まずはこの3つ
- 最初の1か月は中学英語だけ。あせって高校の内容に進まない
- 単語は毎日。文法・長文が休みの日も単語だけは続ける
- わからない所は、1つ前の段階に戻ってやり直す
なぜ中学英語からやり直すのか
高校の英文法は、中学の文法の上に積み上げてできている。過去完了は現在完了と同じ「完了形」の考え方、分詞構文は分詞、関係副詞は関係代名詞がわかって初めてすっきりわかる。高校の内容がわからない原因は、その1つ下の中学の内容にあることが多い。土台から積み直すのが、遠回りに見えていちばんの近道。
3か月の全体像
| 時期 | 文法 | 単語 | 読む |
|---|---|---|---|
| 1か月目 | 中学文法を1周(be動詞〜関係代名詞) | 中学で習う基本の単語 | 教科書レベルの短い文を音読 |
| 2か月目 | 高校文法の前半(時制・助動詞・受動態・不定詞・動名詞・分詞) | 高校基礎の単語帳を始める | 100〜150語の英文 |
| 3か月目 | 高校文法の後半(関係詞・比較・仮定法) | 単語帳の2周目 | 200〜300語のやさしい長文 |
1か月目:中学文法を週ごとに
1週目から順に。各単元は「中学英文法 総復習」などのシートで確認する。
| 週 | やる単元 |
|---|---|
| 1週目 | 品詞・be動詞と一般動詞・疑問文と否定文・命令文 |
| 2週目 | 時制(現在・過去・未来・進行形)・不規則動詞・助動詞 |
| 3週目 | 文型・比較・受け身・現在完了 |
| 4週目 | 不定詞・動名詞・分詞・関係代名詞・接続詞 |
2か月目・3か月目の進め方4
- 1文法は1単元を3段階で①説明を読む ②問題を解く ③翌日、同じ問題をもう一度。2回目に解ければその単元は合格。
- 2単語帳は「復習が先」毎日、前の日までの語をテストしてから新しい語へ。言えなかった語に印をつけ、印の語を何度も回す。
- 3英文は短いものから2か月目は100〜150語、3か月目は200〜300語。読んだ後に音読すると、英語の語順のまま意味をとる練習になる。
- 43か月目にやさしい入試問題最後の数週間で、やさしめの入試問題や模試の文法・長文にふれる。解けなかった所が、次に戻る単元になる。
1日60分のメニュー例
編集部のおすすめ例。忙しい日は30分版でよいので、毎日続ける。
| 内容 | 60分版 | 30分版 |
|---|---|---|
| 単語:前の日までの復習テスト→新しい語 | 15分 | 10分 |
| 文法:説明を読む→問題を解く→答え合わせ | 25分 | 15分 |
| 読む:短い英文を読んで音読 | 15分 | なし |
| まちがいノート:今日のミスを1行ずつ | 5分 | 5分 |
1週間のサイクル3
- 1月〜金:新しい単元を進める1日60分(忙しい日は30分)のメニューで、その週の単元を1つずつ。
- 2土:その週の復習テスト月〜金に解いた問題から、まちがえたものだけをもう一度解く。
- 3日:まちがいノートを見直す1週間分のミスを読み返すだけでよい。余裕があれば単語の復習も。
続けるための5つのルール5
- 1同じ時間・同じ場所で「夕食の後に机で」のように決めておくと、やる気に頼らずに始められる。
- 28割わかったら次へ1周目で完璧をめざすと止まってしまう。2周目・3周目で残りを埋めればよい。
- 3問題は「解く→直す」までまちがえた問題は、なぜまちがえたかを一言書く。同じミスをしなくなるのが本当の進歩。
- 4記録をつけるやった日にカレンダーへ印をつける。続いた日数が目に見えると、やめにくくなる。
- 5休む日も単語だけ疲れた日は単語5分だけでもよい。ゼロの日を作らないことが、いちばん大事。
よくある挫折パターンと対策
| 挫折パターン | こうする |
|---|---|
| いきなり分厚い問題集を買う | 薄くてやさしい1冊を、何周もする |
| 文法の説明を読むだけで終わる | 読んだら必ず問題を解いて確かめる |
| 最初に1日3時間やって、3日で燃え尽きる | 毎日60分を続ける。続けた日数が力になる |
| 長文の知らない単語を全部辞書で調べる | 1文ずつ主語と動詞を確かめ、単語は推測して進む |
| 単語を後回しにする | 1日10分でも毎日。文法も長文も単語が土台 |
つまずいたら戻る場所
わからない時は、先に進むより1つ前に戻る方が速い。
| こんな時 | 戻る所 |
|---|---|
| I am play のように be動詞と一般動詞を混ぜてしまう | be動詞と一般動詞(中学1年の内容) |
| 長い文になると主語と動詞がわからない | 品詞・文型の基礎 |
| 過去形・過去分詞がすぐに出てこない | 不規則動詞の活用表 |
| 現在完了と過去形の区別がつかない | 時制の基礎 |
| 単語を覚えても、すぐに忘れる | 英単語の覚え方入門 |
| 長文になると時間が足りない | 長文の読み方入門 |
3か月後のゴール
①中学文法の基本問題がほぼ解ける ②高校基礎の単語帳を1周以上している ③200語くらいの英文を、主語と動詞を見つけながら最後まで読める。ここまで来れば、入試対策の参考書や問題集に自分の力でついていける。次は、文法の単元別シートや長文のシートへ進もう。
スタート地点チェック
まちがえた問題の単元から始める。
- 1My brother a high school student.正解は is。まちがえたら be動詞から
- 2she like cats?正解は Does。まちがえたら疑問文・否定文から
- 3We to the zoo last Sunday.正解は went。まちがえたら時制・不規則動詞から
- 4Tom is than his brother.正解は taller。まちがえたら比較から
- 5I want a doctor in the future.正解は to be。まちがえたら不定詞・動名詞から
- 6This bridge was 100 years ago.正解は built。まちがえたら受け身から
- 7I have in Nagoya for three years.正解は lived。まちがえたら現在完了から
- 8I have a friend speaks French.正解は who。まちがえたら関係代名詞から
ゼロからやり直す3か月を一覧にまとめ、A4 2枚で印刷できる無料PDFにしました。Web版は赤シート・覚えたチェック・カード・4択テストつき。