旅行英会話は「予測」と「聞き返し」で乗り切れる
旅行英会話が日常会話より取り組みやすい理由は、会話の流れが予測できることです。たとえばレストランなら、「何名様ですか」→「飲み物は?」→「ご注文は?」→「お会計」という流れがほぼ決まっています。
そのため、準備のコツは2つです。
- 場面ごとに、相手が言いそうなことを知っておく
- わからなかったときの聞き返しフレーズを必ず用意しておく
特に2つ目が大事です。どれだけ準備しても、相手の英語が速かったり、予想外の質問が来たりすることはあります。そんなときに固まらず、
- Sorry, could you say that again?(もう一度言っていただけますか?)
- Could you speak a little more slowly?(もう少しゆっくり話していただけますか?)
- Could you write it down, please?(書いていただけますか?)
と言えれば、たいていの場面は乗り切れます。聞き返すのは失礼ではありません。わからないまま Yes と言ってしまうほうが、あとで困ることになります。
ポイント:「完璧に聞き取る」より「わからなかったら聞き返す」。これが旅行英会話の最強の武器です。
空港・機内のフレーズ
チェックイン
- A: Can I see your passport, please?
- B: Here you are.
- A: Would you like a window or an aisle seat?
- B: An aisle seat, please.
- A: Are you checking any bags?
- B: Yes, just one.
window seat(窓側)、aisle seat(通路側)は必ず聞かれるので、先に決めておきましょう。
入国審査
入国審査では、滞在の目的や期間などを聞かれることがあります。
- A: What's the purpose of your visit?
- B: Sightseeing.
- A: How long are you staying?
- B: For five days.
- A: Where are you staying?
- B: At the Harbor Hotel downtown.
短く、はっきり答えれば十分です。ホテルの名前や住所はメモやスマホですぐ見せられるようにしておくと安心です。
機内
- Could I have some water, please?(お水をいただけますか?)
- Chicken, please.(チキンでお願いします)
- Excuse me, can I get past?(すみません、通してもらえますか?)
ホテルのフレーズ
チェックイン
- A: Hi, I have a reservation. The name is Tanaka.
- B: Let me check... Yes, Mr. Tanaka, three nights, right?
- A: That's right.
- B: Here's your key card. Breakfast is from 7 to 10 on the second floor.
- A: Thank you. What time is check-out?
- B: It's at 11.
よく使うお願い・質問
- Could I leave my luggage here until check-in?(チェックインまで荷物を預けてもいいですか?)
- What's the Wi-Fi password?(Wi-Fiのパスワードは何ですか?)
- Could I get some extra towels?(タオルを追加でもらえますか?)
- Is there a convenience store near here?(近くにコンビニはありますか?)
部屋のトラブル
- The air conditioner isn't working.(エアコンが動きません)
- There's no hot water in my room.(部屋のお湯が出ません)
- I locked myself out.(鍵を部屋に置いたまま閉めてしまいました)
「〇〇 isn't working.」は、テレビ・電気・シャワーなど何にでも使える便利な形です。主語を入れ替えて言えるようにしておきましょう。
レストラン・買い物のフレーズ
レストラン
- A: Hi, how many?
- B: Two, please.
- A: Right this way. Can I get you something to drink?
- B: Could we have two glasses of water, please?
- A: Sure. Are you ready to order?
- B: Not yet. Could we have a few more minutes?
注文するときは、
- I'll have the pasta, please.(パスタをお願いします)
- What do you recommend?(おすすめは何ですか?)
- Does this have nuts in it?(これにナッツは入っていますか?)
- Could we get the check, please?(お会計をお願いします)
アレルギーがある場合は、I'm allergic to shrimp.(エビアレルギーがあります)のように、はっきり伝えられるようにしておきましょう。
買い物
- I'm just looking, thanks.(見ているだけです)
- Do you have this in a smaller size?(これの小さいサイズはありますか?)
- Can I try this on?(試着してもいいですか?)
- Can I pay by card?(カードで払えますか?)
店員さんに Can I help you? と声をかけられたら、I'm just looking, thanks. と笑顔で返せばOKです。無視するより、ずっと感じよく伝わります。
トラブル時のフレーズとよくある失敗
道に迷ったとき
- Excuse me, how do I get to the station?(駅へはどう行けばいいですか?)
- Is it within walking distance?(歩いて行ける距離ですか?)
- Could you show me on the map?(地図で教えてもらえますか?)
困ったとき
- I lost my wallet.(財布をなくしました)
- I missed my train.(電車に乗り遅れました)
- I need help.(助けてください)
- Where is the nearest police station?(一番近い警察署はどこですか?)
よくある失敗
- わからないのに Yes と言う:レストランで Would you like it with fries? などと聞かれ、よくわからず Yes と言うと、思わぬものが出てくることも。わからなければ Sorry? で聞き返しましょう。
- Please だけで押し通す:Water, please. でも通じますが、Could I have...? を使えるとより丁寧です。
- フレーズを覚えるだけで声に出さない:本番で出てくるのは、声に出して練習した表現です。
出発前1週間の練習メニュー
- 1日目:聞き返しフレーズ3つを声に出して覚える
- 2日目:空港の会話を一人二役で練習
- 3日目:ホテルの会話と「〇〇 isn't working.」の入れ替え練習
- 4日目:レストランの会話(注文・アレルギー・会計)
- 5日目:買い物のフレーズ
- 6日目:トラブル時のフレーズ
- 7日目:全場面を通しでロールプレイ
まとめ:旅の英語は準備した分だけ楽になる
旅行英会話は、場面ごとの流れが予想しやすいので、準備の効果がとても大きい分野です。
- 相手が言いそうなことを知っておく
- 聞き返しフレーズを必ず用意する
- 「Could I have...?」「〇〇 isn't working.」のような万能な形を覚える
- 声に出して一人二役で練習する
旅行の前は、スマホのメモに「自分用フレーズ集」を作っておくのもおすすめです。今日はまず、Sorry, could you say that again? を声に出して5回言ってみてください。この一言があるだけで、旅先での不安がかなり小さくなります。



