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葉っぱはなぜ緑色なの?のイラスト

植物 ・ 152/300

葉っぱはなぜ緑色なの?

Why are leaves green?

ひとことで言うと

葉っぱの中の「葉緑素」が、日光の中の赤や青の光を使い、緑の光をあまり使わずにはね返すから、わたしたちの目には緑に見えるんだよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Leaves make food for the plant. They use sunlight to do it. Inside leaves, there is a green thing called chlorophyll. It takes in red and blue light. But it does not use much green light. The green light bounces back to our eyes. So leaves look green!

日本語の訳を見る

葉っぱは、植物のために食べ物を作ります。そのために日光を使います。葉っぱの中には、葉緑素(クロロフィル)という緑色のものがあります。それは赤と青の光をとり入れます。でも、緑の光はあまり使いません。緑の光は、はね返ってわたしたちの目に届きます。だから葉っぱは緑に見えるのです!

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Sunlight looks white, but it is really a mix of many colors, like the colors of a rainbow. Leaves are like tiny kitchens. They use the energy in sunlight to make sugar from water and carbon dioxide in the air. This is called photosynthesis. To catch sunlight, leaves have a special material called chlorophyll. Chlorophyll is very good at taking in red light and blue light, but it takes in less green light. Much of the green light passes through the leaf or bounces off it, and some of it reaches our eyes. That is why leaves look green. Why don't plants use the green light too, and look black? Scientists are still studying this. One idea is that using only some colors helps plants get a steady amount of energy without getting too much.

日本語の訳を見る

日光は白く見えますが、本当はにじの色のように、たくさんの色がまざったものです。葉っぱは小さな台所のようなものです。日光のエネルギーを使って、水と空気中の二酸化炭素から糖を作ります。これを光合成といいます。日光をつかまえるために、葉っぱは葉緑素(クロロフィル)という特別な物質をもっています。葉緑素は赤い光と青い光をとり入れるのがとても得意ですが、緑の光はあまりとり入れません。緑の光の多くは葉っぱを通りぬけたり、はね返ったりして、その一部がわたしたちの目に届きます。だから葉っぱは緑に見えるのです。なぜ植物は緑の光も使って、黒く見えるようにならないのでしょう?科学者はまだ研究しています。ある考えでは、一部の色だけを使うことで、エネルギーをとりすぎずに安定した量を得られるのだそうです。

この質問の英単語

  • leaves葉っぱ(leaf の複数形)
  • sunlight日光
  • chlorophyll葉緑素、クロロフィル
  • photosynthesis光合成
  • sugar糖
  • light光
  • energyエネルギー

超絶解説もっと知りたい人へ

太陽の光は色のミックス

白く見える太陽の光は、じつは赤・だいだい・黄・緑・青・あい・むらさきなど、たくさんの色の光がまざったものです。1666年ごろ、イギリスのニュートンはプリズムで日光をにじの色に分け、それをもう一度集めると白にもどることを確かめました。ものに色がついて見えるのは、そのものが一部の色の光を吸いこみ、残りの色の光をはね返しているからです。トマトが赤いのは赤い光をはね返し、ほかの色を吸いこんでいるからなのです。

犯人は「葉緑素」

葉っぱの細胞の中には、「葉緑体(ようりょくたい)」という小さなつぶがたくさんあります。葉の表面1平方ミリメートル(1ミリ四方の小さな正方形)に、数十万個も入っているといわれます。その中にある緑の色素が「葉緑素(クロロフィル)」です。葉緑素は、青むらさきの光と赤い光をよく吸いこみ、そのエネルギーで、水と二酸化炭素から糖を作ります。これが光合成です。緑の光は吸いこみにくいので、葉っぱの中で散らばったり、はね返されたり、通りぬけたりして、わたしたちの目には緑に見えるのです。

緑の光をすてているわけじゃない

「緑の光は全部むだにしている」と思われがちですが、じつはそうではありません。葉っぱの中に入った緑の光は、細胞の中で何度もはね返るうちに、少しずつ吸収されて光合成に使われます。特に、葉っぱの奥のほうや、上の葉のかげになった下の葉では、赤や青の光が先に使われてしまうので、緑の光が大切なエネルギー源になります。葉っぱは、緑の光も上手に「あとから使う」くらいのしくみをもっているのです。

なぜ黒い葉っぱにならないの?

すべての光を吸いこむ黒い葉なら、もっとエネルギーをとれそうです。なぜそうならないのかは、科学者の間でも長い間なぞでした。2020年に発表された研究では、日光の強さはいつもゆらゆら変わるので、決まった色だけを吸いこむほうが、エネルギーの入り方が安定して、とりすぎで葉がいたむのを防げるという考えが示されました。ただし、これで全部が説明できたわけではなく、研究は今も続いています。

葉緑素と血は親せき?

おどろくことに、葉緑素と、わたしたちの血を赤くしているヘモグロビンの一部(ヘム)は、よくにたつくりをもっています。どちらも、小さな輪がつながった大きな輪をもち、その中心に金属があります。葉緑素の中心はマグネシウムで、ヘムの中心は鉄です。ただし、ちがいは中心の金属だけではありません。輪の細かい形や、葉緑素に長い「しっぽ」があることなど、ほかにもちがいがあります。光をつかまえる色素と酸素を運ぶしくみには、遠い親せきのような共通点があるのです。

みんなが驚く豆知識

  1. 葉緑素と、わたしたちの血の赤い色に関係するヘムは、どちらも大きな輪の中心に金属をもつ、よくにたつくりです。葉緑素の中心はマグネシウム、ヘムの中心は鉄ですが、輪の細かい形などにも違いがあります。

  2. 葉っぱの表面1平方ミリメートルには、光合成をする葉緑体が数十万個も入っているといわれます。小さな工場が、びっしりならんでいるのです。

  3. 英語の green は、grow(育つ)や grass(草)と同じ古い言葉のもとから来たと考えられています。「育つものの色」が、緑という言葉のはじまりなのです。

おうちでやってみよう

明るい昼間に、葉っぱを1まい空や明るい窓のほうへかざして見てみよう。太陽は、葉っぱごしでも直接見ないでね。すけた光も緑色に見えるかな?次に、白い紙の上に葉っぱを置いて、上から見た色とくらべてみよう。光が通りぬけたり、はね返ったりしていることがわかるよ。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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