原田英語の英語大全勉強法ぜんぶ入り
英文法大全13 / 25入試の重要度 ★★★★★

関係副詞・複合関係詞・what“後ろが完全文か、不完全文か”。この1本の物差しで where も whatever も however も全部さばける

講義 12レッスン問題 196問瞬間英作文 20基礎〜超難関

この単元で

関係代名詞の次は、関係副詞 when / where / why / how と、-ever のつく複合関係詞、そして what の慣用表現です。入試で一番よく狙われるのは「where か which か」の判定で、決め手は“後ろの文に穴があるかどうか”だけ。さらに whoever / however の「名詞節か副詞節か」、however +形容詞の語順、what S is や A is to B what C is to D のような読解必須の表現まで、ひとつながりの理屈で整理します。

知ってた? 目から鱗

Q1the town I was born は、なぜダメなの?

標準的な英語では the town I was born in と前置詞が必要です。where も前置詞もなしで済むのは place や somewhere / anywhere など「場所」そのものを表す語の後ろだけ。そこでは that も使えます。

Q2What we need are more players. は誤り?

間違いではありません。what 節の主語はふつう単数扱いですが、補語が複数名詞のときは are で受けることがよくあります。These are what are called smart glasses. のように what 自体が複数のものを指す場合も are。補語が単数なら is が基本です。

Q3Come what may は、どういう仕組みの英語?

whatever may come(何が来ようとも)と同じ意味です。原形の come を文頭に出して譲歩を表す古い形が、決まり文句として今も残っています。Be that as it may(それはそうとしても)も同じ仲間で、どちらも現代の英語で普通に使われます。

Q4Where there's a will の where に先行詞はある?

ありません。この where は「〜するところには」という副詞節を作る使い方で、先行詞なしで働きます。場所だけでなく「〜する場合には」にも広がり、Where necessary(必要な場合には)、where possible(できるところでは)も同じ発想です。

Q5「だれのものであれ」は英語でどう言う?

whoever's を使います。Whoever's phone this is, please come to the desk.(どなたの電話であれ、持ち主はフロントへ)。whosever という形は今ではとても古風。whose だけでは「だれのものであっても」の意味になりません。

01関係副詞の正体:“前置詞+which”を1語にしたもの 基礎

関係代名詞は、2文目の代名詞(he / it)が変身したものでした。関係副詞は、2文目の副詞(there / then など)が変身したもの。だから名前が関係“副”詞です。仕組みは同じく「接着剤+副詞」の二刀流。

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もう1つの見方もしておきます。there は「in the house(その家で)」のことなので、関係代名詞で書くと in which になります。つまり where = in which。関係副詞は「前置詞+which」を1語に圧縮したものなのです。

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関係副詞先行詞=前置詞+which例
when時(day / time / year など)on / in / at whichthe day when we met
where場所(place / house / town など)in / at / on whichthe town where I grew up
why理由(reason)for whichthe reason why he quit
how方法(the way ※並べない)in whichhow I learned English

学校文法で扱う関係副詞はこの4つ(that で代用することもある→後述)。how は先行詞 the way と並べて使えない点が特別。

IS rememberV the dayO when we first met関係詞節.

私たちが初めて会った日を覚えている。

関係副詞の後ろは“完全文”
関係副詞は副詞(there / then)の変身です。副詞はもともと文の骨組み(S・O・C)ではない“おまけ”なので、抜けても文は壊れません。だから関係副詞の後ろには、何も欠けていない完全な文が続きます。ここが関係代名詞との決定的な違いです。※ここでいう“完全文”は「主語・目的語・補語(名詞)の欠けがない文」のこと。live(住む)や put(置く)のように本来は場所の語句が必要な動詞でも、その場所は where が引き受けているので、the house where I live / the place where I put my bag は“完全文”として扱います。

関係代名詞

代名詞(he / it)の変身。節の中で S や O の役をしていたので、抜けたところに“穴”があく。

the house which I bought _

関係副詞

副詞(there / then)の変身。節の中でおまけだったので、抜けても穴はあかない。

the house where I was born

  • I remember the day when we first met.
    私たちが初めて会った日を覚えている。
  • This is the town where I grew up.
    ここが私の育った町です。
  • Tell me the reason why you quit the club.
    部活をやめた理由を教えて。
  • This is how I learned English.
    こうやって私は英語を身につけた。
関係副詞は、5W1H から“人と物”を抜いた4人組

5W1H(who / what / when / where / why / how)のうち、人の who と物の what は名詞の仲間なので関係“代名詞”。残りの when / where / why / how の4人が関係“副詞”。

生徒where って疑問詞の「どこ」じゃないの?

先生疑問詞の where は「どこ?」とたずねる。関係副詞の where は前の名詞(先行詞)に「そこで〜する」と説明をくっつける。形は同じでも仕事が違う。

生徒前に場所の名詞があるかどうかで見分ければいい?

先生それが第一歩。ただ、場所の名詞があっても where じゃないことがある。次の lesson がこの単元の最重要ポイント。

確認問題 This is the park ( ) I used to play as a child.

02最重要:後ろが完全文なら関係副詞、不完全文なら関係代名詞 標準

入試で一番狙われるのがここです。先行詞が場所だからといって where とは限りません。決め手は先行詞ではなく、後ろの文に穴があるかどうか。穴があれば関係代名詞、穴がなければ関係副詞です。

the place which I visited

visit は他動詞で「〜を訪れる」。visited の後ろに目的語がない=穴あり(不完全文)→ 関係代名詞 which。

Kyoto is the place which I visited last year.

the place where I live

live は自動詞で目的語をとらない。住む“場所”は where が引き受けるので、I live の後ろに名詞の穴はない=完全文 → 関係副詞 where。

Kyoto is the place where I live.

the place先行詞 which関係代名詞 IS visitedV (穴)O

私が訪れた場所

the place先行詞 where関係副詞 IS liveV

私が住んでいる場所
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完全文・不完全文の見分け方
  1. 空所の後ろの動詞を見つける
  2. その動詞が「〜を」を必要とする他動詞か、必要としない自動詞かを確かめる
  3. 他動詞なのに目的語がない、前置詞の後ろに名詞がない、主語がない → 不完全文
  4. S・V(+必要な O・C)がそろっている → 完全文(場所・時などの“おまけ”が欠けているのは OK。そこは関係副詞が引き受ける)
文後ろの形答え
This is the town ( ) I grew up.grow up は自動詞で完全where
This is the town ( ) I love.love の目的語が穴which / that
I'll never forget the day ( ) we met.meet(出会う)は完全when
I'll never forget the day ( ) changed my life.changed の主語が穴which / that
That's the reason ( ) he quit.quit は完全why
That's the reason ( ) he gave me.gave me の後ろ(B)が穴which / that

先行詞は同じでも、後ろの穴しだいで答えが入れかわる。

超絶テク:動詞の“他動詞チェック”で即決

visit / reach / enter / discuss / attend / approach は前置詞なしで目的語をとる他動詞。後ろに目的語がなければ関係代名詞。live / stay / grow up / work / go は自動詞で、後ろがそれだけで完全なら関係副詞。

なぜ効く? 穴の有無は動詞が決める。特に visit・reach・enter は「〜に行く」と日本語訳されるせいで自動詞だと勘違いされやすく、where を選ばせるワナの定番。

ひっかけ注意:場所なら where、時なら when は思い込み

✕ Kyoto is the city where I want to visit. → visit の目的語が穴なので which。✕ the day when changed my life → changed の主語が穴なので which。先行詞だけ見て答えると、入試ではほぼ確実に落とす。

生徒which と where、先行詞が同じ the place でも答えが違うの、ずるくない?

先生ずるいんじゃなくて筋が通ってる。which は代名詞だから“名詞の穴”を埋める。where は副詞だから“おまけ”を足すだけ。

生徒穴があれば代名詞、なければ副詞。

先生それさえ言えれば、この単元の半分は終わり。

確認問題 Kyoto is the city ( ) I want to visit someday.

確認問題 Is there a store near here ( ) I can buy batteries?

03the way how は ✕、先行詞を省略する This is why / That is how 標準

how は関係副詞の中の変わり者です。先行詞は the way(方法)なのに、the way how とは言いません(昔の英語では使われたが、現代英語では使わない)。the way か how のどちらか1つだけを使います。

形可否メモ
the way how I solved it✕現代英語では並べない
the way I solved it○会話で最も普通
how I solved it○先行詞なし
the way that I solved it○that は関係副詞の代わり
the way in which I solved it○かたい書き言葉

「方法」を表す5つの形。✕は the way how だけ。

“ザ・ウェイ・ハウ”は“頭痛が痛い”

the way も how も「やり方」。並べると「やり方のやり方」=「頭痛が痛い」とイメージして、どちらか片方だけにする。※理屈だけなら the reason why も重複だが、こちらは現代でも ○。どちらが残ったかは慣用の差なので、「the way how ✕/the reason why ○」をセットで覚える。

  • This is how I learned to swim.
    こうやって私は泳げるようになった。
  • I like the way she smiles.
    私は彼女の笑い方が好きだ。
  • Nobody knows the way in which the pyramids were built.
    ピラミッドがどのように建てられたのか、誰も知らない。

関係副詞は、先行詞を省略して使うこともよくあります。すると This is why … / That is how … のように、be 動詞の後ろにいきなり関係副詞が来る形になります。どれも会話で超よく使う表現です。

表現意味省略された先行詞
This / That is why S Vこういう/そういうわけで S Vthe reason
This / That is how S Vこうやって/そうやって S Vthe way
This / That is where S Vここ/そこが S V する場所だthe place
That was when S Vそのとき S V したthe time

先行詞が省略されると、関係副詞の節は名詞節(名詞の働きをする節)になり、is / was の補語(主語の中身を説明する部分)になる。

That is why +結果

前の文が原因、why の後ろが結果。「だから〜」。

I overslept. That's why I was late.

That is because +原因

前の文が結果、because の後ろが原因。「それは〜だからだ」。

I was late. That's because I overslept.

超絶テク:why は“→結果”、because は“←原因”

That is why の後ろには結果、That is because の後ろには原因。空所の後ろを読んで、前の文の“結果”なら why、“原因”なら because。

なぜ効く? why = the reason why で「〜する理由はそれだ」→後ろは理由があって起きたこと(結果)。because は後ろに理由そのものを置く接続詞。向きが正反対になる。

ひっかけ注意:the reason why は ○

the way how は ✕ ですが、the reason why は ○(the reason だけ・why だけでもOK)。「関係副詞は先行詞と並べられない」と一般化すると間違える。並べられないのは the way how だけ。

  • This is where I usually study.
    ここが私がいつも勉強している場所だ。
  • That was when I decided to become a teacher.
    そのとき私は教師になろうと決めた。
  • She practiced every day. That's how she won the contest.
    彼女は毎日練習した。そうやってコンテストで優勝したのだ。

確認問題 This is ( ) I solved the problem.

確認問題 I missed the last train. That's ( ) I took a taxi home.

04“場所っぽくない”先行詞をとる where 応用

where の先行詞は、目に見える場所だけではありません。case(場合)・situation(状況)・point(段階・点)・stage(段階)・circumstances(事情)のような“抽象的な場所”も先行詞にとります。これが難関大の定番ひっかけです。

なぜ where?
where = in which でした。「状況の中で」「段階において」のように、抽象的なものでも“その中で”と in で表せるなら、where が使えます。a situation where … = a situation in which …。場所の“中”だけでなく、状況の“中”も where の守備範囲です。

先行詞例訳
caseThere are cases where …〜する場合がある
situationa situation where …〜する状況
pointWe've reached a point where …〜する段階(地点)に達した
stageat a stage where …〜する段階で
circumstancescircumstances where …〜する事情・状況(in which もよく使う)
scenethe scene where …〜する場面

抽象名詞+where。どれも「その中で」と in で言いかえられる。

WeS have reachedV a pointO where we cannot turn back関係詞節.

私たちはもう後戻りできない段階に来てしまった。
  • There are cases where this rule does not apply.
    この規則が当てはまらない場合もある。
  • I found myself in a situation where I had to lie.
    私はうそをつかなければならない状況に置かれた。
  • This is the scene where the hero finally cries.
    ここが主人公がついに泣く場面だ。
  • The project is at a stage where we need more help.
    計画は、もっと助けが必要な段階にある。
超絶テク:抽象名詞+( )+完全文 → where

先行詞が場所に見えなくても、後ろが完全文で「その中で・その点で」と訳せれば where。case / situation / point / stage を見たら、まず where を候補に入れる。

なぜ効く? 関係副詞の判定は“後ろが完全文か”が最優先。先行詞の見た目で迷ったら、後ろの穴だけを見れば答えが出る。

ひっかけ注意:同じ case でも穴があれば which

This is a case which needs careful study.(慎重な研究を要する事例だ)→ needs の主語が穴なので which。case だから where、と決めつけない。

where(完全文)

we cannot turn back で完成。

a point where we cannot turn back

which(不完全文)

I made _ の目的語が穴。

a point which I made in my speech(スピーチで私が指摘した点)

生徒point が「地点」じゃなくて「段階」とか「論点」になるの、ややこしい。

先生だから入試は where と which を並べてくる。point の意味で迷っても、後ろが完全か不完全かを見れば一発。

生徒意味がわからなくても、形で解けるってこと?

先生そう。訳は答えを出したあとに考えればいい。

確認問題 There are some cases ( ) this rule does not apply.

確認問題 The talks have reached a stage ( ) neither side is willing to give up.

05非制限用法の when / where、関係副詞の that と省略 応用

関係副詞 when と where には、関係代名詞と同じくカンマつきの非制限用法があります。「〜で、そこで…」「〜で、そのとき…」と前から訳すのが基本。一方、why と how には非制限用法がありません。

制限用法(カンマなし)

どの町かを絞り込む。「昔の友だちに会った町」。

This is the town where I met an old friend.

非制限用法(カンマあり)

京都に行った、という話に「そこで」と情報を足す。

I went to Kyoto, where I met an old friend.

非制限用法言いかえ訳し方
…, where S V…, and there S V…で、そこで S V
…, when S V…, and then S V / …, but then S V…で、そのとき S V

非制限用法は「, and there / , and then」と同じ。前から順に訳す。

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  • I moved to Osaka in 2019, when I was ten.
    私は2019年に大阪へ引っ越したが、そのとき10歳だった。
  • We went to Nara, where we saw a lot of deer.
    私たちは奈良へ行き、そこでたくさんのシカを見た。
  • Call me after nine, when I'll be home.
    9時過ぎに電話して。そのころには家にいるから。(関係詞節なので will が使える)
ひっかけ注意:why / how に非制限用法はない

✕ He quit the team, why nobody knows. 理由・方法をカンマで補足したいときは、, and nobody knows why のように別の形にする。

関係副詞は、that で代用したり、省略したりもできます。特に when と why はよく省略され、会話では the day we met / the reason I called のような形が普通です。

関係副詞that で代用省略
when○ the day that we met○ the day we met
why○ the reason that he left○ the reason he left
how○ the way that she talks○ the way she talks(先行詞側を残す)
where△ place / somewhere などの後なら可(somewhere that I can relax)△ place / somewhere / anywhere / everywhere の後なら可(the place I live / everywhere I go)

where の that 代用・省略は place / somewhere / everywhere などの後に限られる。試験では where はそのまま使うのが安全。

もう1つ、関係代名詞と同じく先行詞と関係副詞が離れることがあります。主語が長くなりすぎるのを避けて、関係副詞の節だけを文末に回す形です。

The timeS will comeV when you will thank me関係詞節.

君が私に感謝する時がいつか来るだろう。
ひっかけ注意:この when は“時の接続詞”ではない

The time will come when you will thank me. の when は the time を説明する関係副詞。「〜するとき」の接続詞だと思うと、「時の副詞節の中では will を使わない」ルールと矛盾して混乱する。関係副詞の節は形容詞節なので、未来のことに will を使ってもよい。

確認問題 We went to Nara, ( ) we saw a lot of deer.

確認問題 The day will soon come ( ) everyone can travel to space.

06複合関係代名詞 whoever / whatever / whichever:名詞節か副詞節か 応用

who / what / which に -ever をつけたものが複合関係代名詞です。先行詞をすでに含んでいて(what と同じ)、2つの顔を持ちます。名詞節(文の主語や目的語になる節)なら「〜する人は誰でも・〜するものは何でも」、副詞節(文に付け足す“おまけ”の節)なら「誰が〜しようとも・何を〜しようとも」。

語名詞節(〜は誰でも・何でも)副詞節(〜しようとも)
whoeveranyone who 〜no matter who 〜
whateveranything that 〜no matter what 〜
whicheverany one that 〜(どれでも)no matter which 〜

名詞節は any で、副詞節は no matter で言いかえられる。

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Whoever comes firstS will getV a prizeO.

最初に来た人は誰でも賞品がもらえる。

Whatever happens副詞節, IS will supportV youO.

何が起ころうとも、私はあなたを応援する。
名詞節(文の部品)

Whoever comes first が主語。取り除くと will get a prize だけが残り、主語がなくなる。

Whoever comes first will get a prize.

副詞節(おまけ)

Whatever happens を取り除いても I will support you. で文が完成している。

Whatever happens, I will support you.

  • You can invite whoever you like.
    好きな人を誰でも招待していいよ。(名詞節(invite の目的語)。節の中では like の目的語なので、かたい書き言葉では whomever)
  • Whatever you do, don't give up.
    何をするにしても、あきらめるな。(副詞節)
  • Take whichever you want.
    どれでも好きなほうを取って。(名詞節(take の目的語))
  • Whichever team wins, it will be a great game.
    どちらのチームが勝っても、すばらしい試合になるだろう。(副詞節。whichever +名詞の形)

中身は関係代名詞=後ろに穴がある
whoever / whatever / whichever は関係“代名詞”の仲間なので、後ろには穴があります。Whoever comes first(comes の主語が穴)、whatever you do(do の目的語が穴)。後ろが完全文なら、-ever 系でも however / whenever / wherever(副詞)の出番です。

whatever / whichever +名詞
whatever と whichever は、後ろに名詞を置いて形容詞のようにも使えます。whatever help you need(あなたが必要とするどんな助けでも)、whichever route you take(どちらの道を通っても)。

超絶テク:“カンマ+主節”があれば副詞節

-ever 節のあとにカンマがあって、その後ろに S V がそろった主節が続いていれば副詞節。-ever 節が動詞の主語や目的語の位置にいれば名詞節(You can eat whatever you like. は eat が目的語なしでも文になるが、whatever 節は eat の目的語=名詞節)。

なぜ効く? 副詞節は文のおまけなので、切り離しても主節が文として立つ。名詞節は文の部品なので、切り離すと主節が壊れる。

生徒whoever って「誰でも」と「誰が〜しても」、どっちで訳せばいいか毎回迷う。

先生-ever の節を指でかくしてみ。残りで文ができてたら副詞節、主語か目的語が足りなかったら名詞節。

生徒Whoever comes first will get a prize だと、かくしたら will get a prize…主語がない!

先生だから名詞節で「最初に来た人は誰でも」。指1本でわかる。

確認問題 ( ) wants to join the club is welcome.

確認問題 ( ) you do, do it with all your heart.

07複合関係副詞 whenever / wherever / however:however +形容詞の語順 応用

when / where / how に -ever をつけたものが複合関係副詞です。こちらは“副詞”の仲間なので、後ろは完全文(however tired you are は、tired を are の後ろに戻せば完全文)。whenever と wherever には「〜するときはいつでも/〜するところならどこでも」と「いつ/どこで〜しようとも」の2つの顔があり、however は主に「どんなに〜しても」の譲歩(「たとえ〜でも」と条件を認めたうえで、それでも…と続ける言い方)で使います。

語〜するときはいつでも等譲歩(〜しようとも)
wheneverat any time when 〜no matter when 〜
whereverat any place where 〜no matter where 〜
howeverin any way 〜(好きなやり方で:Do it however you like.)no matter how 〜(どんなに〜でも)

however は「however +形容詞・副詞」の形で「どんなに〜でも」になるのが最頻出。

入試の超頻出ポイントは however の語順。「どんなに疲れていても」は however tired you are。however の直後に形容詞・副詞がくっつき、そのあとに S V が来ます。

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However tired you are副詞節, youS must finishV your homeworkO.

どんなに疲れていても、宿題は終わらせなければならない。
ひっかけ注意:however を S V の前に置くだけは ✕

✕ However you are tired, … ✕ However you try hard, … 「どんなに」の程度を表す形容詞・副詞は、however の直後に連れてくる。○ However tired you are, … ○ However hard you try, …

ハウエバーは形容詞を“お持ち帰り”

however は、後ろの形容詞・副詞を自分のすぐ後ろにテイクアウトする。however tired / however hard / however much。お持ち帰りしてから S V を置く。

  • However busy she is, she always makes time for her friends.
    どんなに忙しくても、彼女はいつも友だちのための時間を作る。
  • However hard you try, you can't finish it in a day.
    どんなにがんばっても、1日では終わらないよ。
  • However much money he earns, he is never satisfied.
    どれだけお金を稼いでも、彼は決して満足しない。(however much +名詞 +S V)
  • Come whenever you like.
    好きなときにいつでも来て。
  • Wherever you go in Japan, you can find a convenience store.
    日本ではどこへ行っても、コンビニが見つかる。
接続副詞 however(しかし)

直後にカンマ。前の文と逆の内容を続ける。

It was raining. However, we went out.

複合関係副詞 however(どんなに〜でも)

直後に形容詞・副詞、そのあと S V。

However hard it rained, we went out.

超絶テク:however の直後の1語で正体を見抜く

however の直後がカンマ → 「しかし」。直後が形容詞・副詞(much / many +名詞も含む) → 「どんなに〜でも」。直後がいきなり S V → 「どんなやり方で〜しても」。

なぜ効く? 3つの however は、直後に来る語の種類がすべて違う。1語見るだけで、意味と構造が決まる。

however +S V(形容詞なし)
However you do it, the result will be the same.(どんなやり方でやっても結果は同じだ)のように、however の直後がすぐ S V なら「どんな方法で〜しても」。形容詞がないからといって ✕ ではないので、正誤問題では意味で確かめる。

確認問題 ( ) hard you may try, you can't master English in a month.

確認問題 I'll support you ( ) you go.

08what の慣用表現①:what we call・what S is・what S used to be 応用

what = the thing(s) which(〜こと・もの)を土台にした決まり文句が、英語にはたくさんあります。形は短いのに訳しにくく、長文でも文法問題でも出ずっぱり。まずは“人の中身”を表す what S is の仲間からいきます。

表現意味例
what is called +名詞いわゆる〜what is called a genius
what we (you / they) call +名詞いわゆる〜what we call a digital native
what S is今のS(人格・地位・状態)what I am today
what S was / used to be昔のSwhat he used to be
what S hasSの持っているもの(財産)what he has

what we call の we は訳さない。you / they になっても同じ意味。

  • Ken is what is called a walking dictionary.
    ケンはいわゆる生き字引だ。(直訳「生き字引と呼ばれるもの」)
  • Yuki is what we call a digital native.
    ユキはいわゆるデジタルネイティブだ。
  • I owe what I am today to my parents.
    今の私があるのは両親のおかげだ。(owe A to B(AはBのおかげだ))

what S is =“中身”のS
what I am は「私であるもの」→「私という人間の中身(人格・立場・能力)」。見た目や持ち物ではなく、その人のあり方を指します。be 動詞の時制を変えれば、what I was(昔の私)、what I will be(将来の私)と時間を移動できます。

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IS oweV what I am todayO to my parentsM.

今の私があるのは両親のおかげだ。
  • He is not what he used to be.
    彼は昔の彼ではない。
  • The town is very different from what it was ten years ago.
    町は10年前とはずいぶん違う。
  • You should judge people by what they are, not by what they have.
    人は持ち物ではなく、人柄で判断するべきだ。
what S is

人格・中身。「その人がどんな人か」。

what he is(彼の人柄)

what S has

財産・持ち物。「その人が何を持っているか」。

what he has(彼の財産)

ひっかけ注意:what he used to be と what he is used to

what he used to be は「昔の彼」(used to +動詞の原形=昔は〜だった)。what he is used to は「彼が慣れていること」(be used to +名詞=〜に慣れている、to の目的語が穴)。be 動詞の有無と位置で意味がまるで違う。

アイ・アムは“今の中身”、アイ・ワズは“昔の中身”、アイ・ハヴは“お財布の中身”

what I am=今の自分、what I was / used to be=昔の自分、what I have=財産。動詞を見れば、何の“中身”かがわかる。

確認問題 My coach made me ( ) I am today.

確認問題 Tokyo is quite different from ( ) it was fifty years ago.

09what の慣用表現②:A is to B what C is to D・what with・what little 難関

続いて、難関大で差がつく what の表現です。A is to B what C is to D、what is more / what is worse、what with A and B、そして what +名詞(関係形容詞)。どれも「what = the thing which」から理屈で説明できます。

WaterS isV to fishM what air is to usC.

魚にとっての水は、人間にとっての空気のようなものだ。
A is to B what C is to D の訳し方
  1. what 以下を先に読む:what air is to us =「空気が私たちに対してそうであるもの」
  2. 文全体:「水と魚の関係は、空気と私たちの関係と同じだ」
  3. 自然な日本語に:「魚にとっての水は、人間にとっての空気のようなものだ」

as を使う形もある
同じ意味を A is to B as C is to D と言うこともできます(「A:B = C:D」という類推の形式でよく使われる)。what の形のほうが「CがDにとって果たす役割」をはっきり名詞で示すぶん、文章語らしい響きになります。

  • Sleep is to the brain what charging is to a smartphone.
    脳にとっての睡眠は、スマホにとっての充電のようなものだ。
  • What charging is to a smartphone, sleep is to the brain.
    スマホにとっての充電にあたるのが、脳にとっての睡眠だ。(what 節を前に出した形。意味は同じ)
表現意味位置
what is moreさらに、その上文頭や文中に挿入
what is worseさらに悪いことに文頭や文中に挿入
what is betterさらに良いことに文頭や文中に挿入
what is more importantさらに大事なことに文頭や文中に挿入

what is +比較級 =「より〜なこと(は)」。過去の話なら what was worse も使われる。

  • The shop was crowded, and what is worse, it started to rain.
    店は混んでいて、さらに悪いことに雨が降り出した。
  • This app is free. What is more, it has no ads.
    このアプリは無料だ。そのうえ広告もない。

what with A and (what with) B は「AやらBやらで」。理由を2つ以上並べる言い方で、たいてい好ましくない結果が続きます。

  • What with club practice and exams, I've been exhausted lately.
    部活やら試験やらで、最近くたくただ。

最後に what +名詞。what little money I have は「私が持っているなけなしのお金の全部」。what が形容詞のように名詞にくっつく関係形容詞です。all the (little) money that I have と同じ意味になります。

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  • I gave her what little money I had.
    なけなしのお金を全部彼女にあげた。
  • He lent me what books he had on the topic.
    彼はその話題について持っている本をすべて貸してくれた。
  • It may rain tomorrow, in which case the game will be put off.
    明日は雨かもしれないが、その場合は試合は延期される。(関係形容詞 which:which case = その場合)
超絶テク:what の直後で慣用表現を仕分け

what の直後が is +比較級 → 挿入句(さらに〜)/with → 原因の列挙(〜やら〜やら)/little・few +名詞 → あるだけ全部/S is・S used to be → 人の中身。

なぜ効く? 慣用表現の what は、直後の語でほぼ決まる形をしている。意味を考える前に、形で仕分けると速い。

確認問題 The internet is to modern life ( ) electricity was to life a century ago.

確認問題 ( ) with homework and part-time work, Ken has no time to relax.

10no matter 〜・whatever の強調・譲歩の may 難関

複合関係詞の副詞節(譲歩=「〜しようとも」)は、すべて no matter +疑問詞 で言いかえられます。逆に、名詞節の whoever / whatever は no matter で言いかえられません。ここが正誤問題の急所です。※Come whenever you like.(好きなときにいつでも)のような「〜するときはいつでも・どこでも」の whenever / wherever も、譲歩ではないので no matter にはできません。

複合関係詞(副詞節)= no matter 〜意味
whoeverno matter who誰が(を)〜しようとも
whateverno matter what何が(を)〜しようとも
whicheverno matter whichどれが(を)〜しようとも
wheneverno matter whenいつ〜しようとも
whereverno matter whereどこで(へ)〜しようとも
howeverno matter howどんなに〜しようとも

no matter 〜 は“譲歩の副詞節専用”。名詞節には使えない。

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ひっかけ注意:名詞節に no matter は ✕

✕ You can eat no matter what you like. → eat の目的語になる名詞節なので whatever。○ You can eat whatever you like. no matter what は「何を〜しようとも」という“おまけ”の副詞節しか作れない。

whatever(名詞節)

tell の目的語。no matter what に言いかえ不可。

I'll tell you whatever you want to know.

whatever(副詞節)

おまけの節。no matter what に言いかえ可。

Whatever you say, I won't change my mind.

譲歩の副詞節には、かたい書き言葉で may が入ることがあります。Whatever may happen, …(何が起ころうとも)。現代英語では may なしの Whatever happens, … のほうがずっと普通です。may があっても意味はほぼ同じ、と知っておけば十分です。

もう1つの whatever は強調です。否定語+名詞+whatever で「まったく〜ない」。no doubt whatever(まったく疑いがない)、nothing whatever(まったく何も〜ない)。whatsoever も同じ意味で、さらに強い響き。

  • There is no doubt whatever about it.
    それについては疑いの余地がまったくない。
  • I have no interest whatsoever in gossip.
    うわさ話にはまったく興味がない。
  • She said nothing whatever about the accident.
    彼女は事故について何ひとつ言わなかった。
超絶テク:名詞の直後の whatever+否定 → 強調

no +名詞 のすぐ後ろ、または nothing / none の後ろに whatever が来て、後ろに S V が続かないなら強調の whatever(= at all)。

なぜ効く? 複合関係代名詞の whatever なら後ろに穴あきの S V が続くはず。S V がなく、否定語とペアになっているなら“at all”の役目しかない。

ちょっと脱線:“Whatever.” の1語は要注意

会話で相手の話に Whatever. とだけ返すと、「どうでもいいよ」「勝手にすれば」という投げやりな響きになります。10代の反抗的な返事の代名詞のように扱われることもあり、目上の人に使うと失礼に聞こえるので注意。ただし「何でもいいよ(おまかせ)」の意味で Whatever you like. / Whatever is fine. と言うのは問題ありません。

確認問題 There is no reason ( ) to believe the rumor.

確認問題 You can take ( ) you like from this box.

11正誤問題の最上級ネタ:whoever と whomever の格 超難関

複合関係代名詞にも“格”があります。whoever(主格)と whomever(目的格)。そして格を決めるのは、-ever 節の中での役割です。外側にある前置詞や動詞ではありません。ここを取り違えさせるのが、正誤問題の最上級ネタです。

IS will giveV this ticketO to whoever wants itM.

このチケットは、ほしい人なら誰にでもあげる。

to前置詞 whoever複合関係詞 wantsV itO

それをほしがる人は誰に(でも)

to の直後だから目的格の whomever……と考えたくなりますが、✕。to の目的語は whoever 1語ではなく、whoever wants it という節全体です。そして節の中で whoever は wants の主語。だから主格の whoever が正しいのです。

whoever(節の中で主語)

wants の主語が穴。前置詞 to は関係ない。

Give it to whoever wants it.

whomever(節の中で目的語)

choose の目的語が穴。かたい書き言葉。

You may invite whomever you choose.

whoever / whomever の決め方
  1. 外側の前置詞・動詞はいったん無視する
  2. -ever 節の中だけを見る
  3. 直後がいきなり動詞 → 主語が穴 → whoever
  4. 直後に S V があって目的語が穴 → whomever(口語では whoever でも可)
  5. 直後に「S think」などがはさまっていたら、カッコに入れて消してから判定
超絶テク:“外を見るな、中を見ろ”

前置詞の直後でも、動詞の目的語の位置でも、whoever / whomever の格は -ever 節の中の穴で決まる。外側の位置は、節全体が名詞として置かれている場所にすぎない。

なぜ効く? 複合関係代名詞は“先行詞+関係代名詞”の合体。先行詞の部分(anyone)は外の文に、関係代名詞の部分(who / whom)は節の中に属する。-ever の形は関係代名詞の部分で決まる。

  • Give the prize to whoever gets the highest score.
    最高得点を取った人に賞をあげなさい。(gets の主語)
  • Whomever you invite will be welcome.
    あなたが招待する人は誰でも歓迎だ。(節全体は主語だが、節の中では invite の目的語 → whomever(かたい))
  • Hire whoever you think is best for the job.
    その仕事に一番ふさわしいと思う人を雇いなさい。((you think) を消すと whoever is best → 主格)
ひっかけ注意:2つ目の例文が“神問題”

Whomever you invite will be welcome. は、節全体が文の主語なので「主語だから whoever」と考えたくなる。でも節の中では invite の目的語なので、伝統的な文法では whomever が正しい。外(主語の位置)と中(目的語の穴)が食い違う、最上級のひっかけ。

実際の英語では
会話では whomever はほとんど使われず、目的格でも whoever で済ませるのが普通です(who と whom の関係と同じ)。whomever はかたい書き言葉と、正誤問題の世界で生きている語。逆に、主格が必要な場所に whomever を使うのは“直しすぎ”(実際の英文でも見かける)で、文法的には誤りとされ、入試でははっきり ✕ です。

生徒to whoever って、前置詞の後ろなのに主格って気持ち悪い……。

先生to が抱えてるのは whoever wants it っていう“袋”全体なんよ。袋の中で whoever が何をしてるかが格を決める。

生徒袋の外の to は、袋の中身には口出しできないってことか。

先生そういうこと。関係代名詞の who / whom と同じで、見るのはいつも“穴”。

確認問題 Give this letter to ( ) answers the door.

確認問題 The award will go to ( ) the judges consider the most creative.

12超上級:where の3つの顔と、ネイティブの感覚 超難関

最後は、関係副詞・複合関係詞を“ネイティブ目線”で仕上げる lesson です。まずは where の3つの顔。関係副詞・疑問詞・接続詞のどれなのかを見分けられると、長文の構造が一気にクリアになります。

文where の正体見分けポイント
This is the house where I was born.関係副詞先行詞 the house がある
I don't know where he lives.疑問詞(名詞節)know の目的語。「どこに〜か」
This is where I was born.関係副詞(先行詞省略)= the place where。「〜する場所」
Put the book back where you found it.接続詞(副詞節)「〜したところに」。先行詞なしで副詞の働き

同じ where でも、前に先行詞があるか、節が名詞か副詞かで正体が変わる。

  • Put the book back where you found it.
    その本を見つけた場所に戻しておいて。(接続詞の where = in the place where)
  • Where there is a will, there is a way.
    意志のあるところに道は開ける。(昔から有名なことわざ。接続詞の where)
ひっかけ注意:前置詞の“二重取り”は ✕

✕ the house where I was born in。where はすでに in which を含んでいるので、in を残すと前置詞が2つになる。○ the house where I was born / the house (which) I was born in。※the town where he comes from のように from・to が残る形は口語で見かけることもあるが、入試では ✕(the town (which) he comes from)。

関係副詞=前置詞+which の例注意
whenthe day on which / the year in which前置詞は先行詞しだいで on / in / at
wherethe house in which / the station at which前置詞は先行詞・動詞しだいで in / at / on / to
whythe reason for whichfor で固定
howthe way in whichin で固定。the way how は ✕

前置詞+which に言いかえるときは、先行詞と相性のよい前置詞を選ぶ。

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however と how ever
How ever did you get here?(いったいどうやってここに来たの?)のように、疑問詞 how を ever で強める形は、2語に分けて書くのが一般的です。however(どんなに〜でも/しかし)とは別物。What ever / Why ever なども同じ“驚き・いらだち”の強調です。

ちょっと脱線:“the way how”はなぜ消えた?

昔の英語では the way how の形も使われていたと言われますが、現代の標準英語では使われません。the way と how はどちらも「方法」を表すので、並べると意味が重なって冗長に感じられるから、と説明されます。一方で the reason why は今でも普通に使われます。「消えたもの」と「残ったもの」の差は、理屈だけでなく言葉の慣習で決まる部分もあるのです。

生徒the reason why は OK で the way how は ✕ って、結局“そういうもの”ってこと?

先生半分はそう。言葉は理屈どおりに整理されてるわけじゃない。だから試験は、その“例外”のところを突いてくる。

生徒例外だけリストで覚えればいい?

先生そう。関係副詞の例外は the way how ✕ と、why / how に非制限用法なし。まずはこの2つ。

超絶テク:英作文は“the way S V”と“This is why”

自由英作文で方法を言うなら the way S V か how S V、理由を言うなら That is why S V(だから〜)。the way in which やカンマつきの関係副詞は、自信があるときだけ。

なぜ効く? 採点では“誤りのなさ”が最優先。いちばんミスの起きにくい形を選べば、内容で勝負できる。

確認問題 次のうち、where が関係副詞でないものを選べ。

瞬間英作文チャレンジ

日本語を見て、3秒で英語にして声に出す。カードをタップすると答えが出ます。

超絶テク

完全文なら関係副詞、不完全文なら関係代名詞 標準

空所の後ろに名詞の穴(主語・目的語・前置詞の目的語の欠け)があれば which / that、なければ where / when / why / how。先行詞は最後に確認する(the fact that S V のように、完全文でも同格の that のことがあるので、先行詞が時・場所・理由・方法かを見る)。

なぜ効く? 関係代名詞は“名詞”の変身なので、抜けた跡に穴が残る。関係副詞は“副詞(おまけ)”の変身なので、抜けても文は壊れない。穴の有無は論理的に決まる。

the city ( ) I visited → visited の目的語が穴 → which

visit・reach・enter は他動詞アラート 標準

「〜に行く/着く/入る」と訳す visit / reach / enter / approach / attend は前置詞なしで目的語をとる他動詞。後ろに目的語がなければ which。

なぜ効く? 日本語訳に「に」が入るせいで自動詞だと勘違いしやすく、where を選ばせるワナとして定番。

the station ( ) we reached at noon → which

前置詞が残っていたら where は消去 標準

空所の後ろの節の最後に in / at / on などの前置詞が残っていれば、その前置詞の目的語が穴 → which / that(または省略)。where を入れると前置詞が二重になる(入試では ✕)。

なぜ効く? where はすでに in which などの前置詞を内蔵している。前置詞を2回使うことはできない。

the house ( ) I was born in → which

why は“→結果”、because は“←原因” 標準

That is why の後ろは結果(だから〜)、That is because の後ろは原因(それは〜だからだ)。前の文との因果の向きで決める。

なぜ効く? That is why = That is the reason why … で「…の理由はそれだ」→後ろが結果になる。because は後ろに理由を置く接続詞なので向きが逆。

I overslept. That's ( ) I was late. → why

抽象名詞+完全文 → where 応用

case / situation / point / stage / circumstances / scene の後ろの空所で、後ろが完全文なら where。「その中で」と in which に言いかえられるか確かめる。

なぜ効く? where = in which。状況や段階の“中で”も in で表せるので、where の守備範囲に入る。

There are cases ( ) the rule doesn't apply. → where

-ever 節を指でかくす 応用

whoever / whatever の節をかくして、残りが文として成立すれば副詞節(〜しようとも)、主語や目的語が足りなくなれば名詞節(〜は誰でも・何でも)。※You can eat whatever you like. は、かくしても You can eat が文になるが、whatever 節は eat の目的語なので名詞節。動詞のすぐ後ろにあれば名詞節を疑う。

なぜ効く? 副詞節は文のおまけ、名詞節は文の部品。部品を抜けば文は壊れ、おまけを抜いても壊れない。

Whoever comes first will get a prize. → かくすと主語がない → 名詞節

however の直後の1語チェック 応用

however の直後がカンマ → 「しかし」/形容詞・副詞(much・many+名詞を含む)→ 「どんなに〜でも」/いきなり S V → 「どんなやり方で〜しても」。

なぜ効く? 3つの however は直後に来る語の種類が違う。1語で意味も構造も決まる。

However tired you are, … → 形容詞 → 「どんなに疲れていても」

no matter は名詞の位置に置けない 難関

空所が動詞の目的語や文の主語の位置なら whatever / whoever(名詞節)。no matter what / who は、カンマで区切られた“おまけ”の位置にしか入らない。

なぜ効く? no matter 〜 は「〜は問題ではない」がもとの意味で、副詞節専用の表現。名詞として働く力を持たない。

You can eat ( ) you like. → no matter what ✕ / whatever ○

whoever / whomever は“外を見るな、中を見ろ” 超難関

前置詞の直後でも、動詞の目的語の位置でも、格は -ever 節の中の穴で決める。直後が動詞なら whoever、S V の目的語が穴なら whomever。

なぜ効く? 外の前置詞や動詞が目的語にとっているのは“節全体”。whoever / whomever の格は、節の中の関係代名詞部分で決まる。

Give it to ( ) needs it. → needs の主語 → whoever

what の直後で慣用表現を仕分け 難関

what is +比較級 → さらに〜なことに/what with → 〜やら〜やらで/what little・few +名詞 → あるだけ全部の/what S is・used to be → 人の中身/A is to B what C is to D → 関係が同じ。

なぜ効く? what の慣用表現は“形”がはっきり決まっている。形で先に仕分ければ、訳を考える時間が省ける。

What with A and B, … → 原因の列挙

語呂・暗記フック

関係副詞は、5W1H から“人と物”を抜いた4人組関係副詞 when / where / why / how

5W1H のうち who と what は名詞の仲間(関係代名詞)。残りの when / where / why / how が関係副詞。

穴があったら代名詞、穴がなければ副詞関係代名詞と関係副詞の判定

後ろの文に名詞の穴があれば which / that、なければ where / when。「穴があったら入りたい」ならぬ「穴があったら which」。

“ザ・ウェイ・ハウ”は“頭痛が痛い”the way how ✕

the way も how も「やり方」。並べると「頭痛が痛い」のような重複、とイメージしてどちらか片方だけ。※the reason why も理屈では重複だが ○(ここは慣用の差)なので混同しない。

ワイ(why)は“だから”、ビコーズは“なぜなら”That is why / That is because

That is why +結果、That is because +原因。why のあとは“起きたこと”、because のあとは“わけ”。

ハウエバーは形容詞を“お持ち帰り”however +形容詞・副詞+S V

however は後ろの形容詞・副詞を自分のすぐ後ろにテイクアウトしてから S V を置く。however tired you are。

ノーマターは“おまけ専門店”no matter 〜 は副詞節だけ

no matter what / who は、文のおまけ(副詞節)しか扱わない店。主語や目的語(名詞節)の注文は whatever / whoever へ。

アイ・アムは“今の中身”、アイ・ワズは“昔の中身”、アイ・ハヴは“お財布の中身”what S is / was / has

what I am=今の私、what I was(used to be)=昔の私、what I have=財産。

フーエバーの格は“袋の中”で決まるwhoever / whomever

to whoever wants it の to が抱えているのは“袋”全体。袋の中で whoever は wants の主語だから主格。袋の外の前置詞は口出しできない。

ひっかけ図鑑

場所の先行詞+他動詞 → where ✕

先行詞が場所でも、後ろの動詞が他動詞で目的語がなければ関係代名詞。visit / reach / enter で特に狙われる。

✕ This is the city where I visited last summer.

○ This is the city which I visited last summer.

時の先行詞+主語の穴 → when ✕

先行詞が時でも、関係詞が節の主語になっていれば which / that。

✕ I'll never forget the day when changed my life.

○ I'll never forget the day that changed my life.

the way how

方法を表すときは the way か how のどちらか一方。

✕ This is the way how I made the cake.

○ This is how I made the cake. / This is the way I made the cake.

where +前置詞の二重取り

where は in which を含むので、節の最後に in を残すと前置詞が二重になる。

✕ This is the house where I was born in.

○ This is the house where I was born.

However + S V +形容詞

「どんなに〜でも」の however は、形容詞・副詞を直後に連れてくる。

✕ However you are busy, you should eat breakfast.

○ However busy you are, you should eat breakfast.

名詞節の no matter

no matter what / who は副詞節専用。目的語・主語の位置には whatever / whoever。

✕ You can choose no matter what you like.

○ You can choose whatever you like.

前置詞の後ろだから whomever

前置詞の直後でも、-ever 節の中で主語なら whoever。

✕ Give the book to whomever wants it.

○ Give the book to whoever wants it.

That is why と That is because の取り違え

後ろが結果なら why、原因なら because。因果の向きを逆にするワナ。

✕ I was very tired. That's because I went to bed early.

○ I was very tired. That's why I went to bed early.

why / how の非制限用法

カンマつき(非制限用法)で使えるのは when と where だけ。

✕ He suddenly left the club, why nobody knows.

○ He suddenly left the club, and nobody knows why.

what he used to be と what he is used to

used to の前に be 動詞があるかどうかで意味が変わる。「昔の彼」は what he used to be。

✕ He is no longer what he is used to be.

○ He is no longer what he used to be.

生徒のギモン

関係副詞と関係代名詞、なんで“後ろが完全かどうか”で決まるの?

もとの品詞が違うからです。関係代名詞は he / it のような“名詞”の変身なので、節の中で主語や目的語の役をしていて、抜けたあとに穴が残ります。関係副詞は there / then のような“副詞”の変身。副詞は文の骨組みではない“おまけ”なので、抜けても文は完成したままです。

the reason why は OK なのに、the way how はなぜダメなの?

理屈というより、言葉の慣習の差です。どちらも意味は重なっていますが、the reason why は今もごく普通に使われ、the way how は現代の標準英語から消えました。試験では「the way how は ✕、the reason why は ○」とセットで覚えるのが確実です。

whoever を「誰でも」と訳すか「誰が〜しても」と訳すか、どう決めるの?

whoever の節を取り除いて、残りが文として成り立つか見てください。成り立てば副詞節で「誰が〜しても」(ただし Invite whoever you like. のように動詞のすぐ後ろの目的語の位置なら、残りが文に見えても名詞節)、主語や目的語が足りなくなれば名詞節で「〜する人は誰でも」。no matter who に言いかえられるのは副詞節のときだけです。

however の後ろに形容詞がないとダメなの?

「どんなに〜でも」の意味なら、形容詞・副詞が however の直後に必要です(however tired / however hard)。ただし However you do it, …(どんなやり方でやっても)のように、however の直後が S V で「どんな方法で〜しても」の意味になる形もあります。形容詞がない=即 ✕ ではないので、意味で確かめましょう。

where の先行詞が situation とか point でもいいのはなぜ?

where は in which の意味だからです。in a situation(状況の中で)、at a point(段階で)のように、抽象的なものでも“その中・その地点”と前置詞で表せれば where が使えます。場所の名詞かどうかより、後ろが完全文で「その中で」と訳せるかどうかが決め手です。

whomever って本当に使われてるの?

会話ではほとんど使われず、目的格でも whoever で済ませるのが普通です。ただ、かたい書き言葉では今も使われますし、「前置詞の後ろだから whomever」という思い込みを突く正誤問題は難関大の定番。逆に主格の位置に whomever を置くのは“直しすぎ”で、文法的には誤りとされます(入試でも ✕)。

what we call の we は訳さなくていいの?

訳しません。what we call は「私たちが〜と呼ぶもの」→「いわゆる〜」という決まった言い方で、we は「世間一般の人」くらいの意味です。what you call / what they call / what is called も同じ「いわゆる」になります。

超絶おもしろコラム

人は“状況”も“場所”として考えるa situation where …、a point where …。where が場所以外にも使えるのは、人間の頭の使い方そのものに理由がある。

where の先行詞に situation(状況)や point(段階)が来るのを初めて見ると、「場所じゃないのに?」と戸惑うかもしれません。でも実は、英語も日本語も、抽象的なことを“場所”や“空間”になぞらえて話すクセを持っています。

たとえば英語では、困っていることを in trouble(トラブルの“中に”いる)、恋をしていることを in love(恋の“中に”いる)と言います。日本語でも「ピンチの中にいる」「難しい立場に立つ」「議論が行き詰まる」のように、状態や状況を“場所”として表現します。

言語学者のレイコフと哲学者のジョンソンは、1980年の著書『レトリックと人生(Metaphors We Live By)』で、人間は目に見えない抽象的な概念を、体で感じられる具体的な経験(空間・移動・容器など)を通して理解している、という考え方を広めました。「状況は入れ物である」「時間は移動するものである」といった見方が、ふだんの言葉づかいの中に埋め込まれているというのです。

この目で where を見直すと、a situation where … は「状況という入れ物の中で…」、a point where … は「道のりの上のある地点で…」。where = in which(その中で)という理屈が、そのまま抽象的な世界にも広がっているのがわかります。

入試問題が case や stage の後ろに where を置いてくるのは、この“空間のたとえ”がわかっているかを試すためとも言えます。ただし最後の決め手は、やっぱり後ろの文が完全かどうか。たとえで考えて、形で確かめる。この順番で解けば、場所っぽくない where にもだまされません。

A is to B what C is to D は“類推”の文法「魚にとっての水は、人間にとっての空気」。この“関係の関係”を1文で言える英語の仕組み。

Water is to fish what air is to us. この文は、水と魚の関係を、空気と人間の関係になぞらえています。こういう「AとBの関係は、CとDの関係と同じだ」という考え方を類推(アナロジー)と言います。

かつてアメリカの大学進学適性試験 SAT には、まさにこの形の類推問題がありました。「A : B = C : ?」の形で、2つの単語の関係と同じ関係をもつペアを選ぶ問題です。この形式は2000年代半ばの試験改定でなくなりましたが、“関係と関係を比べる力”は、今でも読解や論理の土台として重視されています。

英語の A is to B what C is to D は、その類推を1文で表す仕組みです。what C is to D は「CがDに対してそうであるもの」。つまり「CがDにとって果たしている役割」。文全体は「AはBにとって、CがDにとって果たしている役割そのものだ」となります。

この表現が強いのは、なじみのない関係を、なじみのある関係で説明できるところ。「睡眠は脳にとって、充電がスマホにとってのようなものだ」と言われれば、睡眠の大切さが一瞬で伝わります。説明文や論説文の筆者がこの形を好むのはそのためで、長文で出会ったら、そこには筆者が一番伝えたい“たとえ”が入っていることが多いのです。

和訳では「AとBの関係はCとDの関係と同じだ」と「BにとってのAは、DにとってのCのようなものだ」の2つの型を用意しておくと安心です。自由英作文でも、1回使えば論理的な印象がぐっと強まる、コスパのいい表現です。

no matter は「問題じゃない」no matter what は、直訳すると「何であるかは問題ではない」。matter の正体がわかると、譲歩の意味がすっと入る。

no matter what / no matter how の matter は、名詞で「問題・重要なこと」。動詞の matter(重要である)と同じ語です。It doesn't matter.(それは重要じゃない/どうでもいい)は、会話でもよく聞く表現です。

no matter what you say は、もともと「あなたが何を言うかは、問題ではない」という意味の言い方が縮まったものだと説明されます。ここから「あなたが何を言おうとも(関係なく)」という譲歩の意味が生まれました。だから no matter 〜 は、主節の内容が“どんな条件でも変わらない”ことを表す、おまけの節(副詞節)専用なのです。

この成り立ちがわかると、no matter が名詞節に使えない理由も見えてきます。You can eat whatever you like. の whatever you like は「好きなもの」という“モノ”を表す名詞。一方、no matter what は「〜は問題ではない」という“判断”を表す言葉なので、eat の目的語になれるはずがありません。

ちなみに、会話で Whatever. と1語だけで返すと「どうでもいい」という投げやりな響きになるのも、この“問題ではない”感覚の延長にある、と考えることもできます。It doesn't matter. と Whatever. はどちらも「気にしない」ですが、前者は穏やか、後者は突き放した感じ。同じ“気にしない”でも、言い方ひとつで印象が大きく変わるのです。

最終まとめ(暗記カード)

  1. 関係副詞 when / where / why / how は副詞(there / then)の変身。=前置詞+which
  2. 後ろが完全文なら関係副詞、不完全文(名詞の穴あり)なら関係代名詞。※完全文でも the fact that S V は同格の that
  3. the place which I visited(visited の目的語が穴)/the place where I live(完全文)
  4. visit / reach / enter は他動詞。場所でも which になるワナに注意
  5. the way how ✕(the way か how の一方)。the reason why は ○
  6. This is why +結果(だから)、This is because +原因(なぜなら)
  7. case / situation / point / stage の後ろも、完全文なら where
  8. 非制限用法があるのは when と where だけ(, where = , and there)
  9. whoever / whatever / whichever:名詞節(〜は誰でも)と副詞節(〜しようとも)
  10. whenever / wherever / however は後ろが完全文。however +形容詞・副詞+S V
  11. no matter 〜 は譲歩の副詞節専用。名詞節には使えない
  12. 否定語+名詞+whatever = まったく〜ない(no doubt whatever)
  13. what we call / what S is / what S used to be / A is to B what C is to D
  14. what is more・what is worse/what with A and B/what little money I have
  15. whoever / whomever の格は節の中で決まる:to whoever wants it(whoever ○)
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