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木の年輪はなぜできるの?
Why do trees have rings?

季節のある場所の多くの木は、皮のすぐ内側に新しい木の部分を重ねて太っていくんだ。春ごろにできる色のうすい部分と、そのあとにできる色のこい部分が組になり、ふつう1年に1つの年輪ができるんだよ。木や気候によっては、はっきりできないこともあるよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
Many trees in places with seasons grow thicker each year. In spring and early summer, new wood is often light. Later, new wood is darker. Together, the light and dark wood usually make one ring for one year. Count the rings, and you can estimate the tree's age. Some trees do not make clear yearly rings.
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季節のある場所の多くの木は、毎年太くなります。春から初夏にできる新しい木の部分は、色がうすいことが多いです。そのあとにできる部分は、色がこくなります。うすい部分とこい部分が組になり、ふつう1年に1つの輪ができます。輪を数えると、木の年れいをだいたい知ることができます。ただし、毎年の輪がはっきりできない木もあります。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
A tree does not only grow taller. Many trees also grow wider each year. Just under the bark is a thin layer of growing cells. This layer adds new wood on the inside. In spring and early summer, many trees grow quickly and make large cells with thin walls. This wood often looks light. Later, growth slows, and the new cells are smaller with thicker walls. This wood often looks dark. During the cold or dry season, growth may stop. When fast growth begins again, a clear line can appear. A light band and a dark band usually form one annual ring. Ring width depends on the tree's species, age, weather, and surroundings, so wide rings do not always mean a good year.
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木は高くなるだけではありません。多くの木は、毎年太くもなります。木の皮のすぐ下には、育つ細胞のうすい層があります。この層は、内側に新しい木の部分を作ります。春から初夏には、多くの木が速く育ち、かべのうすい大きな細胞を作ります。この部分は、色がうすく見えることが多いです。そのあと成長がゆっくりになると、新しい細胞は小さくなり、かべが厚くなります。この部分は、色がこく見えることが多いです。寒い季節や雨の少ない季節には、成長が止まることがあります。ふたたび速く育ち始めると、はっきりした線が現れることがあります。うすい帯とこい帯は、ふつう1年分の年輪を作ります。年輪のはばは、木の種類、年れい、天気、まわりの環境で変わるので、広い年輪がいつもよい年を表すとはかぎりません。
この質問の英単語
- rings輪(ring の複数形)、年輪
- bark木の皮
- wood木材、木の部分
- layer層
- cells細胞
- widerより太い、より広い
- age年れい
超絶解説もっと知りたい人へ
木が太るのは皮のすぐ内側
木の幹は、外側に新しい部分を重ねることで太っていきます。新しい細胞を作っているのは、皮のすぐ内側にある「形成層(けいせいそう)」という、うすい細胞の層です。形成層は毎年、内側に新しい木の部分(木部)を、外側に新しい師部や皮を作ります。古い木部は新しい木部の内側に残り、やがて木を支える丈夫な柱になります。つまり、形成層のすぐ内側にある木部がいちばん新しく、中心に近い木部ほど古いのです。
春の木と秋の木で色がちがう
春から初夏は、水も日光もたっぷりで、木は芽や葉をのばすためにたくさんの水を運ばなければなりません。そこで形成層は、水を通しやすい、大きくてかべのうすい細胞を作ります。この部分を「早材(そうざい)」といい、色がうすく見えます。夏の終わりから秋は成長がゆっくりになり、小さくてかべの厚い、かたい細胞が作られます。これが「晩材(ばんざい)」で、色がこく見えます。冬に成長が止まり、春にまたうすい色の細胞が始まるので、その境目がくっきりした線になるのです。
年輪は木の日記帳
年輪のはばは、その年の育ち方を知る手がかりになります。ある地域や木の種類では、雨が多く育ちやすい年に年輪が広くなり、日照りや寒さのきびしい年にせまくなることがあります。ただし、木の種類や年れい、日当たり、まわりの木との競争、病気や虫などにも左右されるため、1本の年輪だけで天気を決めることはできません。20世紀のはじめ、アメリカの天文学者ダグラスは、太陽の活動と気候の関係を調べるために年輪の研究を始めました。そして、たくさんの木の年輪のはばをくらべ、過去の気候や、古い建物の木が切られた年を調べる「年輪年代学」を発展させました。日本でも、遺跡から出た木材の年輪を調べ、木が切られた年を1年単位で決められる場合があります。
「年輪で方角がわかる」は本当?
「切り株の年輪のはばが広いほうが南」という話を聞いたことがあるかもしれません。でもこれは、あてにならない俗説です。年輪のかたよりは、日当たりだけでなく、斜面のかたむき、風の向き、まわりの木との場所のとり合い、枝のつき方などで決まるからです。実際には、北側の年輪のほうが広い切り株もたくさんあります。山で迷ったとき、年輪で方角を決めるのはやめましょう。
年輪のない木もある
1年じゅう暑くて雨の量もあまり変わらない熱帯の森では、木が1年じゅう同じように成長するため、はっきりした年輪ができない木もたくさんあります。年輪は、季節がある場所の木が書く「1年の区切り」なのです。また、季節のある場所でも、夏に大きな日照りがあると、1年に2本の輪ができる「にせの年輪」ができることがあり、研究者は何本もの木をくらべて、注意深く年代を決めています。
みんなが驚く豆知識
アメリカ・カリフォルニア州の山にあるブリッスルコーンパインの「メトシェラ」は、年輪の調査で樹齢4800年以上とされています。エジプトのピラミッドができたころから生きている計算です。
「切り株の年輪のはばが広いほうが南」というのは俗説。年輪のかたよりは、斜面や風、まわりの木などでも決まるので、方角を知る目じるしにはなりません。
年輪を調べる学問を英語で dendrochronology(デンドロクロノロジー)といいます。ギリシャ語の dendron(木)と chronos(時)を合わせた言葉です。ドイツのおかしバウムクーヘンは「木のケーキ」という意味です。

おうちでやってみよう
公園の切り株や、ホームセンターで売っている丸太の輪切りを見つけたら、年輪を数えてみよう。はばの広い年とせまい年があるかな?ドイツのおかし、バウムクーヘンの輪とくらべてみるのも楽しいよ。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






