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たねはどうして芽を出すの?のイラスト

植物 ・ 158/300

たねはどうして芽を出すの?

How do seeds sprout?

ひとことで言うと

たねの中には赤ちゃんの植物とお弁当が入っていて、水・ちょうどよい温度・空気がそろうと目をさまし、お弁当の栄養を使って根と芽をのばすんだよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

A seed is like a tiny box. Inside, there is a baby plant and food for it. A seed can rest for a long time. When it has water, air, and the right temperature, it wakes up. First, a little root comes out. Then a green shoot starts to grow.

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たねは、小さな箱のようなものです。中には、植物の赤ちゃんと、そのための食べ物があります。たねは長い間、休むことができます。水と空気があり、温度がちょうどよいと、目をさまします。はじめに、小さな根が出てきます。それから、緑の芽がのび始めます。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

A seed may look like a tiny stone, but it is alive. Inside its coat, there is a baby plant and a store of food. Most seeds need three basic things before they can start growing: water, the right temperature, and oxygen. First, the seed takes in water and swells. Enzymes inside the seed break down its stored food, giving the baby plant energy. This beginning of growth is called germination. The first part to come out is usually a tiny root. It normally grows downward because the plant can sense gravity. Then a shoot grows upward and toward the light, and the first leaves open. Once the leaves can use light to make sugar, the young plant no longer depends on the food stored in the seed.

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たねは小さな石のように見えるかもしれませんが、生きています。皮の中には、植物の赤ちゃんと、たくわえられた食べ物があります。ほとんどのたねが育ち始めるには、水・ちょうどよい温度・酸素という3つの基本的なものが必要です。まず、たねは水を吸ってふくらみます。たねの中の酵素が、たくわえられた食べ物を分解し、植物の赤ちゃんが使うエネルギーを生み出します。このように成長が始まることを発芽といいます。最初に出てくるのは、ふつう小さな根です。植物は重力を感じるので、根はたいてい下へのびます。それから芽が上や光のほうへのび、最初の葉が開きます。葉が光を使って糖を作れるようになると、若い植物は、たねにたくわえられた食べ物にたよらなくなります。

この質問の英単語

  • seedたね
  • sprout芽を出す
  • root根
  • shoot芽、新しいくき
  • swellsふくらむ
  • germination発芽
  • gravity重力

超絶解説もっと知りたい人へ

たねは「お弁当つきの赤ちゃん」

たねを半分にわってみると、中には将来、根やくきや葉になる「胚(はい)」という植物の赤ちゃんと、その赤ちゃんが育つための栄養がつまっています。インゲンマメやアサガオでは、栄養は「子葉(しよう)」という最初の葉にたくわえられ、イネやトウモロコシでは「胚乳(はいにゅう)」という部分にたくわえられています。わたしたちが食べるお米やパンの小麦粉も、じつはこの赤ちゃん用のお弁当の部分なのです。

目ざまし時計は「水・温度・空気」

たねが芽を出すには、ふつう水と、ちょうどよい温度と、空気(酸素)の3つが必要です。かわいたたねは、ほとんど活動を止めた「ねむり」の状態です。水を吸うとたねはふくらみ、中で植物ホルモンが働き出して、でんぷんを糖に変える酵素(こうそ:体の中の化学変化を助けるもの)が作られます。その糖をエネルギーにして、赤ちゃんが成長を始めるのです。レタスのように光が当たると芽を出しやすいたねや、反対に暗いほうが芽を出しやすいたねもあります。

根はなぜ下へ、芽はなぜ上へ?

多くのたねでは、最初の根は重力を感じて下へ、芽は重力や光を手がかりに上へのびます。根の先には、重さで細胞の下のほうにしずむ小さなつぶがあり、植物はそのつぶがしずむ方向から「下はこっち」と知ることができます。これを「重力屈性(じゅうりょくくっせい)」といいます。宇宙ステーションにも地球の重力は働いていますが、ステーションも中の物もいっしょに落ち続けているため、重さをほとんど感じない「微小重力」の状態になります。そこで育てた植物の根は、重力による決まった上下がなく、光や水分などにも反応しながら、さまざまな方向へのびます。

2000年ねむっていたハスのたね

1951年、千葉県の遺跡の地下から、植物学者の大賀一郎博士たちがハスのたねを3つ発見しました。約2000年前のものと考えられるそのたねの1つが芽を出し、翌年、きれいなピンクの花をさかせました。この「大賀ハス」は今も日本各地で育てられています。また2005年には、イスラエルの遺跡で見つかった約2000年前のナツメヤシのたねも芽を出しました。たねは、条件がそろうまで、おどろくほど長くねむり続けることができるのです。

わざとねむる「休眠」

水や温度がそろっていても、すぐには芽を出さないたねもあります。これを「休眠(きゅうみん)」といいます。たとえば寒い地域の植物の中には、秋に落ちたたねが、あたたかい日にすぐ芽を出すと、そのあとの冬の寒さでかれてしまうものがあります。そこで、冬の寒さを経験してから休眠がやぶれ、春に芽を出すたねがあります。ほかにも、かたい皮がこわれることや、光、山火事の熱やけむりなどが合図になるたねもあります。休眠をやぶる合図は植物によってちがい、育ちやすい時期に芽を出す助けになっています。

みんなが驚く豆知識

  1. 千葉県で見つかった約2000年前のハスのたねは、1951年に芽を出し、翌年に花をさかせました。「大賀ハス」とよばれ、今も各地の池で毎年夏に花をさかせています。

  2. 世界一大きなたねは、インド洋のセーシェル諸島に生えるヤシの一種「オオミヤシ」。たね1つの重さが10キロをこえることもあります。

  3. 2005年に芽を出した約2000年前のナツメヤシのたねは、「メトシェラ」と名づけられました。聖書で969歳まで生きたとされる、最も長生きの人物の名前です。

おうちでやってみよう

コップに水でぬらした脱脂綿をしき、インゲンマメやカイワレダイコンのたねを置いてみよう。毎日少しずつ水をたして観察すると、根と芽が出る順番がわかるよ。コップを横にすると、根の向きはどうなるかな?

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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