分野別に覚えるメリット
アカデミック語彙は、アルファベット順や頻度順の単語帳で覚えるのが一般的です。それに加えて、分野ごとにまとめて覚えると、次のようなメリットがあります。
- 同じ分野の語はいっしょに出てくるので、文脈から意味を推測しやすくなる
- 講義の話題がわかった瞬間に、関連する語が頭に浮かぶ
- 知識と語彙がつながり、記憶に残りやすい
TOEFL iBTの新形式では、リーディングのRead an Academic Passage(短めの学術文)や、リスニングの授業形式の講義で、こうした語彙が役立ちます。また、Complete the Wordsではつづりまで正確に書けることが求められるので、分野別の語も書ける状態にしておきましょう。
ポイント:単語帳で広く覚え、分野別リストで深く覚える。2つを組み合わせると効果的です。
生物学の基本語
基本語
- species(種)
- organism(生物)
- habitat(生息地)
- adapt / adaptation(適応する/適応)
- evolve / evolution(進化する/進化)
- predator / prey(捕食者/獲物)
- reproduce(繁殖する)
- cell(細胞)
- survive / survival(生き残る/生存)
自作の例文
- Some species adapt to cold climates by growing thicker fur.
- Predators play an important role in controlling the population of their prey.
- Over millions of years, the organism evolved to survive in a dry habitat.
生物学の話題では、「環境に適応するための特徴」がよく説明されます。adapt to ~ by -ing(〜することで〜に適応する)の形を覚えておくと、読解でも講義でも役立ちます。
歴史学の基本語
基本語
- civilization(文明)
- ancient(古代の)
- empire(帝国)
- settle / settlement(定住する/集落)
- trade(交易)
- decline(衰退する)
- era / period(時代)
- archaeologist(考古学者)
- evidence(証拠)
- artifact(遺物、工芸品)
自作の例文
- Archaeologists found evidence that the settlement was an important center of trade.
- The empire began to decline after a series of poor harvests.
- Ancient civilizations often developed near rivers.
歴史の講義では、「なぜ栄えたか・なぜ衰退したか」という原因と結果の話がよく出てきます。led to(〜につながった)、as a result of(〜の結果として)、contributed to(〜の一因となった)などの表現と一緒に覚えましょう。
心理学の基本語
基本語
- behavior(行動)
- cognitive(認知の)
- memory(記憶)
- perception(知覚)
- motivation(動機づけ)
- experiment(実験)
- participant(参加者、被験者)
- tendency(傾向)
- respond / response(反応する/反応)
- stimulus(刺激)
自作の例文
- In the experiment, participants were asked to remember a list of words.
- People have a tendency to remember information that is connected to their own experiences.
- Motivation can strongly affect how long a person continues a difficult task.
心理学の話題では、実験の流れ(目的→方法→結果→結論)がよく説明されます。participants were asked to...(参加者は〜するよう求められた)、the results showed that...(結果は〜を示した)などの表現に慣れておきましょう。
経済学・環境科学の基本語
経済学
- demand / supply(需要/供給)
- consumer(消費者)
- labor(労働)
- income(収入)
- invest / investment(投資する/投資)
- cost(費用)
- profit(利益)
- market(市場)
自作の例文:When demand for a product increases, its price often rises.
環境科学
- climate(気候)
- ecosystem(生態系)
- pollution(汚染)
- resource(資源)
- renewable(再生可能な)
- emission(排出)
- erosion(浸食)
- drought(干ばつ)
自作の例文:Soil erosion can reduce the amount of land available for farming.
これらの分野の語は、ライティングのAcademic DiscussionやTake an Interviewで意見を述べるときにも使えます。たとえば、環境や経済に関する問いに答えるとき、renewable energy、reduce costs などの表現があると、内容が具体的になります。
分野別語彙の覚え方
1. 分野別ノートを作る
ノートやアプリで、分野ごとにページを分けます。1語につき、意味・品詞・自作の例文を書きます。
2. 短い解説を読む
各分野の短い解説記事(学習者向けの科学ニュース、百科事典の入門的な項目など)を読み、出てきた語を分野別ノートに追加します。
3. 語の家族で覚える
- evolve → evolution → evolutionary
- perceive → perception → perceptive
- economy → economic → economical(意味の違いに注意)
Complete the Wordsでは形の正確さが問われるので、品詞の違う仲間をセットで覚えるのが効果的です。
4. 講義で聞いて確認
分野別の語を覚えたら、同じ分野の短い講義動画を聞いてみましょう。覚えた語が聞き取れると、記憶がさらに強化されます。
1週間の分野ローテーション
- 月:生物学/火:歴史/水:心理学/木:経済学/金:環境科学/土:講義を聞いて確認/日:総復習
よくある失敗と今日やること
よくある失敗
- 分野の専門用語を深く覚えすぎる(TOEFLでは専門知識は求められず、難しい用語は文中で説明されることが多い)
- 意味だけ覚えて、つづりや品詞を確認しない
- 例文を作らずに単語だけを並べて覚える
- 苦手な分野を避けて、好きな分野だけ覚える
今日やること
- 分野別ノートを作り、5つの分野のページを用意する
- この記事の生物学の基本語から5語を選び、自作の例文を書く
- 生物に関する短い英語の解説記事を1つ読む
今日は、一番苦手だと感じる分野を1つ選んで、その基本語5つをつづりまで書けるようにしてみましょう。



