まずはこの3つ
- 英語は原則90分。多くの学科で150点(2026年度要項)
- 文系の多くのT日程は英語150点+国語か数学100点
- 大学が挙げる柱は「基礎知識・精読力・速読力」の3つ
形式の特徴:方式と英語の扱い
2026年度の入学試験要項と大学の入試サイトによる。
| 方式 | 英語の扱い |
|---|---|
| T日程(統一日程・2月5日) | 14学部(GISを除く)が同日に行う2科目入試。英語は共通問題。文学部日本文学科は国語+小論文で英語なし。全国10都市で受験できる |
| 英語外部試験利用入試(2月5日) | T日程と同日・同問題。学部が指定する外部試験の基準を満たせば英語の試験が免除で、英語以外の1科目で判定(GISはスコアを英語の得点に換算する換算型) |
| A方式(個別日程・2月7〜16日のうち7日) | 3科目(GISは2科目)。学部・学科のくくりごとに試験日と問題が違う。GISは外部試験を英語の得点に換算 |
| 英語の時間・配点 | 原則90分・多くの学科で150点。A方式の文学部Ⅰ日程(哲・日本文・史)は60分・100点、法学部国際政治学科は200点。理系は配点が別 |
| 共通テスト利用(B・C方式) | 独自試験なし。共通テストの得点のみで判定 |
配点の比率で作戦が変わる
法学部(法律・政治)の例では、T日程は英語150点+国語か数学100点で、英語が全体の6割。A方式は英語150点+国語100点+選択100点で約4割3分。T日程は英語の出来がほぼ合否を決める。外部試験のスコアがある人は、T日程と英語外部試験利用入試を併願すると、当日の英語の出来に左右されない判定も1つ持てる(併願時もT日程の英語は受ける)。
大学が挙げる3つの力と鍛え方3
法政の入試サイトの英語対策ページは、学部・日程で形式は違っても求める力は共通と説明している。
- 1基礎知識文法・語彙・発音などの知識問題。単語は意味だけでなく、品詞とコロケーション(よく一緒に使う語の組み合わせ)まで覚える。
- 2精読力文章の構造を正確にとらえ、論理の展開をつかむ力。主語と動詞、修飾のかかり方を確定しながら読む練習を毎日少しずつ。
- 3速読力精読に基づき、英語の語順のまま理解していく力。精読した英文を音読し、返り読みせずに意味が取れる速さに上げる。
設問タイプ別の攻略5
(記事)は原田英語が扱った実際の問題から。
- 1長文の空所補充空所の前後を「逆接・因果・例示・追加」のどれでつなぐかを先に決める。語彙の空所は品詞とコロケーションで絞る。
- 2内容一致・不一致本文と反対の選択肢と、本文に書かれていない選択肢を区別する。言い過ぎ(all / always / only)は根拠を確認。
- 3下線部の意味辞書的な意味ではなく、その文脈で何を指すか。直前・直後の言い換えを探す。
- 4会話文(記事)2025年度のT日程では、戯曲の一節を素材にした会話文が出た。人物の関係と場面の説明を先に読み、発言の意図をつかむ。
- 5発音・アクセント大学の対策ページが知識問題の例に挙げる。カタカナ語とずれる語と、派生で強勢が動く語をまとめて覚える。
コロケーション:動詞と名詞の組み合わせ(例はオリジナル)10
空所補充・語句選択の定番。「どの動詞と組むか」で覚える。
- make a decision★★★決定するdo a decision は不可
- take a risk★★★危険を冒すtake a chance も同じ型
- pay attention to★★★〜に注意を払うpay close attention to の形も多い
- play a role in★★★〜で役割を果たすplay an important role in の形が多い
- reach a conclusion★★★結論に達するcome to a conclusion も可
- raise a question★★★疑問を投げかけるraise は他動詞。rise と区別
- meet the demand★★★需要・要求に応えるmeet=満たす。meet the needs も
- do harm to★★★〜に害を与えるdo more harm than good=益より害が大きい
- heavy traffic★★★交通量が多いこと・渋滞many traffic は不可
- strong coffee★★★濃いコーヒー反対は weak coffee(薄いコーヒー)
品詞の取り違え(例はオリジナル)6
「品詞まで覚える」の実例。空所補充・正誤の両方で狙われる。
- ✕He spoke very confident.○He spoke very confidently.動詞を修飾するのは副詞
- ✕She became a success writer.○a successful writer「成功した」という性質は形容詞 successful
- ✕The project needs careful plan.○careful planningplan は可算名詞。冠詞なしなら planning
- ✕The results of the analyze were clear.○the analysisanalyze は動詞、名詞は analysis
- ✕The news was very shocked.○very shocking人を驚かせる側は -ing
- ✕The government has risen taxes.○The government has raised taxes.rise は自動詞、raise は他動詞
発音・アクセント:ずれやすい語(例)10
太字が強く読む所。カタカナ語の感覚で選ぶと外れる語を集めた。
語ポイント
percentパーセントと違い後ろ
volunteerボランティアと違い最後
techniqueテクニックと違い後ろ
delicious2番目を強く
alcoholアルコールと違い前
calendar前を強く
advice / advise名詞は s の音、動詞は z の音
record / record名詞は前、動詞は後ろ
breath / breathe名詞は短い e、動詞は長い ee
said / saysどちらも短い e の音
時間配分の考え方(90分)
日程で大問構成は違う。目安から自分の配分を作る。
| 段階 | やること | 目安 |
|---|---|---|
| 最初 | 全体を見て、知識問題と長文を分ける | 1分 |
| 知識問題 | 文法・語彙・発音・会話。迷ったら印をつけて先へ | 15〜20分 |
| 長文 | 設問を先に見て段落ごとに解く。1題20分前後 | 60分前後 |
| 最後 | 飛ばした問題とマークのずれを確認 | 5分 |
直前の注意3
- 1日程ごとに過去問A方式は学部・学科のくくりで日程が違い、問題も違う(例:法学部は国際政治学科がⅠ日程、法律・政治学科がⅡ日程)。受ける日程の過去問で形式を確認する。
- 2外部試験の基準を確認英語外部試験利用入試の基準は学部・学科で違う。必ず当年度の要項の基準表で確かめる。
- 3要確認時間・配点・日程は年度で変わる。最新の入学試験要項と過去問で確認する。
確認テスト
- 1法政の一般入試の英語の試験時間は、原則 (2026年度)。正解は 90分。文学部Ⅰ日程のA方式は60分
- 2英語外部試験利用入試(GISを除く)で基準を満たすと 。正解は T日程の英語が免除。英語以外の1科目で判定
- 3We need to a decision by Friday.正解は make。make a decision
- 4She answered the question .正解は confidently。動詞を修飾するのは副詞
- 5The company its prices last year.正解は raised。raise は他動詞(〜を上げる)
参考にした資料
法政を一覧にまとめ、A4 2枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。