「略案のテンプレートが欲しいけど、ちゃんとしたのが見つからない…」
「英語版のテンプレートも必要なんだけど…」──この記事は、そんな悩みを完全に解消する「テンプレート&フォーマット特化型」の決定版記事です。
細案テンプレート(日本語・英語)+略案テンプレート+記入例+Wordダウンロードをすべて揃えました。
指導案の「書き方」を基礎から学びたい方は、前回の完全ガイド記事を先にお読みください。
- 指導案テンプレートの「正しい使い方」──コピペの前に知るべき3原則
- 【ダウンロード】全テンプレート一覧&用途別ガイド
- 【テンプレ①】細案フォーマット(日本語版)── 完全版テンプレート
- 【テンプレ②】略案フォーマット(日本語版)── A4一枚テンプレート
- 【テンプレ③】English Lesson Plan Template(英語版)── Full & Brief
- 【実例で学ぶ】中学校2年・英語科 細案の記入例(完成版サンプル)
- 【実例で学ぶ】高校1年・英語コミュニケーションⅠ 細案の記入例
- 【実例で学ぶ】略案の記入例──中学・高校それぞれ
- 指導案フォーマット カスタマイズのコツ──学校ごとの違いに対応する
- 指導案 提出前チェックリスト──これで完璧!最終確認20項目
- まとめ&テンプレート活用のベストプラクティス
テンプレートは便利ですが、「コピペして穴を埋めれば完成」ではありません。テンプレートを最大限活用するために、まず3つの原則を押さえましょう。
「枠組み」であって「答え」ではない
学校のフォーマットが最優先
何度も書いて自分の型を作る
アドバイス:指導案の構造を基礎から学びたい方は、まず「指導案の書き方 完全マスターガイド」(前回記事)を読んでから、このテンプレート集に戻ってくることをおすすめします。テンプレートは「知識があるうえで使う道具」として最も効果を発揮します。
この記事で提供するテンプレートの一覧です。用途に応じて必要なものをダウンロードしてください。
どれをダウンロードすべき?
教育実習・研究授業 → 細案テンプレート(日本語版)が必須
日常の授業準備 → 略案テンプレート(日本語版)でOK
ALTとのチームティーチング → 日本語版+英語版をセットで用意
教員採用試験対策 → 細案テンプレートで練習 → 略案に要約する練習を
研究授業・教育実習で使用するフルバージョンの指導案テンプレートです。各セクションに記入のポイントと注意点を付記しています。
| 日時 | 令和○年○月○日(○)第○校時 |
| 対象 | 第○学年○組(○名:男子○名、女子○名) |
| 場所 | ○○教室 / CALL教室 / LL教室 |
| 授業者 | 教諭 ○○ ○○ / ALT: ○○ ○○ |
| 教科・科目名 | 外国語(英語コミュニケーションⅠ / 論理・表現Ⅰ / 英語) |
| 使用教科書 | ○○○○(○○出版) |
| 単元名 | Lesson ○ “○○○○○○” |
| 本時 | 第○時 / 全○時間 |
よくあるミス:科目名を旧課程のまま書いてしまうケース。
❌「英語Ⅰ」「英語表現Ⅰ」(旧課程)
✅「英語コミュニケーションⅠ」「論理・表現Ⅰ」(新課程)
中学校の場合は単に「外国語(英語)」でOKです。
② 4技能5領域の中で、どこが強くてどこに課題があるか
③ ペア活動・発表・ICTなど学習スタイルの特徴
④ 個別に配慮が必要な生徒への対応
② 新出言語材料の特性(文法・語彙)と既習事項との関連
③ 言語活動への展開可能性
| 知識・技能 | 思考・判断・表現 | 主体的に学習に取り組む態度 |
|---|---|---|
| 〔~を理解している。 ~の技能を身に付けている。〕 |
〔~するために、 ~を整理して表現している。〕 |
〔~しようとしている。 自らの学習を調整しようとしている。〕 |
| 時 | 領域 | 学習内容・主な活動 | 評価(◆=記録に残す評価) |
|---|---|---|---|
| 1 | 〔記入〕 | 〔記入〕 | 〔記入〕 |
| 2 | 〔記入〕 | 〔記入〕 | 〔記入〕 |
| 本時 | 〔記入〕 | 〔記入〕 | 〔◆ 記入〕 |
| … | 〔記入〕 | 〔記入〕 | 〔記入〕 |
| 段階 | 時間 | 学習活動(生徒) | 指導上の留意点(教師) | 評価規準・方法 |
|---|---|---|---|---|
| 導入 | 10分 | ① Warm-Up〔帯活動〕 ② Review〔前時の復習〕 ③ Today’s Goal〔めあて提示〕 |
〔教師の具体的な発問・指示〕 T: “○○○○” 〔留意点・配慮事項〕 |
〔記入〕 |
| 展開 | 10分 | 活動1:〔インプット活動〕 | 〔記入〕 | 〔記入〕 |
| 10分 | 活動2:〔練習活動〕 | 〔記入〕 | 〔記入〕 | |
| 15分 | 活動3:⭐ メイン活動 〔コミュニカティブな言語活動〕 |
〔モデル提示→ペア→グループ等〕 T: “○○○○” |
★ 本時の重点評価 〔観点・方法〕 |
|
| まとめ | 5分 | ① 振り返りシート記入 ② 次時の予告 |
〔記入〕 | 〔記入〕 |
日常の授業準備や校内研修で使うA4一枚完結の略案テンプレートです。細案の「ダイジェスト版」として、本時の目標と展開に絞っています。
| 日時 | 令和○年○月○日(○)第○校時 |
| 対象 | 第○学年○組(○名) |
| 授業者 | ○○ ○○ |
| 単元名 | Lesson ○ “○○○○”(第○時/全○時間) |
| 段階 | 時間 | 学習活動 | 指導上の留意点・評価 |
|---|---|---|---|
| 導入 | 10分 | 〔記入〕 | 〔記入〕 |
| 展開 | 35分 | 〔記入〕 | 〔記入〕 |
| まとめ | 5分 | 〔記入〕 | 〔記入〕 |
・毎日の授業準備に現実的な分量
・授業の「骨格」が一目で把握できる
・校内研修での共有がしやすい
・ベテラン教師の日常の授業準備はほぼこの形
・評価規準が簡略 → 評価がブレやすい
・研究授業・教育実習では原則使えない
・新人のうちは細案で鍛える方が成長が早い
・省略=「考えなくていい」ではない
English Lesson Plan Templates
for JHS & SHS in Japan
Aligned with Japan’s Course of Study (学習指導要領) · Full & Brief versions
| Date & Period | [Month Day, Year (Day)] / Period [#] |
| Class | [Grade] Year, Class [#] ([#] students: [#] boys, [#] girls) |
| Location | [Classroom / CALL Room / LL Room] |
| Instructor(s) | JTE: [Name] / ALT: [Name] |
| Subject | [English Communication I / Logic & Expression I / English] |
| Textbook | [Title] ([Publisher]) |
| Unit | Lesson [#]: “[Title]” |
| This Lesson | Lesson [#] of [#] |
| Knowledge & Skills 知識・技能 |
Thinking, Judgment & Expression 思考・判断・表現 |
Proactive Attitude 主体的に学習に取り組む態度 |
|---|---|---|
| [Ss have acquired / can use…] | [Ss are organizing / expressing…] | [Ss are attempting to / adjusting…] |
| Lesson | Domain | Learning Activities | Assessment (◆ = recorded) |
|---|---|---|---|
| 1 | [Entry] | [Entry] | [Entry] |
| This | [Entry] | [Entry] | [◆ Entry] |
| … | [Entry] | [Entry] | [Entry] |
| Stage | Time | Student Activities | Teacher Notes & Instructions | Assessment |
|---|---|---|---|---|
| Intro | 10 min | [Entry] | [Entry] | [Entry] |
| Dev. | 35 min | [Entry] | [Entry] | [Entry] |
| Close | 5 min | [Entry] | [Entry] | [Entry] |
| Date & Period | [Month Day, Year] / Period [#] |
| Class | [Grade] Year, Class [#] ([#] students) |
| Instructor(s) | JTE: [Name] / ALT: [Name] |
| Unit | Lesson [#] “[Title]” (Lesson [#] of [#]) |
| Stage | Time | Activities | Notes & Assessment |
|---|---|---|---|
| Intro | 10 min | [Entry] | [Entry] |
| Dev. | 35 min | [Entry] | [Entry] |
| Close | 5 min | [Entry] | [Entry] |
テンプレートだけでは具体的なイメージがつかみにくいもの。ここでは、中学校2年生の英語科 細案を実際に記入した完成版サンプルを掲載します。
| 日時 | 令和7年10月16日(木)第4校時 |
| 対象 | 第2学年1組(35名:男子18名、女子17名) |
| 場所 | 2年1組教室 |
| 授業者 | 教諭 山田花子 / ALT: Sarah Johnson |
| 教科 | 外国語(英語) |
| 使用教科書 | NEW HORIZON English Course 2(東京書籍) |
| 単元名 | Unit 5 “Universal Design” |
| 本時 | 第4時 / 全6時間 |
本学級は、男子18名・女子17名の計35名で構成されている。7月実施のアンケートでは「英語の勉強が好き」と回答した生徒は全体の68%であり、英語学習に対して概ね前向きである。ペアやグループでの活動では積極的にコミュニケーションを取ろうとする生徒が多い一方、クラス全体への発表では声が小さくなる生徒も見られる。
4技能5領域の中では、「聞くこと」「話すこと(やり取り)」は比較的得意であるが、「書くこと」に苦手意識を持つ生徒が約4割おり、特に3文以上のまとまった英文を書く活動では手が止まる傾向がある。1学期に実施したライティングテストでは、単文は書けるが理由や具体例を付け加えて論理的に書くことに課題が見られた。スローラーナーの生徒(5名程度)に対しては、ワークシートに語彙のヒントを載せるなどの支援を継続的に行っている。
本単元「Universal Design」は、身の回りにあるユニバーサルデザインの製品や施設を題材に、「すべての人にとって使いやすいデザインとは何か」を考える内容である。生徒にとって身近な話題であるため、自分事として捉えやすく、英語で意見を述べる活動に自然に結びつけることができる。
言語材料としては、受動態(be + 過去分詞)が新出文法事項であり、「〜は…される」という表現を通じて、物や制度を主語にした客観的な記述ができるようになる。既習事項の助動詞(can, should)と組み合わせることで、「〜されるべきだ」「〜することができる」という意見表明の幅が広がる。
また、本単元のテーマは「多様性の尊重」や「共生社会」という道徳的価値観とも深く結びつき、教科横断的な学びにも展開可能である。
生徒観で見えた「まとまった英文を書くことへの苦手意識」を克服するために、ユニバーサルデザインという身近で興味関心の高いテーマを活用する。具体的には、以下の3つの手立てを講じる。
① 段階的なライティング指導:モデル文の提示 → 穴埋め式ライティング → 部分自由記述 → 完全自由記述と段階を踏み、全ての生徒が達成感を味わえるようにする。
② ペアでの意見交流を挟む:書く前に口頭で自分の考えをペアと共有する時間を設け、思考を整理させてから書く活動に移行する。
③ 語彙・表現のサポート:ワードバンクやモデル文をワークシートに掲載し、スローラーナーの生徒も安心して取り組めるよう工夫する。
| 知識・技能 | 思考・判断・表現 | 主体的に学習に取り組む態度 |
|---|---|---|
| 受動態の特徴やきまりを理解している。受動態を活用して、身の回りの物や施設について説明する文を書く技能を身に付けている。 | ALTに伝えるために、自分の学校や地域で改善したい点について、情報を整理し、理由とともに英語で書いている。 | ALTに分かりやすく伝えるために、語彙や表現を工夫しながら粘り強く書こうとしている。 |
| 時 | 領域 | 学習内容・主な活動 | 評価(◆=記録に残す) |
|---|---|---|---|
| 1 | 聞・話(やり取り) | 単元導入:身の回りのUDについて英語でやり取り。新出語彙導入。 | 行動観察(態度) |
| 2 | 読・聞 | Part 1 読解:概要把握 → 詳細理解 → 音読活動 | ワークシート(知・技) |
| 3 | 読・話(発表) | Part 2 読解:受動態の気づき → 理解 → 練習。リテリング。 | ◆ 小テスト(知・技) |
| 4 | 読・書 | 【本時】Part 3 読解 → モデル文分析 → 段階的ライティング | ◆ ワークシート(思・判・表) |
| 5 | 話(やり取り)・書 | ペアで意見交流 → ライティング推敲・完成 | ◆ 行動観察(態度) |
| 6 | 書・話(発表) | まとめ:意見文完成 → グループ内発表 → 振り返り | ◆ エッセイ評価(思・判・表) |
| 段階 | 時間 | 学習活動(生徒) | 指導上の留意点(教師) | 評価 |
|---|---|---|---|---|
| 導入 | 10分 | ① 挨拶・Small Talk ALTとJTEが “What universal design have you seen?” をモデルで会話② 前時の受動態の復習(口頭クイズ3問) ③ 本時のめあて確認 |
・ALTとのSmall Talkで前時の話題を自然に復習 T: “We read about universal design yesterday. Today, you’ll write about what you want to improve!” ・めあては生徒にわかる日本語でも補足 |
行動観察:復習クイズへの反応 |
| 展開 | 10分 | 活動1:モデル文分析 ・教師のモデル文を読む ・構成(主張→理由→具体例)を確認 ・受動態の使い方をチェック |
・モデル文をプロジェクターで提示 ・構成を色分けして視覚化 T: “Look at the model. How many parts does it have?” |
─ |
| 10分 | 活動2:ペアでブレスト ・自分の学校で改善したいことをペアで話し合い ・日本語OK → 英語に切り替え |
・まず日本語でアイデアを出させてから英語に ・机間巡視でアイデアが出ない生徒にヒント ・ワードバンクを配布 |
─ | |
| 15分 | 活動3:⭐ 段階的ライティング Step 1:穴埋め式で1文 Step 2:理由を1文追加 Step 3:自由に具体例を追加 ※3文以上書けた生徒はさらに発展 |
・ステップごとに全体で確認してから次へ ・スローラーナーはStep 2まででOK ・机間巡視で個別支援 ・ALTは質問対応(英語での言い換え支援) T: “Start with Step 1. Fill in the blanks.” |
★ ワークシート(思・判・表) 受動態を用いて、理由とともに自分の考えを書いているか |
|
| まとめ | 5分 | ① 1〜2名の生徒が発表 ② 振り返りシート記入 ③ 次時の予告 |
・良い例を選んで全体共有 ・「次回はペアで読み合い&推敲します」 |
振り返りシート(態度) |
| 日時 | 令和7年11月20日(木)第3校時 |
| 対象 | 第1学年3組(36名:男子20名、女子16名) |
| 場所 | 1年3組教室 |
| 授業者 | 教諭 佐藤一郎 |
| 科目名 | 外国語(英語コミュニケーションⅠ) |
| 使用教科書 | CROWN English Communication I(三省堂) |
| 単元名 | Lesson 8 “Living with AI” |
| 本時 | 第5時 / 全7時間 |
| 段階 | 時間 | 学習活動(生徒) | 指導上の留意点(教師) | 評価 |
|---|---|---|---|---|
| 導入 | 10分 | ① 1分間フリートーク(テーマ:AI tools you use) ② 前時の内容を英語で3問Q&A ③ めあて確認 |
T: “Talk about AI tools you use in your daily life. 1 minute. Go!” ・前時のQ&Aで本文への接続をスムーズに |
行動観察 |
| 展開 | 10分 | 活動1:本文Part 3 読解 ・黙読 → 概要把握ワークシート ・ペアで内容確認 |
・まず1回黙読。辞書は使わずに概要を把握させる ・Q: “What is the author’s opinion about AI?” |
ワークシート(知・技) |
| 8分 | 活動2:キーワード整理 ・教師提示のキーワード(8語)を確認 ・キーワード間のつながりをメモ |
・キーワードをスライドで提示 ・教師がモデルリテリングを1回実施 |
─ | |
| 17分 | 活動3:⭐ リテリング+意見付加 Round 1:ペアでリテリング(本文閉じる) Round 2:ペア替え+自分の意見1〜2文追加 Round 3:4人グループで発表 |
・Round 1は本文閉じてキーワードのみ ・Round 2は新しいペアで意見も追加 T: “After retelling, add your opinion: Do you agree with the author? Why?” ・机間巡視で評価+支援 |
★ パフォーマンス観察(思・判・表) 本文内容を自分の言葉で再構成して伝えているか |
|
| まとめ | 5分 | ① 代表1グループが全体発表 ② 振り返りシート記入 ③ 次時予告 |
・「次回はAIについて自分の意見をエッセイで書きます」 | 振り返りシート |
| 日時 | 令和7年10月16日(木)第4校時 |
| 対象 | 第2学年1組(35名) |
| 授業者 | 山田花子 / ALT: Sarah Johnson |
| 単元名 | Unit 5 “Universal Design”(第4時/全6時間) |
| 段階 | 時間 | 学習活動 | 指導上の留意点・評価 |
|---|---|---|---|
| 導入 | 10分 | ・Small Talk(ALTとモデル会話) ・受動態 復習クイズ(口頭3問) ・めあて提示 |
・前時の内容を自然に復習 ・めあてを板書 |
| 展開 | 35分 | ① モデル文分析(10分) ② ペアでブレスト(10分) ③ ⭐ 段階的ライティング(15分) Step 1: 穴埋め → Step 2: 理由追加 → Step 3: 自由記述 |
・構成を色分けして視覚化 ・ワードバンク配布 ・スローラーナーはStep 2まででOK ★ ワークシート(思・判・表) |
| まとめ | 5分 | ・代表1〜2名が発表 ・振り返りシート ・次時予告 |
・良い例を全体共有 |
| 日時 | 令和7年11月20日(木)第3校時 |
| 対象 | 第1学年3組(36名) |
| 授業者 | 佐藤一郎 |
| 単元名 | Lesson 8 “Living with AI”(第5時/全7時間) |
| 段階 | 時間 | 学習活動 | 指導上の留意点・評価 |
|---|---|---|---|
| 導入 | 10分 | ・1分間フリートーク(AI tools you use) ・前時Q&A復習(3問) ・めあて確認 |
・英語モードへの切り替えを意識 ・めあてを板書 |
| 展開 | 35分 | ① Part 3 読解・概要把握(10分) ② キーワード整理+モデルリテリング(8分) ③ ⭐ リテリング+意見付加(17分) Round 1: ペア → Round 2: ペア替え+意見 → Round 3: グループ |
・辞書なし→文脈推測 ・教師モデル実施 ・段階的にスピーキング量UP ★ パフォーマンス観察(思・判・表) |
| まとめ | 5分 | ・代表グループ発表 ・振り返りシート ・次時予告 |
・次回:エッセイライティング |
細案と略案の比較ポイント:略案では「三つの観」(生徒観・教材観・指導観)と「評価規準の詳細」を省略しています。しかし、省略したということは「頭の中で整理済み」が前提。略案で書く前に、必ず三つの観を頭の中で整理してから取り掛かりましょう。
テンプレートをそのまま使える学校は稀です。学校・教育委員会ごとに独自のフォーマットがあるのが現実。ここでは、テンプレートをカスタマイズする際のポイントを整理します。
学校によって同じ内容でも項目名が異なることがあります。以下は代表的な「呼び方の違い」です。
| このテンプレートの表記 | 他の表記パターン |
|---|---|
| 生徒観 | 児童・生徒の実態 / 学級の実態 / 生徒の実態と課題 |
| 教材観 | 題材観 / 教材について / 単元について |
| 指導観 | 指導方針 / 指導の手立て / 指導上の工夫 |
| 本時の展開 | 学習過程 / 授業の流れ / 本時の学習活動 |
| 導入・展開・まとめ | はじめ・なか・おわり / Introduction・Development・Consolidation |
学校によっては、テンプレートにない項目が求められることも。以下は追加されやすい項目です。
・「道徳との関連」を求められることがある
・「個別の支援計画」との連動を意識
・帯活動(Small Talk等)の詳細記載を求める学校も
・CAN-DOリストとの紐づけを求める学校が増加
・大学入試との関連を意識した指導観
・「探究的な学び」との接続を意識
大事なのは「郷に入っては郷に従え」:テンプレートはあくまでベースライン。着任先や実習先のフォーマットを最初に入手し、そこにテンプレートの要素を組み込む形がベストです。フォーマットが見つからない場合は、先輩教員の過去の指導案を見せてもらいましょう。
指導案を書き終えたら、提出前に以下の20項目をチェックしましょう。「うっかりミス」で評価を落とさないためのセーフティネットです。
プロのコツ:チェックリストは「書いた日」ではなく「翌日」に確認するのがベスト。一晩置くと、自分の文章を客観的に読めるようになります。可能であれば、同僚や先輩に「三つの観の一貫性」「目標と活動のズレ」を重点的にチェックしてもらいましょう。
走り出すのはあなた自身です。
最初はテンプレートに頼っていい。でも、何度も書くうちに「自分の型」ができてきます。
その型こそが、教師としてのあなたの武器になります。
指導案を書く力は、授業を設計する力。
「書ける教師」は「教えられる教師」です。
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