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ヒマワリは本当に太陽のほうを向くの?のイラスト

植物 ・ 157/300

ヒマワリは本当に太陽のほうを向くの?

Do sunflowers really follow the sun?

ひとことで言うと

太陽を追いかけるのは、つぼみのころまでの若いヒマワリだけ。花が開いて大人になると、ほとんど東を向いたまま動かなくなるんだよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Young sunflowers follow the sun. In the morning, they face east. In the evening, they face west. At night, they turn back to the east. But most grown-up sunflowers stop following the sun. Most of their big flower heads face east all day. The morning sun warms them, and bees come to visit!

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若いヒマワリは、太陽を追いかけます。朝は東を向きます。夕方は西を向きます。夜になると、また東へもどります。でも、大人になったヒマワリのほとんどは、太陽を追いかけなくなります。大きな花のほとんどは、一日じゅう東を向いています。朝の太陽が花をあたためて、ハチがやってくるのです!

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Many people think sunflowers turn to follow the sun all their lives. That is only half true. Young sunflower plants do follow the sun. In the morning, the top of the plant faces east. During the day, the side of the stem facing east grows a little faster, so the plant slowly bends toward the west. At night, the other side grows more, and the plant turns back east, ready for sunrise. The plant has a kind of inside clock that helps it do this. But when the flowers open, the stem stops growing, and most flowers stay facing east. Scientists found that east-facing flowers warm up quickly in the morning sun. Bees like warm flowers, so these flowers get many more visits than flowers turned to the west.

日本語の訳を見る

ヒマワリは一生ずっと太陽を追いかけて向きを変える、と思っている人がたくさんいます。それは半分だけ本当です。若いヒマワリは、たしかに太陽を追いかけます。朝、くきのてっぺんは東を向いています。昼の間、くきの東側が少し速くのびるので、ヒマワリはゆっくり西へかたむきます。夜は反対側がもっとのびて、ヒマワリは日の出にそなえて東へもどります。ヒマワリには、これを助ける体の中の時計のようなものがあります。でも花が開くと、くきはのびるのをやめ、ほとんどの花は東を向いたままになります。科学者は、東を向いた花は朝日ですばやくあたたまることを発見しました。ハチはあたたかい花が好きなので、こうした花は、西を向いた花よりずっと多くハチがおとずれるのです。

この質問の英単語

  • sunflowersヒマワリ(sunflower の複数形)
  • follow追いかける、ついていく
  • east東
  • west西
  • stemくき
  • clock時計
  • warmあたためる、あたたかい

超絶解説もっと知りたい人へ

「ずっと太陽を追う」は半分まちがい

「向日葵(ひまわり)」という漢字は「日に向かう葵(あおい)」と書き、英語でも sunflower(太陽の花)です。そのため、花がいつも太陽を追いかけて回っていると思われがちですが、それは半分まちがいです。太陽を追いかけるのは、つぼみがつくころまでの若いヒマワリだけ。花が開ききった大人のヒマワリは、ほとんどが東を向いたまま動きません。夏に満開のヒマワリ畑を見に行くと、たくさんの花が同じ方向を向いているのは、そのためです。

くきの「片側のび」で首をふる

若いヒマワリは、どうやって向きを変えるのでしょう。じつは、くきの東側と西側で、のびる速さを変えているのです。昼の間はくきの東側がよくのびるので、てっぺんは少しずつ西へかたむきます。夜になると今度は西側がよくのびて、てっぺんは東へもどり、夜明け前には東を向いて朝日を待ちます。筋肉のないヒマワリが、成長のしかたを左右で変えることで、ゆっくり首をふっているのです。

体の中に時計がある

2016年、アメリカのカリフォルニア大学デービス校などの研究チームが、ヒマワリのこの動きをくわしく調べ、科学雑誌『サイエンス』に発表しました。ヒマワリを部屋の中に入れ、明かりを真上から一定にあてても、しばらくは毎日同じリズムで首ふりを続けました。ヒマワリは、太陽を見て動くだけでなく、体の中にある約24時間の時計(体内時計)でも動きのリズムを作っていたのです。

東向きはハチに大人気

大人になったヒマワリが東を向くのには、ちゃんと理由がありそうです。研究チームが花の向きを西に変える実験をしたところ、東向きの花は朝日を浴びてすぐにあたたまり、ハチなどの虫が、西向きの花の約5倍もやってきたと報告されています。虫は朝、あたたかい花を好むと考えられています。ずっと太陽を追わないことが、たねをたくさん残すためのかしこい作戦だったのです。

ヒマワリの花は花のかたまり

ヒマワリの大きな花は、じつは1つの花ではありません。まわりの黄色い花びらのように見えるもの1つ1つと、真ん中のつぶつぶの1つ1つが、それぞれ小さな花なのです。大きなヒマワリでは、その数は1000〜2000個にもなります。真ん中の小さな花(のちのたね)は、右回りと左回りのうずまき模様にならんでいて、そのうずの数は34と55、55と89のように、「フィボナッチ数」という特別な数のならびになっていることが多いのです。

みんなが驚く豆知識

  1. 東を向いたヒマワリは朝日ですぐにあたたまります。ある実験では、西向きにした花の約5倍もの虫がやってきたと報告されています。虫も朝はあたたかい花が好きなのです。

  2. ヒマワリの大きな花は、1000〜2000個もの小さな花の集まりです。真ん中のたねのうずまきの数は、34と55のような「フィボナッチ数」になることが多いのです。

  3. ヒマワリの学名 Helianthus は、ギリシャ語の helios(太陽)と anthos(花)を合わせたもの。英語の sunflower も日本語の向日葵も、みんな太陽にちなんだ名前です。

おうちでやってみよう

ヒマワリのたねを鉢にまいて、若いころの向きを観察しよう。朝・昼・夕方に、くきのてっぺんがどちらを向いているか、方位じしゃくといっしょに記録すると、首ふりのようすがわかるよ。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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