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塩を入れるとなぜおいしくなるの?
Why does salt make food taste better?

塩は、体に必要な「しょっぱい」味を感じさせるだけでなく、苦みをおさえたり、あまさやうま味を引き立てたりして、ほかの味をはっきりさせてくれるからだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
A little salt makes food taste better. Your body needs salt, so your tongue likes it. Salt also hides bitter tastes. It can make sweet and umami tastes stronger. But too much salt is not good. Just a pinch is enough!
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少しの塩で、食べものはもっとおいしくなります。体には塩が必要なので、舌は塩が好きなのです。塩は、にがい味をかくしてもくれます。あまい味やうま味を、もっと強くすることもできます。でも、塩が多すぎるのはよくありません。ひとつまみでじゅうぶんです!
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
Salt is a special taste because your body needs sodium, which is part of salt. Sodium helps your nerves send messages and your muscles move. Over many generations, humans evolved to enjoy some salty taste. But salt does more than make food salty. A little salt can reduce bitter tastes, so some vegetables taste milder. It can also make other tastes stand out. That is why some people put a pinch of salt on watermelon, and why sweet bean soup often contains a little salt. Salt also pulls water out of food. In fermented pickles, it changes the texture and helps useful microbes grow while slowing many harmful ones. These microbes can make new flavors. But be careful. Too much salt can raise blood pressure and harm your heart and blood vessels. The right amount depends on the food, and a small amount is often enough.
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塩は特別な味です。体には、塩の一部であるナトリウムが必要だからです。ナトリウムは、神経が合図を送ったり、筋肉が動いたりするのを助けます。長い世代をかけて、人間は少しの塩味をおいしく感じるように進化しました。でも塩は、食べものをしょっぱくするだけではありません。少しの塩はにが味を弱めるので、野菜によっては味がやさしくなります。また、ほかの味を目立たせます。スイカに塩をひとつまみふる人がいたり、おしるこに少し塩を入れたりするのは、そのためです。塩には、食べものから水を引き出すはたらきもあります。発こうさせるつけものでは、歯ごたえを変え、役に立つ小さな生きものが育ちやすく、害のあるものが育ちにくいようにします。その小さな生きものが、新しい味を作ることもあります。でも気をつけて。塩をとりすぎると血圧が上がり、心臓や血管に負担がかかることがあります。ちょうどよい量は料理によってちがい、少しで足りることも多いのです。
この質問の英単語
- salt塩
- tongue舌
- bitterにがい
- pinchひとつまみ
- nerves神経
- muscles筋肉
- flavor味、風味
超絶解説もっと知りたい人へ
「しょっぱい」は、体に必要なもののしるし
塩の主な成分は「塩化ナトリウム」。このうちナトリウムは、神経が電気の信号を送ったり、筋肉が動いたり、体の水分の量を調節したりするのに、なくてはならないものです。でも体の中で作ることはできず、あせなどで外へ出ていってしまいます。だから動物は、塩をおいしいと感じるように進化してきました。草を食べる動物が、岩の塩をなめに集まることもあります。おもしろいことに、舌は、うすい塩は「おいしい」、こすぎる塩は「いやだ」と、別のしくみで感じ分けていることが研究でわかってきています。
塩は「味のプロデューサー」
塩には、ほかの味を引き立てる力があります。苦みをおさえるはたらきがあるので、グレープフルーツや、苦みのある野菜に塩を少しふると、食べやすくなります。また、スイカに塩、おしるこに塩のように、ちがう味を少し足すと、もとの味が強く感じられることがあり、これを「対比効果」といいます。さらに、だしのうま味は、塩が少し入ることでぐっとはっきりします。塩を入れないみそ汁やおすましを想像すると、なんだかぼんやりした味になりそうですね。
塩が歴史を動かした
冷蔵庫のない時代、塩は食べものを長もちさせる大切な道具でした。魚や肉、野菜を塩づけにすると、塩が水分を引き出して、ばいきんがふえにくくなるからです。古代ローマには「塩の道」という意味のサラリア街道があり、塩を運ぶ大事な道でした。日本でも、海から山の村へ塩を運ぶ「塩の道」が各地にありました。戦国時代、上杉謙信が、塩が手に入らずこまっていた武田信玄に塩を送った、という話も有名です。
おいしいけれど、とりすぎに注意
日本人は、1日に平均10グラムくらいの塩をとっています。国のめやすでは、おとなの男性は7.5グラム未満、女性は6.5グラム未満、世界保健機関(WHO)は5グラム未満をすすめていて、多くの人はとりすぎです。塩は小さじ1ぱいで約6グラム。ラーメン1ぱいには、スープまで全部飲むと6グラム前後の塩がふくまれていることもあります。塩をとりすぎると、血管に負担がかかります。だしのうま味やレモンのすっぱさ、こしょうなどの香りを上手に使うと、塩が少なくてもおいしく感じられます。
みんなが驚く豆知識
海水にとけている塩を全部とり出して、地球の陸地に同じ厚さで広げると、厚さ150メートル以上(40階建てのビルくらい)になるという計算があります。海は、とてつもない量の塩をかかえているのです。
南アメリカのボリビアにあるウユニ塩原は、広さが約1万平方キロメートルもある世界最大級の塩の平原です。雨の季節には、うすくはった水が鏡になって、空と地面の区別がつかない絶景が見られます。
英語の salary(給料)は、ラテン語の salarium から来ていて、sal(塩)と関係があるとされます。「ローマの兵士の給料は塩だった」という話がよく知られていますが、たしかな証拠はないそうです。

おうちでやってみよう
ミニトマトを2こ用意して、1こはそのまま、もう1こは塩をほんの少しだけつけて食べくらべてみよう。あまさやトマトの味は、どちらが強く感じるかな?塩はほんのちょっとでOK。少しの塩がほかの味を引き立てるのを体験してみよう。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






