A2名詞ゲルマン系

harmの語源と意味

/hɑːrm/ハーム

害、危害

パーツに分けると

harm元の語害・悲しみ古英語 hearm

悲しみ・侮辱 → 傷つけること → 害・危害

コアイメージ
傷と悲しみ

harm の語源ストーリー

harm は、古英語の hearm から来ています。意味は「害」だけでなく「悲しみ・侮辱」も含んでいました。同じ祖先の古ノルド語 harmr は、主に「悲しみ」を表します。体の傷と心の痛みが、1つの語にまとまっていたのです。のちに英語では「害・危害」の意味が中心になりました。形の似ている harmony(調和)は、ギリシャ語から来たまったく別の語です。No harm done.(大丈夫、何も問題ないよ)は、謝られたときの決まった返し方です。

(語源の出典・確認先:Online Etymology Dictionary / Merriam-Webster / Wiktionary 参考文献の一覧)

ことばの旅

  1. 1
    ゲルマン祖語
    *harmaz
    悲しみ・恥
  2. 2
    古英語
    hearm
    悲しみ・侮辱・害
  3. 3
    中英語
    harm
    害
  4. 4
    英語
    harm

例文

Plastic garbage does great harm to sea animals.
プラスチックごみは海の生き物に大きな害を与える。

よく使う形:do harm to 〜(〜に害を与える)

暗記フック

「ノーダメージ」ならぬ do no harm(害を与えない)。harmful(有害な)もセットで

入試・使い方のポイント

do harm to A = do A harm(Aに害を与える)。do more harm than good(益より害のほうが大きい)は頻出。

受験ミニ情報 do more harm than good は整序・空所補充の定番。名詞・動詞が同じ形で、動詞は harm A(Aを害する)。

派生語・言い換え受験で問われる形

harmful形容詞 有害な
harmless形容詞 無害な

言い換え(同じような意味)

同じ語源の仲間(3語)

harmful有害な
harmless無害な
harmlessly害なく

ほかの言語の兄弟

古ノルド語harmr悲しみ
ドイツ語Harm悲しみ(古い語)

よくある質問

harmの語源は?

古英語 hearm(傷・悲しみ)から harm は、古英語の hearm から来ています。意味は「害」だけでなく「悲しみ・侮辱」も含んでいました。

harmの意味は?

害、危害(名詞)。コアイメージは「傷と悲しみ」です。

harmの覚え方は?

「ノーダメージ」ならぬ do no harm(害を与えない)。harmful(有害な)もセットで 同じ語源の harmful・harmless・harmlessly とまとめて覚えると効率的です。

harmの発音は?

/hɑːrm/(ハーム)。このページの「発音」ボタンで音声を聞けます。