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植物 ・ 171/300

植物も感じたりするの?

Can plants feel things?

ひとことで言うと

植物には脳も神経もないので、人のように『いたい』と感じている証拠はないよ。でも、光・さわられること・虫にかじられることなどを、ちゃんと感じとって反応しているんだ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Plants have no brain and no nerves. Scientists do not think they feel pain like us. But plants can sense many things. They know where the light is. They know when they are touched. Some plants even know when a bug is eating them!

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植物には脳も神経もありません。科学者は、植物がわたしたちのようにいたみを感じるとは考えていません。でも、植物はたくさんのことを感じとれます。光がどこにあるかがわかります。さわられたことがわかります。虫に食べられていることがわかる植物までいるのです!

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Plants don't have a brain or nerves, so scientists don't think they feel pain or sadness the way we do. But plants can sense the world around them in amazing ways. They can tell where light comes from, which way is down, and how warm it is. Some can sense touch. The Venus flytrap closes its trap when an insect touches its tiny hairs twice in a short time. It even seems to count! When a caterpillar bites a leaf, plants send warning signals through their bodies, a little like electrical messages, and start making bitter chemicals to protect themselves. In one study, researchers played back the tiny vibrations that chewing caterpillars make in leaves. The plants then made more of those chemicals. So, do plants feel? They sense, and they answer. But what it is like to be a plant, nobody knows yet.

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植物には脳も神経もないので、科学者は、植物がわたしたちと同じようにいたみや悲しみを感じるとは考えていません。でも植物は、まわりの世界をおどろくような方法で感じとっています。光がどこから来るか、どちらが下か、どのくらい暖かいかがわかります。さわられたことを感じとる植物もあります。ハエトリソウは、虫が小さな毛に短い時間で2回ふれると、わなを閉じます。数をかぞえているようにさえ見えるのです!イモムシが葉をかじると、植物は体の中に、電気のメッセージに少し似た危険の信号を送り、身を守るための苦い物質を作りはじめます。ある研究では、イモムシが葉をかむときに起こる細かなふるえを録音し、ほかの植物の葉に伝えました。すると、その植物は苦い物質をより多く作りました。では、植物は感じるのでしょうか?植物は感じとり、そして反応しています。でも、植物であるとはどんな感じなのかは、まだだれにもわかりません。

この質問の英単語

  • brain脳
  • nerves神経
  • sense感じとる
  • touchedさわられた
  • insect昆虫・虫
  • signals信号
  • chemicals化学物質

超絶解説もっと知りたい人へ

脳がなくても、体じゅうがセンサー

植物は、動物のように目や耳や鼻をもっていません。それでも、光の向きや色、重力の向き、温度、水分、風、そしてさわられたことまで、体じゅうのセンサーで感じとっています。たとえば、くきを毎日なでたり、風にゆらされたりした植物は、背が低く、がっしり育つことが知られています。キュウリなどのつる植物の巻きひげは、何かにふれると、数分のうちにくるりと巻きつきはじめます。冬に麦の芽をふむ日本の『麦ふみ』も、ふまれた刺激で麦がじょうぶに育つことを利用した、昔からの知恵です。

数をかぞえるハエトリソウ

虫をつかまえるハエトリソウのわなの内側には、小さな感覚毛が生えています。1回ふれただけでは閉じません。ゴミや雨つぶかもしれないからです。20〜30秒ほどのうちに2回目にふれると、わなはパタンと閉じます。2016年のドイツの研究では、さらにふれる回数がふえて合計5回ほどになると、虫をとかす消化液を作りはじめることがわかりました。生きのいい虫ほどあばれて毛にふれるので、むだなくごちそうを見分けられるのです。わなが閉じるのにかかる時間は1秒もありません。植物の中でもトップクラスのすばやい動きです。

かじられると、光って知らせる

2018年、埼玉大学などの研究チームは、カルシウムに反応して光るしかけを組みこんだ植物を使い、イモムシに葉をかじられた様子を観察しました。すると、かじられた所から、光の波が1秒に約1ミリの速さで、ほかの葉へと広がっていきました。この信号を受けた葉は、虫がきらう物質を作って守りをかためます。2023年には、水が足りなくなったトマトなどが、人には聞こえない超音波の『プチッ』という音を出していることもわかりました。ただし、それをほかの生き物が聞き取って利用しているかは、まだわかっていません。

『植物に話しかけるとよく育つ』は本当?

1970年代、『植物は人の心を読みとる』『音楽を聞かせると喜ぶ』といった話が本や雑誌で広まりました。しかし、その多くは、ほかの科学者がやり直しても同じ結果が出ず、科学的には確かめられていません。植物が人のように喜んだりいたがったりしている証拠も、今のところありません。それでも、植物が想像以上にまわりを感じとっているのは確かです。『感じる』とは何なのか。植物の研究は、その問いをわたしたちに投げかけているのです。

みんなが驚く豆知識

  1. オジギソウは、さわると数秒で葉をとじてお辞儀します。葉のつけねのふくらんだ部分から水が急に出ていき、ささえる力がなくなることで動くのです。

  2. 2023年、水不足のトマトやタバコが、人には聞こえない超音波の「プチッ」という音を出すことがわかりました。実験では、植物から約10センチ離したマイクで録音しました。水不足の植物は1時間に何十回も音を出すことがあり、元気な植物よりずっと多かったそうです。

  3. オジギソウは英語で sensitive plant(敏感な植物)。学名 Mimosa pudica の pudica は、ラテン語で『はずかしがりや』という意味のことばから来ています。

おうちでやってみよう

オジギソウがあれば、葉の先を指で軽くさわり、何秒で閉じるか、何分で元にもどるかを時計で計ってみよう。さわる強さや場所を変えると、どうなるかな?

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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