C2名詞ラテン系

sinecureの語源と意味

/ˈsaɪnɪkjʊr/サイニキュア

閑職、名ばかりの地位

パーツに分けると

sine接頭辞〜なしでラテン語 sine
cure語根世話・務めラテン語 cura

〜なしで+世話 → 魂の世話のない聖職 → 閑職

コアイメージ
仕事なしでお金だけの職

sinecure の語源ストーリー

sinecure はラテン語の sine cura「世話なしで」を1語にしたものです。cura は教会では「魂の世話」、つまり信徒を導く務めを指しました。中世の教会には、収入だけがあって信徒の世話がいらない聖職がありました。これを beneficium sine cura と呼んだのです。17世紀の英語に入り、やがて教会の外でも「楽なのに給料の出る役職」を指すようになりました。cura は cure「治療」や curate「助任司祭」にも残っています。

(語源の出典・確認先:Online Etymology Dictionary / Merriam-Webster / Wiktionary 参考文献の一覧)

ことばの旅

  1. 1
    ラテン語
    sine cura
    世話なしで
  2. 2
    中世ラテン語
    beneficium sine cura
    信徒の世話のない聖職禄
  3. 3
    英語17世紀
    sinecure

例文

Critics argued that the advisory post had become little more than a political sinecure.
批評家たちは、その顧問職が政治的な閑職にすぎなくなっていると論じた。

よく使う形:a political sinecure(政治的な閑職)

暗記フック

「cure(責務)がsine(ない)」→仕事らしい仕事のない名ばかりの地位

入試・使い方のポイント

a sinecure は「閑職・名ばかりの職」。批判的に使うことが多い硬い語。

受験ミニ情報 発音は「サイニキュア」が一般的(「シニキュア」とも)。難関大の語彙問題で sine「〜なしで」がヒントになる。

派生語・言い換え受験で問われる形

言い換え(同じような意味)

easy job楽な仕事
nominal post名ばかりの地位

同じ語源の仲間(6語)

語根 cur(注意、世話)の単語をすべて見る →

語源で推理!ミニクイズ

sinecure と同じ語源の単語です。パーツの意味から推理してみましょう。

よくある質問

sinecureの語源は?

sine(〜なしに)+cure(世話、責務 ← cura)→ 責務を伴わない地位 sinecure はラテン語の sine cura「世話なしで」を1語にしたものです。cura は教会では「魂の世話」、つまり信徒を導く務めを指しました。

sinecureの意味は?

閑職、名ばかりの地位(名詞)。コアイメージは「仕事なしでお金だけの職」です。

sinecureの覚え方は?

「cure(責務)がsine(ない)」→仕事らしい仕事のない名ばかりの地位 同じ語源の cure・curate・secure とまとめて覚えると効率的です。

sinecureの発音は?

/ˈsaɪnɪkjʊr/(サイニキュア)。このページの「発音」ボタンで音声を聞けます。