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ポップコーンはなぜはじけるの?のイラスト

食べもの ・ 173/300

ポップコーンはなぜはじけるの?

Why does popcorn pop?

ひとことで言うと

トウモロコシのつぶの中の水が熱で水蒸気になり、かたい皮の中で圧力がどんどん高まって、約180℃で皮がやぶれ、中のデンプンがふわっとふくらむからだよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

A popcorn kernel has a hard shell. Inside, there is a little water. When it gets very hot, the water turns into steam. The steam pushes and pushes. Pop! The shell breaks, and the soft inside puffs out.

日本語の訳を見る

ポップコーンのつぶには、かたい皮があります。中には、少しだけ水が入っています。とても熱くなると、水は水蒸気に変わります。水蒸気は、ぐいぐいおします。ポン!皮がやぶれて、やわらかい中身がふくらんで飛び出します。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Each popcorn kernel is a seed with a hard, strong shell. Inside, there is soft starch and a little bit of water, about 14 percent. When you heat the kernel, the water turns into steam. Steam needs much more space than water, but the strong shell holds it in, so the pressure grows higher and higher. At about 180 degrees Celsius, the shell can't hold it anymore, and it bursts. The hot, soft starch suddenly puffs out and cools into a white, fluffy foam. Scientists filmed popping with a high-speed camera. They found that the popping sound comes from the steam escaping. They also saw a part of the starch push on the pan like a leg, so the kernel jumps! Only special popcorn corn pops well, because its shell is extra strong.

日本語の訳を見る

ポップコーンのつぶは、どれもかたくてじょうぶな皮をもったたねです。中には、やわらかいデンプンと、少しの水(約14パーセント)が入っています。つぶを熱すると、水は水蒸気に変わります。水蒸気は水よりずっと広い場所が必要ですが、じょうぶな皮がとじこめているので、圧力がどんどん高くなります。約180℃になると、皮はもうたえられなくなって、はじけます。熱くてやわらかいデンプンが一気にふくらんで飛び出し、冷えて白いふわふわのあわになります。科学者たちは、はじける様子を高速カメラで撮影しました。すると、ポンという音は、水蒸気がにげ出す音だとわかりました。また、デンプンの一部が足のようになべをおすので、つぶがジャンプすることも見つけました!よくはじけるのは、とくべつなポップコーン用のトウモロコシだけです。皮がとくにじょうぶだからです。

この質問の英単語

  • kernel(トウモロコシの)つぶ
  • shell皮・から
  • steam水蒸気
  • pressure圧力
  • starchデンプン
  • burstsはじける・やぶれる

超絶解説もっと知りたい人へ

かたい皮は小さな『圧力なべ』

ポップコーンのつぶの中には、デンプンと、重さの約14パーセントの水がとじこめられています。熱すると水の一部が水蒸気になり、広がろうとします。ふつうの穀物では水蒸気がにげやすいのですが、ポップコーン用のトウモロコシ(爆裂種といいます)の皮は、とてもかたく、水蒸気を通しにくくなっています。にげ場をなくした水蒸気によって、つぶの中の圧力はどんどん高まり、約9気圧に達するといわれます。そして温度が約180℃になったころ、皮がたえきれずにバリッとやぶれるのです。

ふわふわの正体は、ふくらんで固まったデンプン

皮がやぶれると、中の圧力が一気に下がります。このとき、熱でとろとろになっていたデンプンの中の水蒸気が、いっせいにふくらみます。デンプンはあわのようにふくれ上がり、空気にふれてすぐに冷えて固まります。こうして、白くて軽い、スポンジのようなポップコーンができあがります。ふくらんだあとの体積は、もとのつぶの数十倍。小さなカップ1ぱいのつぶが、大きなボウルいっぱいになるのはこのためです。かむとサクッとこわれるのは、中が小さなあなだらけだからです。

『ポン!』の音とジャンプのひみつ

2015年、フランスの研究者たちが、1秒に何千こまも撮れる高速カメラで、はじける様子を観察しました。すると、皮がやぶれたあと、ふくらんだデンプンの一部が足のようにのびてなべをけり、つぶが体操選手のように回転しながらジャンプしていることがわかりました。また、ポンという音は、皮がわれる音ではなく、中の水蒸気が一気にふき出すときの音だと考えられています。目にもとまらない、ほんの一しゅんのできごとなのです。

はじけ残りが出るのはなぜ?

なべの底に、はじけなかったつぶが残ることがありますね。原因の一つは水分です。古くなって水分がぬけたつぶは、水蒸気が足りなくて圧力が上がりません。もう一つは皮のきず。皮に小さなひびがあると、そこから水蒸気がにげてしまいます。ポップコーンのつぶは、乾燥させすぎないように、ふたのできる入れ物で保存するのがコツです。また、ポップコーン用のトウモロコシは、ふだん食べるスイートコーンとは種類がちがいます。スイートコーンのつぶを乾かして熱しても、ほとんどはじけません。

みんなが驚く豆知識

  1. 南米ペルーの遺跡からは、いまから約6700〜3000年前のトウモロコシが見つかり、ポップコーンとしても食べられていたと考えられています。

  2. 英語の pop は『ポン!』という音を表すことば。炭酸飲料を pop とよぶ地域があるのも、もとはせんをぬくときのポンという音から来たといわれます。

  3. ポップコーンは、はじけると体積が数十倍にもふくらみます。小さなカップ1ぱいのつぶが、大きなボウルいっぱいになるのはそのためです。

おうちでやってみよう

おうちの人が作ったポップコーンがよく冷めてから、はじけたものと、なべに残ったはじけていないつぶを取り出してくらべてみよう。熱いなべにはさわらないでね。皮はどこでやぶれているかな?虫めがねで、白いふわふわの部分も観察してね。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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