赤ちゃんでさえ、録画や音声だけの外国語からは音を学ばなかった

やることは、これだけ
聞き流す前に、まず集中して聞いて意味をつかむ
研究でわかったこと
Kuhl ら(2003)は、英語の家庭で育つ生後9か月の赤ちゃんに中国語を聞かせました。中国語を話す人が目の前で絵本を読んだり遊んだりする12回のセッションを受けた赤ちゃんは、中国語の音を聞き分ける力が保たれました。ところが、同じ話し手・同じ内容を録画や音声だけで聞かせたグループでは、効果が見られませんでした。赤ちゃんの研究で、大人にそのまま当てはまるわけではありません。
根拠の強さ ★★★☆☆
Kuhl, P. K., Tsao, F.-M., & Liu, H.-M. (2003). Foreign-language experience in infancy: Effects of short-term exposure and social interaction on phonetic learning. Proceedings of the National Academy of Sciences, 100(15), 9096–9101.出典を開く ↗今日からのやり方
- 1〜3分の音声を選び、まず止めずに集中して聞く
- スクリプトを見ながら、知らない語や聞き取れなかった所を確かめる
- 意味がわかった音声だけを、通学や家事の時間に流して聞く
動画とサイトで試す
赤ちゃんは言語の天才TED|The linguistic genius of babies | Patricia Kuhl
使い方:赤ちゃんが音を聞き分ける力の研究を英語字幕で見ます。分かった内容を3行でまとめ、聞き流す前に集中して聞く理由を自分の言葉で書きます。
「聞き取れない」の正体に迫るMatt vs Japan|Why You Still Can't Understand Your Target Language
使い方:聞き取れない理由の話を、まず止めずに集中して聞きます。そのあと字幕で確かめ、意味がわかった部分だけを通学中に流して聞き直します。
「理解できるインプット」をやさしく解説Steve Kaufmann - lingosteve|Stephen Krashen: Comprehensible Input
使い方:「わかる英語をたくさん浴びる」考え方を確かめます。流して聞く音声は、一度スクリプトで意味を確かめたものだけに絞ります。
