前日にやること:新しいことより「確認」
前日は、新しい問題集を始めたり、知らない単語を大量に覚えたりする日ではありません。これまでやってきたことを確認して、自信を持って本番に臨む日です。
前日の勉強メニュー(1〜2時間程度)
- 言い換えノートや単語帳の、これまでに印をつけた単語の見直し
- 公式問題集のPart 2を1セット、軽く解いて耳を慣らす
- Part 5で間違えた問題の解き直し(10〜15問)
- 時間配分の目安を紙に書いて確認
前日にやらない方がいいこと
- 夜遅くまでの詰め込み
- 模試を通しで解いて、点数に一喜一憂する
- まったく新しい教材に手を出す
ポイント:前日の目標は「明日の自分を最高の状態にすること」。勉強量を増やすより、睡眠時間を確保することを優先しましょう。
前日のうちに済ませておく準備
当日の朝に慌てないよう、準備は前日のうちに済ませておきましょう。
持ち物の確認
必要な持ち物や注意事項は、受験回や受験形式によって変わることがあります。必ずIIBCから届く案内や公式サイトの受験案内で確認してください。一般的には、次のようなものを準備することが多いです。
- 受験票(写真の貼付などが必要かどうかも案内で確認)
- 本人確認書類
- 筆記用具(鉛筆・消しゴムなど、使えるものは案内で確認)
- 腕時計(持ち込めるものの条件を確認)
会場と移動の確認
- 会場の場所と、最寄り駅からの道順
- 受付時間と、自宅を出る時刻
- 電車の遅れなどに備えて、余裕を持った出発時刻
その他
- 当日着る服を決めておく(会場の温度に合わせて調節しやすい服がおすすめ)
- 軽食や飲み物を用意しておく
当日の朝の過ごし方
起きる時間
試験の開始時刻から逆算して、頭がしっかり働く状態で試験に臨めるよう、余裕を持って起きましょう。前日の夜に早く寝ておくことが大切です。
朝ごはん
いつも食べている朝ごはんを、いつもどおり食べるのがおすすめです。特別なものを食べるより、体に慣れたものの方が安心です。
英語に耳を慣らす
朝の時間や移動中に、これまで使ってきた公式問題集のリスニング音声を聞いて、耳を英語に慣らしましょう。すでに何度も聞いた音声なら、内容がわかっているので、無理なく英語モードに切り替えられます。
移動中にできること
- Part 2の音声を聞いて、質問のタイプを判断する練習
- 単語帳の見直し(新しい単語ではなく、印をつけた単語だけ)
ポイント:当日の朝は「新しいことを覚える時間」ではなく「エンジンをかける時間」です。
会場に着いてから試験開始まで
会場に着いたら、試験開始まで少し時間があるはずです。この時間の使い方も大切です。
着いたらすぐにすること
- トイレの場所を確認し、早めに済ませる
- 座席について、机の上を整える
- 会場の温度を確認し、必要なら上着で調節する
試験開始までの過ごし方
- 単語帳や言い換えノートを軽く見直す
- 時間配分の目安のメモを見る(試験中にメモを見ることはできないので、頭に入れておく)
- 深呼吸をして、気持ちを落ち着ける
試験が始まると、音声の案内や注意事項があり、その後すぐにリスニングが始まります。受付を済ませたら、あとは落ち着いて開始を待ちましょう。
リスニング開始直前の心構え
リスニングは、音声が流れ始めたら止まりません。Part 1の説明の音声が流れている間に、写真に目を通しておくなど、使える時間は有効に使いましょう。また、「最初の数問で緊張して聞き逃しても、全体の中では数問」と考えておくと、落ち着いて続けられます。
受付を済ませたあとの過ごし方の例
- 単語帳の「印をつけた単語」だけを5分見直す
- Part 2の質問タイプ(疑問詞、依頼、提案など)を頭の中でおさらいする
- 時間配分の目安(Part 5・6を何分で終えるか)を確認する
- 最後の数分は目を閉じて、深呼吸をする
直前に新しいことを詰め込むより、「いつもどおりの自分」で試験に入ることを意識しましょう。
「準備は十分にした」と思えることが、当日のいちばんの安心材料になります。前日の夜は、これまで勉強してきた教材を机の上に並べて眺めてみるのもおすすめです。積み重ねた量が目に見えると、自然と自信がわいてきます。
試験中の約2時間を乗り切るコツ
TOEIC L&Rは、リスニング約45分、リーディング75分の合計約2時間です。途中に休憩がないので、集中力を保つ工夫が必要です。
リスニング中のコツ
- 1問ごとに気持ちを切り替える:聞き逃した問題は、すぐに選んで次へ
- 先読みのリズムを守る:Part 3・4では、答えを選んだらすぐに次の設問を読む
- 迷った問題を引きずらない:「今のは自信がない」と思っても、次の問題に集中する
リーディング中のコツ
- 時間配分の目安を守る:決めておいたタイミングで時計を見る
- 1問に粘らない:迷ったら選んでマークし、先へ進む
- 最後の数分は全問マークの確認:空欄がないかを確認する
集中が切れたと感じたら
一度ペンを置いて、深呼吸を1回するだけでも、気持ちを立て直せます。数秒の休憩で、その後の数問の正答率が変わることもあります。
前日の夜と当日の食事・体調の整え方
前日の夜
- 夕食は食べ慣れたものを:脂っこいものや食べ慣れないものは、翌日の体調に影響することがあります
- スマートフォンは早めに置く:寝る直前まで画面を見ていると、寝つきが悪くなることがあります
- 不安なときは紙に書き出す:「リスニングが心配」「時間が足りないかも」と感じたら、それに対する作戦を1行ずつ書き出しましょう。書くことで気持ちが整理されます
当日の食事
- 試験の開始時刻によっては、試験中にお腹がすいたり、逆に眠くなったりすることがあります
- 食事は試験開始の少し前までに済ませ、食べすぎないようにする
- 飲み物は、会場での飲食のルールを受験案内で確認しておく
緊張をやわらげるコツ
- 「緊張しているのは、準備してきた証拠」と考える
- 試験前に深呼吸を数回する
- これまでの学習記録(勉強した日のカレンダーなど)を見返す
緊張すること自体は悪いことではありません。適度な緊張は、集中力を高めてくれることもあります。これまで積み重ねてきた自分を信じましょう。
試験後にやること
試験が終わったら、まずはお疲れさまでした。そのうえで、記憶が新しいうちに、次のことをメモしておくと次回に役立ちます。
- パートごとの手応え(自信がある・ない)
- 時間配分は目安どおりだったか
- 集中が切れたタイミング
- 次に重点的に取り組みたいパート
結果が出るまでの間に、このメモをもとに次の学習計画を立てておくと、結果を見たときにすぐ動き出せます。
前日・当日のチェックリスト
- 持ち物を受験案内で確認し、前日にかばんに入れた
- 会場までの道順と出発時刻を決めた
- 前日は早めに寝た
- 当日の朝は、聞き慣れた音声で耳を慣らした
- 時間配分の目安を頭に入れた
このチェックリストを、本番の前日に見返してください。準備を整えたら、あとは自分を信じて臨むだけです。



