 'My mouth is on fire!' even though the pepper isn't hot at all. In English, people say spicy food is 'hot,' and that's a good word for it! Why do chili peppers do this? Scientists think it protects them. Animals like mice chew up the seeds, but birds swallow them whole and drop them far away. And amazingly, birds are much less sensitive to capsaicin than mammals are. So the spice keeps mice away but still lets birds spread the seeds. Most of the capsaicin is in the white part inside the pepper, not in the skin.
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口の中には、熱すぎる食べ物のような危険を知らせる、小さなセンサーがあります。とうがらしには、カプサイシンという物質がふくまれています。カプサイシンが口にふれると、熱に反応するのと同じセンサーのスイッチが入ります。それで脳は、とうがらしはちっとも熱くないのに、『口が燃えている!』と思ってしまうのです。英語では、からい食べ物を『hot(熱い)』と言いますが、まさにぴったりのことばですね!とうがらしは、なぜこんなことをするのでしょう?科学者たちは、身を守るためだと考えています。ネズミのような動物はたねをかみくだいてしまいますが、鳥はたねを丸のみして、遠くで落とします。そしておどろいたことに、鳥は人やネズミなどのほ乳類より、カプサイシンをずっと感じにくいのです。だから、からさはネズミを遠ざけながら、鳥にはたねを広げてもらえるのです。カプサイシンのほとんどは、皮ではなく、とうがらしの中の白い部分にあります。
この質問の英単語
- sensorsセンサー
- heat熱
- brain脳
- spicyからい
- seedsたね
- birds鳥
- protects守る
超絶解説もっと知りたい人へ
からさは『味』ではなく『いたみ』
あまい、しょっぱい、すっぱい、苦い、うま味。舌で感じる基本の味はこの五つで、じつは『からい』は入っていません。からさは、熱さやいたみを感じる神経で受け取る感覚なのです。わたしたちの体には、約43℃以上の熱を感じると脳に『熱い!』と知らせるセンサーがあります。とうがらしのカプサイシンは、このセンサーにぴったりくっついてスイッチを入れてしまいます。だから、冷たいとうがらしを食べても、口が燃えるように感じるのです。アメリカのデビッド・ジュリアスは、カプサイシンを手がかりにこのセンサーを見つけ、2021年にノーベル生理学・医学賞を受けました。
鳥はからさをほとんど感じない
鳥の熱センサーは、つくりが少しちがうため、カプサイシンにほとんど反応しません。アメリカの研究では、野生のとうがらしの実を、ネズミのなかまは食べないのに、鳥はよろこんで食べることが確かめられています。ネズミはたねをかみくだいてしまいますが、鳥はたねを丸のみにして、ふんといっしょに遠くへ運んでくれます。からさは、たねをこわす動物だけを追いはらい、運んでくれる動物には食べてもらう、かしこい作戦だと考えられているのです。さらにカプサイシンには、実をくさらせるカビから身を守る役目もあるという研究もあります。
からさをはかる『スコヴィル値』
1912年、アメリカの薬剤師ウィルバー・スコヴィルは、とうがらしからアルコールで取り出した成分をさとう水でうすめていき、何倍にうすめたらからさを感じなくなるかで、からさをはかる方法を考えました。これがスコヴィル値です。ピーマンは0、ハラペーニョは数千ほど。2023年にギネス世界記録になった『ペッパーX』は、約269万スコヴィルとされています。今では、機械でカプサイシンなどのからみ成分の量をはかって、数字を出しています。
からさをしずめるには
からいものを食べて水を飲んでも、あまり楽になりません。カプサイシンは水にとけにくく、油にとけやすい性質があるからです。牛乳やヨーグルトのほうが、ふくまれる脂肪やたんぱく質がカプサイシンを包んで、からさをやわらげてくれます。また、とうがらしをさわった手で目をこすると、とてもいたくなるので注意しましょう。
みんなが驚く豆知識
英語では、とうがらしを chili pepper、コショウを black pepper とよびます。でも、とうがらしはナス科、コショウはコショウ科で、植物としては遠いなかまです。同じ pepper でも、まったく別の植物なのです。
2023年にギネス世界記録になった『ペッパーX』のからさは、約269万スコヴィル。ピーマンは0、ハラペーニョは数千ほどなので、けたちがいのからさです。
とうがらしは中南米生まれ。16世紀ごろ日本に伝わったといわれ、『唐(外国)から来たからし』という意味で唐辛子という名前がつきました。

おうちでやってみよう
スーパーで、ピーマン、ししとう、パプリカ、とうがらしを見くらべてみよう。じつはどれも同じとうがらしのなかま。形や色、大きさのちがいを観察してね。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






