言語交換
Language Exchange
3秒でわかる英語と日本語を、交代で教え合う

日本語を学びたい外国の人とつながり、30分は英語、30分は日本語、というように交代でお互いの言葉を練習する方法です。お金をかけずに、実際の人と英語で話す経験が積めます。自分が日本語の先生役にもなれるので、一方的に教わるだけの関係より気持ちが楽です。
たとえるなら
料理が得意な人とパソコンが得意な人が、お互いに教え合う関係に似ています。どちらも先生で、どちらも生徒です。お金のやりとりがない代わりに、相手の時間を大切にし合うことで続いていきます。

目から鱗・知ってた?
伸びるのは、うまく話せた瞬間ではない?
Michael Long のインタラクション仮説では、相手に通じなくて聞き返されたり、言い直したりするやりとりが習得を助けるとされます。「Sorry, what do you mean?」と聞き返された瞬間は、失敗ではなく、自分の英語を直すきっかけです。つまずいた場面ほど、メモする価値があります。
その思い込み、実は…
カードをタップすると答えが出ます英語が話せるようになってから始める
相手は日本語を学んでいる人なので、こちらの英語が完璧でなくても大丈夫です。相手もたどたどしい日本語で話してくるので、お互いさまです。簡単な自己紹介と、聞き返すための表現をいくつか用意すれば、初級でも始められます。
ネイティブと話せば自然に上達する
ただおしゃべりするだけでは、同じ表現ばかり使って伸びが止まりがちです。話す前に「今日はこの表現を使う」と決め、終わったら言えなかったことをメモします。準備と振り返りがあるかどうかで、同じ30分の価値が大きく変わります。
なぜ効く?
教え合う学び方はヨーロッパで「タンデム学習」として広まりました。Michael Long のインタラクション仮説は、会話の中で意味を確かめ合い、言い直すやりとりが習得を助けると論じています。言語交換そのものの効果は相手や続け方で大きく変わり、研究より経験則に頼る部分も大きい方法です。
やり方
- HelloTalk や Tandem に登録し、自己紹介を英語で3〜4文書く
- まずはテキストでやりとりし、気が合う相手を2〜3人見つける
- 通話は「英語15分・日本語15分」など、時間を決めて交代する
- 話す前に、話したい話題と使いたい表現を3つメモしておく
- 終わったら、言えなかった表現と直された表現をノートに書く
動画で見て、まねする
使い方:雑談を続けるコツを聞き、言語交換の最初の英語の時間に使う質問を5つ書き出します。相手の答えに1つ質問を返すことを目標にします。
使い方:聞き返しのフレーズを3つ選んで紙に書き、言語交換のときに手元に置きます。聞き取れなかったら黙らずに使い、使えた回数を記録します。
使い方:初対面の自己紹介と雑談の表現を、言語交換の前に練習します。自分用の自己紹介を5文で作り、相手に会う前に3回声に出しておきます。
使い方:多くの言語を話す人の学び方を聞き、楽しく続ける工夫を1つ選びます。言語交換で話したい話題を、自分の趣味から3つ決めておきます。
レベル別のやり方
テキストのやりとりから始め、自己紹介や好きな物について、短い英文を送り合います。
15分ずつ英語と日本語を交代する通話をし、言えなかった表現を、終わったあとに相手に聞きます。
ニュースや文化のちがいをテーマに話し、自分の英語の不自然な所を相手に直してもらう時間を作ります。

今日の5分チャレンジ
HelloTalk か Tandem で、日本語を学んでいる人のプロフィールを5人分読みます。共通の趣味がありそうな人に向けて、英語3文の自己紹介文を下書きしてください。
できたかチェック
日本人の落とし穴
日本人は相手に気をつかって、英語の時間なのに相手の日本語練習に付き合ってしまいがちです。時間の配分は最初にはっきり決めましょう。また、出会い目的の利用者もいるので、個人情報は出さず、違和感があればすぐにブロックしてください。中高生は保護者と相談してから使ってください。
よくある失敗
- 時間配分を決めず、ほとんど日本語で話して終わる
- 準備なしで話し、毎回同じ自己紹介だけで終わる
- 住所や学校名など、個人情報を安易に伝えてしまう
立場別メニュー
| 中学生 | 保護者と相談し、学校の交流プログラムなど安全な場で練習 |
| 高校生 | 保護者の許可を得て、テキストのやりとりから始める |
| 大学生 | HelloTalk で相手を見つけ、週1回30分の通話を続ける |
| 社会人 | Tandem で同じ業界の相手を探し、仕事の話題で交換する |
| 大人のやり直し | ConversationExchange で同年代の相手とゆっくり話す |