C1名詞ラテン系

grievanceの語源と意味

/ˈɡriːvəns/グリーヴァンス

不満、苦情(の種)

パーツに分けると

griev語根重くのしかかる古フランス語 grever ← ラテン語 gravis
ance接尾辞〜すること・もの古フランス語 -ance

重くのしかかる+もの → 苦しみの原因 → 不満・苦情

コアイメージ
重くのしかかる不満

grievance の語源ストーリー

grievance は、古フランス語の grevance から来ています。grever「重くのしかかる・苦しめる」に、名詞を作る -ance が付いた形です。14世紀ごろの英語では「損害・苦しみ」の意味でした。やがて「苦しみの原因」、さらに「不満・苦情の種」へと意味が移ります。アメリカ合衆国憲法の修正第1条は、政府に苦情(grievances)の救済を求める権利を定めています。労働の場には、苦情を受けつける grievance procedure(苦情処理手続き)という制度もあります。

(語源の出典・確認先:Online Etymology Dictionary / Merriam-Webster / Wiktionary 参考文献の一覧)

ことばの旅

  1. 1
    ラテン語
    gravare
    重くする
  2. 2
    古フランス語
    grever
    苦しめる
  3. 3
    古フランス語
    grevance
    苦しみ・損害
  4. 4
    英語14世紀
    grievance

例文

The strike reflected long-standing grievances over pay and working conditions.
そのストライキは、賃金と労働条件をめぐる積年の不満を反映していた。

よく使う形:air one's grievances(不満を表明する)

暗記フック

grave(重い)と親戚。心に「重く」たまった不満。grieve(嘆く)も同源

入試・使い方のポイント

have a grievance against A(Aに不満を持つ)、air one's grievances(不満を述べる)。complaint より「根の深い不満」。

受験ミニ情報 file a grievance(苦情を申し立てる)はビジネス・TOEIC で出る。grief(悲しみ)と意味を取りちがえない。

派生語・言い換え受験で問われる形

aggrieved形容詞 不当な扱いに憤った

言い換え(同じような意味)

complaint苦情
grudge恨み
resentment憤り

同じ語源の仲間(5語)

grief深い悲しみ
grieve深く悲しむ
grievous痛ましい
aggrieved不当に扱われて憤った
gravity重大さ・重力

語根 grav(重い)の単語をすべて見る →

ほかの言語の兄弟

フランス語grief不満・苦情

語源で推理!ミニクイズ

grievance と同じ語源の単語です。パーツの意味から推理してみましょう。

よくある質問

grievanceの語源は?

ラテン語 gravare(重くする)< gravis(重い)。「心に重くのしかかるもの」→不満 grievance は、古フランス語の grevance から来ています。grever「重くのしかかる・苦しめる」に、名詞を作る -ance が付いた形です。

grievanceの意味は?

不満、苦情(の種)(名詞)。コアイメージは「重くのしかかる不満」です。

grievanceの覚え方は?

grave(重い)と親戚。心に「重く」たまった不満。grieve(嘆く)も同源 同じ語源の grief・grieve・grievous とまとめて覚えると効率的です。

grievanceの発音は?

/ˈɡriːvəns/(グリーヴァンス)。このページの「発音」ボタンで音声を聞けます。