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🛠️ 技能別の指導メソッド★☆☆議論あり小学校📖 約11分

小学校英語の教え方 ― 外国語活動と外国語科、歌・チャンツ・絵本は本当に効く?

3・4年の外国語活動、5・6年の外国語科。歌やチャンツ、絵本の読み聞かせは小学校英語の定番ですが、研究で確かめるとどうなのか。学習指導要領のねらいと研究の両方から、担任の先生にも使える形でまとめました。

エビデンスの強さ:歌はプラスの研究がある一方、研究デザインが弱いものが多く、歌の系統的レビューは因果関係を確かめられないと結論。絵本もプラスの研究があるが、やり方や実施者で結果が変わる。早期開始の効果も研究者の見方が分かれる。

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小学校英語の教え方 ― 外国語活動と外国語科、歌・チャンツ・絵本は本当に効く?のイメージ
💡3行まとめ
  • 3・4年は「慣れ親しむ」、5・6年は「読む・書く」も加えた教科。どちらも音声から入り、語句や文の読み書きは音声で慣れたあとに。
  • 歌・チャンツ・絵本は楽しく有用ですが、「歌えば覚える」は研究ではまだ確かめきれていません。小さな研究では、聞いてわかる語は増えても言える語は増えにくかったので、言うための練習も別に用意したい。
  • 「早く始めれば得」という確かな証拠はありません。授業でどれだけ質のよい英語にふれられるかにも目を向け、英語を好きでいられるようにすることも大切にしたいところです。

外国語活動と外国語科ってなに?

ひとことで言うと、3・4年の外国語活動は「英語の音や表現に慣れ親しむ時間」、5・6年の外国語科は「聞く・話すに、読む・書くも加えて、中学校につなぐ教科」です。

2017年告示の学習指導要領で、小学校の英語は次の2つになりました 1。つまり実際には、どちらも音声から入り、語句や文を読んだり書いたりするのは音声で十分に慣れてからという順番で進めます(アルファベットの文字の名前には3・4年から触れます)。

🎈たとえるなら

外国語活動は「プールで水に慣れる時間」、外国語科は「泳ぎ方を習い始める時間」です。水に顔をつけるのが怖い子に、いきなりクロールの手の動きを説明しても泳げません。まずは水遊びで「水って楽しい」と思えること。でも、水遊びだけを何年続けても泳げるようにはならないので、高学年からは少しずつ「泳ぎ方」(文字・読む・書く)を加えていきます。大事なのは、慣れる → 習う の順番を飛ばさないことです。

外国語活動と外国語科のちがい

外国語活動(3・4年) 外国語科(5・6年)
位置づけ 教科ではない(記録は文章で記述) 教科(観点別評価と評定あり)
授業時数 2年間で計70単位時間 2年間で計140単位時間
中心 聞くこと・話すこと 聞く・話すに、読む・書くを加える
ねらい 英語の音声や表現に慣れ親しみ、学習への動機づけを高める コミュニケーションの基礎となる力を育て、中学校につなぐ

外国語活動の指導要録の記録は、観点に照らして児童にどんな力がついたかを文章で端的に書く形です 2。

学習指導要領の解説によると、高学年の外国語科では、中学年の外国語活動で扱った語も含めて600〜700語程度を扱います 1。また、文法は用語や用法を教えるのではなく、言語活動の中で基本的な表現として繰り返しふれることを通して指導するとされています 1。

文字の扱いも大事なポイントです。高学年の「読むこと」は、音声で十分に慣れ親しんだ語句や表現を推測しながら読むこと、「書くこと」は語順を意識しながら書き写すことに加えて、例文を参考に、一部を自分のことに置きかえて書くことが中心です 1。文字の音の読み方も扱いますが、発音とつづりを関連づけて指導するのは中学校で、小学校では音声と文字を関連づける指導にとどめる、と整理されています 1。

やり方を3ステップで

  1. 音声で慣れる:歌・チャンツや先生の Small Talk で、表現のリズムと意味に何度もふれる。
  2. 自分のこととして言う:歌で聞き覚えた表現を、友達とのやり取りや発表で使う(歌だけで終わらせない)。
  3. 文字は、音声で慣れた表現で:推測しながら読む・語順を意識して書き写す・例文の一部を自分のことに置きかえて書く。

なぜ歌・チャンツ・絵本?

学習指導要領の解説は、歌やチャンツを使う理由を音声面から説明しています。たとえば日本語の「ミルク」は3音節ですが、英語の milk は1音節で、日本語のリズムで発音すると英語に聞こえません。歌やチャンツを通して英語特有のリズムやイントネーションを体で覚えることで、日本語との違いに気づく、という考え方です 1。絵本についても、ストーリーを予想しながら聞いたり、聞こえた語句を言ったりする活動や、子どもとやり取りしながらの読み聞かせが例として挙がっています 1。

研究ではどうなってる?

歌・チャンツ

🔬研究ではこう
  • 2〜18歳への歌の指導の介入研究60本(23か国)を集めた系統的レビューでは、多くの研究が「歌で語彙・文法などが伸びた」と主張していましたが、大半は因果関係を示せる研究デザインではなく、歌の言語面の効果について確かな結論は出せない、とされました 3。
  • 5歳児25人に歌を使った3回の授業をした研究では、聞いてわかる語彙は増えましたが、言える語彙はほとんどの子で増えませんでした 4。
  • 2〜3歳児で物語・歌・その組み合わせを比べた研究では、物語の条件が最も語彙が伸び、歌だけの条件が最も小さかったと報告されています 5。
  • 小学生57人(平均8.7歳)を、歌う群・同じ歌詞を話す群・通常授業の比較群に分けた研究では、歌う群は話す群より語彙の伸びが大きく、つづりと文法の伸びでは他の2群を上回る結果でした 6。
  • 大人60人がハンガリー語の句を学ぶ実験では、歌って覚えた群が、句を思い出して言うテストで、話す・リズムで唱える群より成績がよかったという結果もあります 7。

歌の効果については、系統的レビューの結論を押さえておきましょう。「歌は効く」と感じている先生は多く、プラスの結果の研究もあります 6。でも、きちんとした比較のある研究はまだ少なく、「歌えば英語が身につく」と言い切れる段階ではありません 3。5歳児25人の小さな研究でも、3回の歌中心の授業だけでは、大半の子に言える語彙の伸びは見られませんでした 4。そこで、歌は「楽しく何度もくり返せる、音とリズムの練習」として使い、言えるようになるための練習(やり取り・発表)を別に用意するのがよいと考えます(やり取りを足した場合と比べた研究ではないので、これは研究結果を踏まえた実践上の提案です)。

絵本・読み聞かせ

🔬研究ではこう
  • 小学3年生の英語学習者で、読み聞かせだけ・単語に注目させる活動つき・読み聞かせ後の活動つきの3つを比べた研究では、遅延テストでは読み聞かせだけの群が最も成績がよく、単語への注目や活動を足した群の伸びは時間とともに薄れました。ただし、この研究では読み聞かせだけの群などは物語そのものを多く聞いており、活動群は補助活動に時間を多く使っていたので、「活動を足したこと」自体が語彙の定着を妨げたとまでは言えません。物語を多く聞いた群ほど、自分の経験と結びつけた反応が多く出ました 8。
  • 母語の研究ですが、子どもを巻き込む対話的な読み聞かせのメタ分析(31研究)では、話し言葉の力に中程度の効果がありました。ただし、研究者が行ったときの効果が、ふだんの先生の教室では再現されにくかったとも報告されています 9。

早く始めるほど得?

小学校英語の開始年齢については、年齢と臨界期 のページで詳しく扱っています。ここでは要点だけまとめます。

🔬研究ではこう
  • 外国語として教室で学ぶ環境の早期開始の研究42本をまとめた研究では、短期でも長期でも「早いほど有利」という確かな証拠は見つかりませんでした 10。
  • 移住先で自然に学ぶ環境と教室で学ぶ環境では年齢の効き方が違い、インプットの量と質が大きく関わると論じられています 11。
  • 日本の大学生の研究では、12歳より前に英語を始めた人は、中学(12〜13歳)から始めた人より音の聞き分けの成績が高かった一方、文法判断では差がなく、早期開始の効果は相当なインプット量を積んだあとに現れる可能性が示されました 12。

日本の小学校の現実

日本の小学生345人の調査(3年生と6年生を同じ時期に比べた横断調査)では、3年生より6年生の方が、英語への内発的な意欲や外国への興味が低いという結果が出ています 13。また、外国語活動が始まった時期の東京の小学校の担任37人の事例研究では、73%が英語を話す・教えることに不安を感じていました 14。東アジアの小学校英語の研究をまとめた総説も、日本を含む各地の政策上の課題と研究を整理しています 15。高学年で意欲を保つ工夫と、担任の先生を支えるしくみの両方が課題です。

明日の授業でこうする

✏️45分の流れ(高学年の例)
  1. あいさつ(5分):日付・天気・気分を尋ね合うやり取りを、毎時間同じ形で行う(例:What's the date today? / How's the weather? / How are you?)。
  2. 歌・チャンツ(5分):単元の表現を含むチャンツで、リズムとイントネーションに慣れる。
  3. 先生のSmall Talk・導入(10分):先生が、単元の表現を使って自分の好きな物やできることを英語で2〜3文話す(例:I like dogs. I can swim.)。絵や実物を見せて意味を伝える。子どもは「聞いてわかった」を体験する。
  4. やり取り・発表の活動(15分):単元の表現を使って友達とやり取り。歌で聞き覚えた表現を、ここで自分のこととして言う。
  5. 文字の活動(5分):音声で慣れた表現を見て、推測しながら読む・語順を意識して書き写す・例文を参考に一部を自分のことに置きかえて書く。
  6. 振り返り(5分):今日のめあてについて「できた・もう少し」を自己評価。

絵本の読み聞かせのコツ

  • 表紙を見せて「What's this story about?」と予想させてから読む(解説にも、ストーリーを予想しながら聞く活動が例示されています) 1。
  • 途中で絵を指して「What color is this?」と問いかけ、答えたら文の中の red を指して文字にも目を向けさせる(解説に例示されているやり方です) 1。
  • 同じ絵本を何度も読む。くり返しの表現は、子どもが一緒に言い始めます。
  • 読み聞かせのあとの活動を増やしすぎない。補助活動に時間を多く使った群より、物語を多く聞いた群の方が遅延テストで語彙が残っていたという研究もあります 8。
🗣️先生の英語(そのまま使える)
TLet's sing the song together. Clap your hands to the beat!
TLook at the cover. What's this story about? ... A bear? Good guess!
TWhat color is this? ... Yes, it's red. Where is "red" on this page? Point to it.
TNow, ask your friend. "What do you like?" Let's go!
TToday's goal was "I can tell my friends what I like." Did you do it? Show me with your thumbs.
🏫実例

小学3年(外国語活動):色の単元。歌で色の言い方に慣れたあと、先生が「I like blue. What color do you like?」と問いかけ、子どもは好きな色の色紙を持ち上げて答える。文字は扱わず、音と色と気持ちを結びつけることに集中する。

小学5年(外国語科):「できること」の単元。チャンツで I can swim. のリズムに慣れ、先生が自分のできること・できないことを話す(Small Talk)。子どもは友達にインタビューし、最後に例文(I can swim.)を参考に、swim の部分を自分のできることに置きかえて1文書く。

小学6年(外国語科):中学校につなぐ時期。「将来の夢」の発表を、原稿の丸暗記ではなく、絵を見せながら言える範囲で話す形にする。友達の発表に1つ質問する時間をとり、「伝え合う」経験を積む。

⚠️よくある失敗
  • 歌って終わり:5歳児の小規模な研究では、歌中心の3回の授業で聞いてわかる語は増えても、大半の子は言えるようにはなりませんでした 4。歌の表現を自分のこととして言う活動につなげます(これは実践上の提案です)。
  • 文字を急ぎすぎる/避けすぎる:音声で十分に慣れる前に書かせると負担が大きく、逆に高学年で文字にまったくふれないと中学校で困ります。解説の「音声で十分に慣れ親しんだ表現を読む・書き写す・例文を参考に書く」が目安です 1。
  • 中学の文法を先取りする:文法用語の説明ではなく、言語活動の中で繰り返しふれることが小学校のやり方です 1。
  • 担任が英語に自信がなくて黙ってしまう:英語が完璧でなくても、先生が英語を使おうとする姿そのものがお手本になります。音声教材やALTの力も借りましょう。

❓ よくある質問

Q. 外国語活動と外国語科は、どう違いますか?

3・4年の外国語活動は教科ではなく、聞くこと・話すことを中心に英語の音声や表現に慣れ親しむ時間で、2年間で計70単位時間です。5・6年の外国語科は教科で、読む・書くも加わり、観点別評価と評定があります(2年間で計140単位時間) 1。

Q. 小学校英語では、何語くらい扱いますか?

学習指導要領の解説では、高学年の外国語科で、中学年の外国語活動で扱った語も含めて600〜700語程度を扱うとされています。文法は用語や用法を教えるのではなく、言語活動の中で基本的な表現に繰り返しふれることを通して指導します 1。

Q. 歌やチャンツで英語は覚えられますか?

2〜18歳への歌の指導の研究60本を集めた系統的レビューでは、大半が因果関係を示せるデザインではなく、確かな結論は出せないとされました 3。歌は音とリズムの練習として使い、言えるようになるための練習(やり取り・発表)を別に用意するのがおすすめです。

Q. 絵本の読み聞かせのあとに、活動をたくさん入れた方がいいですか?

増やしすぎない方がよさそうです。小学3年生の研究では、物語を多く聞いた群の方が、補助活動に時間を使った群より遅延テストで語彙が残っていました(活動自体が定着を妨げたとまでは言えません) 8。同じ絵本を何度も読むと、くり返しの表現を子どもが一緒に言い始めます。

Q. 英語は早く始めるほど有利ですか?

教室で学ぶ環境の早期開始の研究42本をまとめた研究では、「早いほど有利」という確かな証拠は見つかりませんでした 10。一方、日本の大学生の研究では音の聞き分けに早期開始の優位が見られました 12。限られた時間で、音声面の土台と意欲を育てることに現実的な価値があると考えられます。

🎓 もう一歩深く(大学院レベル)

🎓院生モード年齢の効果は「何を・どんな環境で」測るかで変わる

「臨界期」の研究の多くは、移民として第二言語環境で暮らす人の最終到達度を調べたものです。学校での外国語学習と年齢の関係を研究する応用言語学者 Carmen Muñoz 氏(2008)は、そうした自然な環境の知見を、週に数時間の教室学習にそのまま当てはめるのは早計だと論じ、インプットの量と質が年齢の効果を左右すると指摘しました 11。早期の外国語教育の研究をまとめた Becky H. Huang 氏(2016)の42研究の統合も、教室学習の環境では早期開始の明確な優位を見いだしていません 10。スイスの教室学習者を追った、第二言語習得の研究者 Simone E. Pfenninger 氏と David Singleton 氏(2017)も、開始年齢は多くの面で決定的ではなく、遅い開始が有利に働く面もあると論じています 16。

一方で、第二言語習得の研究者 Jenifer Larson-Hall 氏が日本の大学生を対象にした研究(2008)は、音韻の聞き分けでは早期開始者に優位があり、その効果はインプット量が積み重なってから現れる可能性を示しました 12。つまり「早期開始は無意味」でもなく、限られた時間数の中で、音声面の土台と学習意欲を育てることに小学校英語の現実的な価値がある、と読むのが妥当でしょう。日本の横断調査で6年生の意欲の平均が3年生より低かったという結果 13 も(同じ子どもを追った研究ではありませんが)、その土台づくりの難しさを示唆しています。

🎓院生モード歌の研究はなぜ結論が出にくいのか

歌を使った言語学習の研究をまとめた、Catherine Hamilton 氏らの系統的レビュー(2024)は、歌の研究の多くが、比較群がない、人数が少ない、テストが歌の歌詞そのものを問う、などの理由で因果を示せないと評価しました 3。実際、比較のある研究でも、歌が物語より劣った結果 5 と、歌が話すより優れていた結果 6 が混在しています。何と比べるか(物語か、話すことか、何もしないか)、何を測るか(聞いてわかる語か、言える語か、文法か)で結論が変わるのです。大人を対象にした実験室の研究では、歌が句の丸ごとの記憶を助けることが示されており 7、「歌はチャンク(決まった言い回し)を音のまとまりごと覚える助けになる」という仮説は、今後の教室研究で検証する価値があります。子どもへの外国語指導の理論的な整理としては 児童への外国語教育の研究者 Lynne Cameron 氏と Annamaria Pinter 氏の本が定番です 1718。

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📑 出典(18件)

本文の上付き数字に対応。✔ は DOI / ISBN / 公式ページを書誌データベースと機械照合した印です。

  1. 文部科学省 (2017). 小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 外国語活動・外国語編 公式ページ ✔ リンク確認済小学校の外国語活動(3・4年)と外国語科(5・6年)の目標・内容・語数・文字の扱いを説明した公式の解説
  2. 国立教育政策研究所 教育課程研究センター (2020). 「指導と評価の一体化」のための学習評価に関する参考資料 中学校 外国語 公式ページ ✔ リンク確認済中学校外国語の3観点の評価規準の作り方・単元の指導と評価の計画の事例を示した国研の参考資料
  3. Hamilton, C., Schulz, J., Chalmers, H., & Murphy, V. A. (2024). Investigating the substantive linguistic effects of using songs for teaching second or foreign languages to preschool, primary and secondary school learners: A systematic review of intervention research. System, 124, 103350. doi:10.1016/j.system.2024.103350 ✔ DOI照合済2〜18歳への歌の指導の介入研究60本の系統的レビュー。多くが「効いた」と主張するが、研究デザインが弱く因果関係は確かめられないと結論
  4. Coyle, Y., & Gómez Gracia, R. (2014). Using songs to enhance L2 vocabulary acquisition in preschool children. ELT Journal, 68(3), 276-285. doi:10.1093/elt/ccu015 ✔ DOI照合済スペインの5歳児25人。歌を使った3回の授業で、聞いてわかる語彙は伸びたが、言える語彙はほとんど伸びなかった
  5. Albaladejo Albaladejo, S., Coyle, Y., & Roca de Larios, J. (2018). Songs, stories, and vocabulary acquisition in preschool learners of English as a foreign language. System, 76, 116-128. doi:10.1016/j.system.2018.05.002 ✔ DOI照合済2〜3歳児17人で、物語・歌・両方の組み合わせを比較。物語の条件が最も語彙が伸び、歌だけは最も効果が小さかった
  6. Busse, V., Hennies, C., Kreutz, G., & Roden, I. (2021). Learning grammar through singing? An intervention with EFL primary school learners. Learning and Instruction, 71, 101372. doi:10.1016/j.learninstruc.2020.101372 ✔ DOI照合済小学生57人(平均8.7歳)を歌う群・同じ歌詞を話す群・通常授業群に分けた介入。歌う群は話す群より語彙の伸びが大きく、つづりと文法の伸びでは話す群と通常授業群を上回った
  7. Ludke, K. M., Ferreira, F., & Overy, K. (2014). Singing can facilitate foreign language learning. Memory & Cognition, 42(1), 41-52. doi:10.3758/s13421-013-0342-5 ✔ DOI照合済大人60人がハンガリー語のフレーズを、話す・リズムで話す・歌う、のどれかで聞いてくり返す実験。歌った群が言い出すテストで最もよかった
  8. Gao, Y.-L., Wang, F.-Y., & Lee, S.-Y. (2023). The effects of three different storytelling approaches on the vocabulary acquisition and response patterns of young EFL students. Language Teaching Research, 27(5), 1078-1098. doi:10.1177/1362168820971789 ✔ DOI照合済小学3年生で、読み聞かせだけ・語の焦点化つき・活動つきを比較。長期的には読み聞かせだけの群が最も語彙が残った
  9. Mol, S. E., Bus, A. G., & de Jong, M. T. (2009). Interactive book reading in early education: A tool to stimulate print knowledge as well as oral language. Review of Educational Research, 79(2), 979-1007. doi:10.3102/0034654309332561 ✔ DOI照合済子どもを巻きこむ対話的な読み聞かせのメタ分析(31研究・2,049人)。話し言葉の力に中程度の効果
  10. Huang, B. H. (2016). A synthesis of empirical research on the linguistic outcomes of early foreign language instruction. International Journal of Multilingualism, 13(3), 257-273. doi:10.1080/14790718.2015.1066792 ✔ DOI照合済外国語として教室で学ぶ環境での開始年齢の研究42本をまとめ、早期開始の確かな優位は見られないとした統合研究
  11. Munoz, C. (2008). Symmetries and asymmetries of age effects in naturalistic and instructed L2 learning. Applied Linguistics, 29(4), 578-596. doi:10.1093/applin/amm056 ✔ DOI照合済移住環境の年齢研究を、学校の外国語学習にそのまま当てはめてはいけないと論じた論文
  12. Larson-Hall, J. (2008). Weighing the benefits of studying a foreign language at a younger starting age in a minimal input situation. Second Language Research, 24(1), 35-63. doi:10.1177/0267658307082981 ✔ DOI照合済日本の大学生で、英語を始めた年齢と音の聞き分け・文法判断の関係を調べた研究。早い開始は音で少し有利
  13. Carreira, J. M. (2006). Motivation for learning English as a foreign language in Japanese elementary schools. JALT Journal, 28(2), 135-157. doi:10.37546/jaltjj28.2-2 ✔ DOI照合済日本の小学3年生と6年生345人の比較。内発的動機・外国への興味は6年生の方が低かった
  14. Machida, T., & Walsh, D. J. (2015). Implementing EFL policy reform in elementary schools in Japan: A case study. Current Issues in Language Planning, 16(3), 221-237. doi:10.1080/14664208.2015.970728 ✔ DOI照合済東京の小学校の学級担任37人の事例研究。73%が英語を話す・教えることに不安を感じていた
  15. Butler, Y. G. (2015). English language education among young learners in East Asia: A review of current research (2004-2014). Language Teaching, 48(3), 303-342. doi:10.1017/S0261444815000105 ✔ DOI照合済日中韓台の小学校英語の政策と研究(2004〜2014年)をまとめた総説
  16. Pfenninger, S. E., & Singleton, D. (2017). Beyond Age Effects in Instructional L2 Learning: Revisiting the Age Factor. Multilingual Matters doi:10.21832/9781783097630 ✔ DOI照合済学校での外国語学習では開始年齢の影響は多くの面で小さく、遅く始める利点もあると論じた本
  17. Cameron, L. (2001). Teaching Languages to Young Learners. Cambridge University Press doi:10.1017/CBO9780511733109 ✔ DOI照合済子どもの外国語学習を理論的に整理し、教室活動の分析のしかたを示した定番書
  18. Pinter, A. (2017). Teaching Young Language Learners. Oxford University Press 本の紹介ページ ✔ ISBN照合済子どもに外国語を教えるための入門書(第2版)。発達・学習の特徴と教室での指導を解説

最終更新 2026-10-18 ・ 原田英語 まちがいのご指摘はこちら