C2名詞ラテン系

debacleの語源と意味

/dɪˈbɑːkəl/ディバークル

大失敗、崩壊、総崩れ

絵で分かる語源

debacle の語源のイメージ:せきが外れて一気に崩れる
せきが外れて一気に崩れる
de接頭辞外すフランス語 dé-
bacle語根かんぬきで閉めるフランス語 bâcler

外す+かんぬき → 川の氷が一気に割れる → 総崩れ・大失敗

debacle の語源ストーリー

debacle は、フランス語 débâcle から19世紀初めに英語に入りました。動詞 débâcler は「かんぬきを外す」という意味です。冬の間凍っていた川の氷が、春に一気に割れて流れ出す様子をこう呼びました。英語でも最初は、氷や洪水が障害物を押し流す地質学の言葉でした。せき止めていたものが一度に崩れる様子から、「総崩れ」「大失敗」の意味に広がります。bâcler の元は、ラテン語 baculum「棒」とする説が有力です。

(語源の出典・確認先:Online Etymology Dictionary / Merriam-Webster / Wiktionary 参考文献の一覧)

ことばの旅

  1. 1
    ラテン語
    baculum
    棒(とする説が有力)
  2. 2
    フランス語
    bâcler
    かんぬきで閉める
  3. 3
    フランス語
    débâcler
    かんぬきを外す・氷が割れて流れ出す
  4. 4
    英語19世紀初め
    debacle

例文

The botched product launch turned into a public relations debacle for the tech giant.
失敗した製品発表は、その巨大IT企業にとって広報上の大失態と化した。

よく使う形:a financial debacle(金融上の大失敗)

暗記フック

川の氷がバキッと崩れ落ちるイメージ。「デバックル=土台がバックリ崩壊」

入試・使い方のポイント

選挙・軍事・事業などの「みじめな大失敗」。the debacle of 〜(〜の大失敗)。fiasco とほぼ同じ意味。

受験ミニ情報 アクセントは第2音節 de-BA-cle。最後の -cle は「クル」。fiasco・disaster との言い換えが英検1級・難関私大で出る。

派生語・言い換え受験で問われる形

言い換え(同じような意味)

同じ語源の仲間(3語)

bacillus桿菌(小さな棒の形の菌)
baguetteバゲット(細い棒のパン)
bacteria細菌(小さな棒。同じ印欧祖語 *bak-)

ほかの言語の兄弟

フランス語débâcle氷が割れて流れること・総崩れ

よくある質問

debacleの語源は?

フランス語débâcler(閂を外す・氷が解けて崩れる)より。dé(分離)+bâcler(閂で閉める。諸説あり:ラテン語baculum(棒)由来) debacle は、フランス語 débâcle から19世紀初めに英語に入りました。動詞 débâcler は「かんぬきを外す」という意味です。

debacleの意味は?

大失敗、崩壊、総崩れ(名詞)。コアイメージは「せきが外れて一気に崩れる」です。

debacleの覚え方は?

川の氷がバキッと崩れ落ちるイメージ。「デバックル=土台がバックリ崩壊」 同じ語源の bacillus・baguette・bacteria とまとめて覚えると効率的です。

debacleの発音は?

/dɪˈbɑːkəl/(ディバークル)。このページの「発音」ボタンで音声を聞けます。