日記と独り言を「セット」にする理由
英語日記と独り言は、それぞれにメリットがあります。
- 英語日記:時間をかけて考えられるので、正確な表現を調べながら書ける。
- 独り言:声に出すので、話すスピードや口の動きに慣れられる。
ただ、片方だけだと弱点もあります。日記だけでは「書けるけど話せない」状態になりやすく、独り言だけでは「知っている表現だけを繰り返す」状態になりやすいのです。
そこでおすすめなのが、日記で書いた表現を、次の日の独り言で使うという組み合わせです。
- 夜:その日の出来事を英語日記に書く(新しい表現を調べる)
- 翌朝:日記を声に出して読む
- 翌日:日記を見ずに、同じ内容を独り言で話す
書いて覚えた表現を、話す練習で「使える表現」に変えていく流れです。自分の生活についての英語なので、実際の会話でもそのまま使える場面が多いのもメリットです。
ポイント:日記は「表現を仕入れる場所」、独り言は「表現を使ってみる場所」です。
続けやすい「3行日記」の書き方
英語日記は、最初から長く書こうとすると続きません。まずは3行で十分です。
3行日記の型
- 何をしたか(事実)
- どうだったか(感想)
- 明日・次にどうしたいか(予定・気持ち)
例1(学生)
- I had a math test today.
- It was harder than I expected.
- I'll review the questions I missed tomorrow.
例2(社会人)
- I had a long meeting with a client this afternoon.
- I was nervous, but it went well.
- I want to prepare better slides next time.
例3(休日)
- I cleaned my room and did laundry.
- It felt really good to relax at home.
- Tomorrow, I'm going to meet my friend for lunch.
書くときのコツ
- わからない表現は、日本語でメモしておいて後で調べる(書く手を止めすぎない)。
- 調べた表現には下線を引いておく。これが翌日の独り言で使う「今日の表現」になります。
- 文法の正確さが気になる場合は、AIツールや添削サービスに確認してもらうのも一つの方法です。
日記を「話す」に変える3ステップ
書いた日記は、次の3ステップで話す練習に変えます。
ステップ1:音読(3回)
日記を声に出して読みます。発音がわからない単語は、辞書の音声で確認しましょう。
ステップ2:見ずに話す
日記を閉じて、同じ内容を話します。一語一句同じでなくてかまいません。詰まったら日記をちらっと見て、もう一度。
ステップ3:話をふくらませる
3行の内容に、1〜2文を足して話します。誰かに話しかけるつもりで、少し会話らしくするのがコツです。
例
日記:I had a math test today. It was harder than I expected. I'll review the questions I missed tomorrow.
ふくらませた独り言:
So, I had a math test today. Honestly, it was much harder than I expected. There were a lot of questions about graphs, and I ran out of time. I'll review the questions I missed tomorrow. I think I need more practice with graphs.
最初の日記は3文でも、話すときには5〜6文になっています。こうして少しずつ話す量を増やしていきましょう。
日常の「実況独り言」で表現を増やす
日記とは別に、日常の動作をその場で英語にする「実況独り言」もおすすめです。
朝の実況例
- OK, it's seven o'clock. Time to get up.
- I'm so sleepy. I stayed up too late last night.
- Let's make some coffee first.
- Oh no, we're out of milk. I'll buy some on my way home.
通勤・通学中の実況例(頭の中で)
- The train is really crowded today.
- I should have left home earlier.
- I wonder if it's going to rain this afternoon.
言えなかった表現を集める
実況していると、「あれ、これ英語でなんて言うんだろう?」という瞬間が必ずあります。たとえば「牛乳を切らしている」「寝坊した」「洗濯物を取り込む」など。
こうした表現をスマホのメモに日本語のまま書き留めておき、夜の日記タイムにまとめて調べます。
- 牛乳を切らしている → We're out of milk.
- 寝坊した → I overslept.
- 洗濯物を取り込む → bring in the laundry
自分の生活に必要な表現だけが集まるので、市販のフレーズ集よりも「使える」リストになります。
よくある失敗と1週間メニュー
よくある失敗
- 毎日長い日記を書こうとして挫折:3行で十分。忙しい日は1行でもOK。
- 書くだけで声に出さない:日記だけでは話す力は伸びにくいので、翌日の音読・独り言までをセットに。
- 同じ表現ばかり使う:It was fun. ばかりになったら、It was exciting. / I had a great time. など、言い換えを調べてみましょう。
- 間違いを気にして書けない:日記は自分のための練習です。最初は間違いがあってもかまいません。
1週間メニュー(1日15分)
- 月曜:3行日記を書く(夜・5分)。
- 火曜:月曜の日記を音読→見ずに話す(朝・5分)。夜は新しい3行日記。
- 水曜:朝の実況独り言を5分。言えなかった表現をメモ。
- 木曜:メモした表現を調べて、日記に1つ以上使う。
- 金曜:今週の日記の中から1つ選び、ふくらませて1分間話し、録音する。
- 土曜:録音を聞いて、もっと言いたかったことを追加で調べる。
- 日曜:1週間の日記を見返し、使えるようになった表現を3つ選ぶ。
まとめ
英語日記で表現を仕入れ、独り言でそれを使ってみる。この「書く→話す」の流れを回すと、自分の生活を話すための英語が少しずつ増えていきます。今夜、寝る前に3行だけ英語日記を書いてみてください。そして明日の朝、それを声に出して読むところから始めましょう。



