CHECK TEST
長文読解の超絶原則30確認問題集
長文読解の原則の確認問題22問。主張の位置・譲歩・対比・因果・段落の役割を、短い英文で入試形式で試す。
Ⅰ 次の英文を読んで、問いに答えよ
Many parents believe that the best way to get children to read is to reward them with money or prizes. It is true that rewards can increase the number of books children borrow from the library, at least for a while. However, research suggests that such rewards may actually reduce children's interest in reading itself. When the prizes stop, many children stop reading, because they have learned to see books as a way to earn something rather than as a source of pleasure. For example, in one program, students who had been paid for each book they finished read less in the following year than students who had received nothing. In short, if we want children to become lifelong readers, we should help them discover that reading is enjoyable in itself.
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多くの親は、子どもに本を読ませる最善の方法は、お金や賞品でご褒美をあげることだと信じている。確かに、ご褒美によって、子どもが図書館で借りる本の数が、少なくともしばらくの間は増えることがある。しかし、研究によれば、そうしたご褒美は、読書そのものへの子どもの興味をかえって弱めてしまうおそれがある。賞品がもらえなくなると、多くの子どもは本を読まなくなる。本を楽しみの源ではなく、何かを手に入れるための手段として見るようになってしまったからだ。例えば、あるプログラムでは、1冊読み終えるごとにお金をもらっていた生徒は、何ももらわなかった生徒よりも、翌年に読んだ本が少なかった。要するに、子どもに生涯読書を続けてほしいなら、読書はそれ自体が楽しいものだと気づかせる手助けをすべきなのだ。
- 1筆者の主張に最も近いものを選べ。
答えa ご褒美は読書そのものへの興味を弱めるおそれがあり、読む楽しさに気づかせることが大切だ
解説主張は However の後(ご褒美は読書そのものへの興味を弱めるおそれがある)と、In short の後(読書がそれ自体楽しいと気づかせるべき)にあるので、この2点をまとめた選択肢が正解。「お金や賞品が最もよい」は冒頭の一般論(Many parents believe)で筆者の考えではない。「借りる本の数は増えない」は It is true that の文と逆。「1冊ごとにご褒美を」は筆者が否定している方法。
【覚える】一般論(Many people believe)→譲歩→However→主張→In short(結論)の型。 - 2下線部 It is true that で始まる文の、この段落での役割として最も適切なものを選べ。
答えc 反対の内容を一度認めている(譲歩)
解説It is true that 〜. However, … は「確かに〜。しかし…」の譲歩の型で、反対側の内容(ご褒美で借りる本が増える)を一度認めている。本音は However の後ろ。「筆者の主張」は However の後なので不可、「具体例」は For example の文、「全体の結論」は In short の文の役割。
【覚える】譲歩の合図:It is true that / Of course / Certainly / Admittedly → 後に but・however が来る。 - 3本文によると、ご褒美がなくなった後に読書をやめる子どもが多いのはなぜか。
答えa 本を、何かを手に入れるための手段と考えるようになったから
解説根拠は because 以下の they have learned to see books as a way to earn something rather than as a source of pleasure(本を楽しみの源ではなく、何かを得る手段と見るようになった)。「図書館が貸し出しを減らした」「親が本を買わなくなった」「本が難しくなった」は、いずれも本文に書かれていない理由。
【覚える】理由を問う設問は because・since・as の後を探す。see A as B=AをBとみなす。 - 4For example で始まる文は、本文のどの内容を支えるために置かれているか。
答えc ご褒美が読書への興味を減らすおそれがあること
解説例は直前の主張の確認。「お金をもらった生徒のほうが翌年あまり読まなかった」は「ご褒美が読書への興味を減らすおそれがある」を支えている。「借りる数が一時的に増える」は譲歩部分、「親がご褒美を有効と考える」は冒頭の一般論で、この例が支える内容ではない。「生涯の習慣になりにくい」は本文の主張と違う。
【覚える】For example の役割問題は「例の中身」ではなく「何の例か」=直前の主張を答える。 - 5筆者の結論を導く合図になっている語句を選べ。
答えa In short
解説In short(要するに)は全体の要約・結論の合図で、主旨問題の答えはその後ろにある。Many parents は一般論の導入、It is true は譲歩の合図、For example は具体例の合図で、結論を導く語句ではない。
【覚える】結論の合図:In short / In conclusion / To sum up / Thus / All in all。
Ⅱ 次の英文を読んで、問いに答えよ
In the past, most people bought music on CDs; today, many listen to songs through streaming services. Some critics argue that this change has hurt musicians, since each stream pays only a tiny amount. I disagree. Streaming has made it possible for unknown artists to reach listeners around the world without the help of a record company. Whereas a CD had to be produced and shipped to shops, a song can now be shared online the day it is recorded. Of course, a few popular artists still earn most of the money. Still, the new system gives far more musicians a chance to be heard.
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昔は、ほとんどの人が CD で音楽を買っていたが、今日では多くの人がストリーミングサービスで曲を聞いている。この変化は音楽家に打撃を与えたと主張する批評家もいる。1回の再生で支払われる金額はごくわずかだからだ。私はそうは思わない。ストリーミングのおかげで、無名のアーティストがレコード会社の助けを借りずに、世界中の聞き手に届くことが可能になった。CD は製造して店へ出荷しなければならなかったが、今では曲を録音したその日にネットで共有できる。もちろん、一部の人気アーティストが今も収益の大半を得ている。それでも、この新しい仕組みは、はるかに多くの音楽家に聞いてもらう機会を与えているのだ。
- 6下線部 this change が指す内容として最も適切なものを選べ。
答えc 音楽を聞く手段が CD からストリーミングへ移ったこと
解説this は直前の文全体(昔は CD で買った、今はストリーミングで聞く)を受ける。In the past ⇔ today の「昔と今の対比」で変わった点がそのまま this change なので「CD からストリーミングへ移ったこと」が正解。「収入が大きく増えた」は本文と逆の内容。「レコード会社が CD の生産をやめた」「批評家が音楽家を批判」は本文にない。
【覚える】this+名詞(this change / this problem)は直前の文の内容をまとめて指す。 - 7Who thinks that streaming has hurt musicians?
答えd Some critics
訳Q:ストリーミングが音楽家に打撃を与えたと考えているのは誰か。
A:一部の批評家。解説Some critics argue that this change has hurt musicians は他人の意見。直後の I disagree.(私はそう思わない)で、筆者(The author)は反対側だと分かる。Record companies(レコード会社)や Unknown artists(無名のアーティスト)はこの意見の持ち主として書かれていない。誰の意見かを区別しないと筆者の立場を取り違える。
【覚える】Some people argue 〜. I disagree.=他人の意見→筆者の反論。 - 8Whereas で始まる文は、CD とネットでの配信を主にどの点で比べているか。
答えd 曲が聞き手に届くまでの手間と速さ
解説Whereas の文は「CD は製造して店へ運ぶ必要があった」⇔「今は録音したその日に共有できる」という対比で、比べている軸は曲が聞き手に届くまでの手間と速さ。値段の高さ・音の質・1曲の長さは本文に書かれていない。対比は「何と何を、どの軸で」比べているかを確認する。
【覚える】whereas=〜である一方(2つの節の対比)。the day it is recorded=録音されたその日に。 - 9最終文の Still に最も近い意味のものを選べ。
答えa それでも
解説Of course 〜(少数の人気歌手が大半を稼ぐ)は譲歩で、その後の文頭 Still, は逆接の「それでも」。「まだ」と訳すと論理が崩れる。「静かに」は形容詞 still(静かな)からのひっかけ、「さらに」は追加で向きが違う。
【覚える】Of course A. Still, B.=もちろんA。それでもB(主張はB)。 - 10筆者の考えに最も近いものを選べ。
答えc ストリーミングは、はるかに多くの音楽家に聞いてもらう機会を与えている
解説I disagree の後と、最終文 Still の後が筆者の主張で「はるかに多くの音楽家に聞いてもらう機会を与えている」が正解。「害を与えている」は批評家の意見。「人気の音楽家しか得をしないのでやめるべき」は Of course(譲歩)で認めた部分を言い過ぎにしたうえ、「やめるべき」も本文にない。「CD のほうがよい」も筆者の考えと逆。
【覚える】筆者の主張は I disagree / I think の後と、譲歩の後の Still / But の後。
Ⅲ 英文の内容に最も合うものを選べ
- 11The flood resulted from three days of heavy rain.
答えc 3日間の大雨が洪水を引き起こした
訳その洪水は3日間の大雨によって起きた。
解説B result from A は「B は A から生じる(A→B)」で、原因は from の後ろ。洪水(B)は大雨(A)から生じたので「3日間の大雨が洪水を引き起こした」が正解。「洪水が大雨を引き起こした」は result in と取り違えて矢印を逆にした定番のひっかけ。「洪水の後に大雨」は時の順序が逆、「関係がない」は本文と矛盾。
【覚える】A result in B(A→B)/B result from A(A→B)。 - 12Heavy use of smartphones before bed can result in poor sleep.
答えd Using a smartphone a lot before bed may lead to poor sleep.
訳寝る前にスマートフォンをたくさん使うと、睡眠の質が悪くなることがある。
解説A result in B は「A→B」。can を may で、result in を lead to で言い換えた Using a smartphone a lot before bed may lead to poor sleep. が正解。Poor sleep causes people to use 〜 は因果の逆転。always ruins sleep は can(〜しうる)を always(いつも)にした言い過ぎ。People who sleep poorly never use は never が言い過ぎで内容も違う。
【覚える】result in=lead to=cause=bring about。can=may(可能性)。 - 13Few of the students had heard of the writer before the lecture.
答えb Only a small number of the students knew of the writer before the lecture.
訳講演の前にその作家のことを聞いたことがある学生はほとんどいなかった。
解説few(ほとんど〜ない)は not がなくても否定で、Only a small number of the students knew of the writer 〜 が同じ意味。Most of the students knew the writer well は逆。None of the students は「ゼロ」と言い切っていて本文より強すぎる。Few students attended the lecture は few を講演の出席者数にすり替えたダミー。
【覚える】few / little=ほとんど〜ない、a few / a little=少しはある。 - 14Ken is the last person to give up halfway.
答えd ケンは途中で投げ出すような人では決してない
訳ケンは途中で投げ出すような人では決してない。
解説the last 〜 to do は「最も〜しそうにない」という隠れた否定で、「ケンは途中で投げ出すような人では決してない」が正解。「最後に投げ出した人」と直訳すると逆の意味を選んでしまう。「投げ出すことが多い人」は意味が逆、「いつも最後まで残っている人」は last の字面にとらわれた誤り。
【覚える】the last person to do=最も〜しそうにない人。He is the last man to tell a lie.(彼は決してうそをつかない) - 15The goal of a museum is not simply to store old objects but to help visitors understand the past.
答えb 博物館の目的には、来館者が過去を理解する手助けをすることも含まれる
訳博物館の目的は、単に古い物を保管することではなく、来館者が過去を理解する手助けをすることでもある。
解説not simply A but B は「A だけでなく B も」で、A(保管)も否定されない。主張の重心は B(来館者が過去を理解する手助け)なので「目的には〜も含まれる」が正解。「保管することだけだ」は B を無視している。「保管する必要はない」は A まで否定した言い過ぎ。「自由に触れるべき」は本文にない。
【覚える】not only[simply / just / merely]A but (also) B=AだけでなくB。
Ⅳ 次の英文を読んで、問いに答えよ((A)〜(D) は段落)
(A) Every year, huge amounts of food are thrown away by supermarkets and restaurants, even though much of it is still safe to eat. (B) So why does so much good food end up in the trash? The main reason is that shops are afraid of selling anything that looks less than perfect. Customers tend to choose the freshest-looking items, and stores worry about complaints. (C) In France, for instance, large supermarkets must offer unsold food that is still edible to charities rather than throw it away. (D) Thus, the problem of food waste can be reduced if businesses and governments work together to change how unsold food is handled.
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(A) 毎年、スーパーマーケットや飲食店によって膨大な量の食品が捨てられている。その多くはまだ安全に食べられるにもかかわらずだ。(B) では、なぜこれほど多くのまだ食べられる食品が、結局ごみ箱行きになってしまうのだろうか。主な理由は、店が少しでも完璧に見えない物を売ることを恐れていることだ。客は最も新鮮に見える商品を選ぶ傾向があり、店は苦情を心配する。(C) 例えばフランスでは、大型スーパーは、まだ食べられる売れ残りの食品を捨てずに慈善団体に提供しなければならない。(D) したがって、企業と政府が協力して売れ残り食品の扱い方を変えれば、食品廃棄の問題は減らすことができる。
- 16段落(B)の問い So why does so much good food end up in the trash? に対する筆者の答えとして最も適切なものを選べ。
答えa 店が、見た目が完璧でない物を売ることを恐れていること
解説筆者が自分で立てた問い(So why …?)の答えが文章の核心で、直後の The main reason is that shops are afraid of selling anything that looks less than perfect が答え。「捨てられる食品の多くが安全でない」は段落(A)の still safe to eat と矛盾。「慈善団体が受け取りたがらない」「法律が寄付を禁じる」は本文にない(フランスの法律はむしろ寄付を義務づけている)。
【覚える】筆者の自問自答(So why …?)の直後が答え。less than perfect=完璧とは言えない。 - 17段落(A)〜(D)の役割の組み合わせとして最も適切なものを選べ。
答えa (A)問題 (B)原因 (C)具体例 (D)結論
解説(A) 食品が大量に捨てられている=問題、(B) The main reason=原因、(C) for instance=フランスの具体例、(D) Thus=結論。合図語を拾えば一瞬で決まる。(B)を解決策、(C)を反論とする組み合わせは合図語と合わない。(A)を具体例、(C)を問題とするものや、(C)結論・(D)具体例とするものも、for instance と Thus の位置に反する。
【覚える】段落の役割は合図語で判定:The main reason(原因)・for instance(例)・Thus(結論)。 - 18本文のタイトルとして最も適切なものを選べ。
答えc Food Waste: Its Cause and a Possible Solution
解説問題・原因・解決(例と結論)の全体をカバーするのは Food Waste: Its Cause and a Possible Solution(食品廃棄:その原因と考えられる解決策)。How French Supermarkets Help Charities は(C)だけ、Why Customers Prefer Fresh-Looking Food は(B)の一部だけで狭すぎる。The History of Supermarkets は本文にない話題。
【覚える】タイトル問題は全段落をカバーするものを選ぶ。一部だけ=狭すぎ、本文にない=広すぎ・無関係。
Ⅴ 次の問いに日本語で答えよ
- 19Ⅳの英文の下線部 the problem of food waste とはどのような問題か。本文に即して具体的に説明せよ。
答えまだ安全に食べられる食品の多くが、スーパーや飲食店によって毎年大量に捨てられているという問題。
解説根拠は段落(A)の huge amounts of food are thrown away by supermarkets and restaurants, even though much of it is still safe to eat。採点ポイントは、この内容を「〜という問題」とまとめ、「まだ安全に食べられる」と「スーパーや飲食店が大量に捨てる」の2点を入れること。「食べ物が捨てられる問題」だけでは具体性が足りず減点。
【覚える】the problem of 〜 の説明は、問題を提示した段落の内容を具体的にまとめる。 - 20次の英文を和訳せよ。What matters is not how many books you read, but how carefully you think about them.
答え大事なのは、何冊の本を読むかではなく、それらについてどれだけ注意深く考えるかだ。
解説採点ポイント:What matters is 〜(大事なのは〜だ)は強調の合図。not A but B の B(どれだけ注意深く考えるか)が主張で、「AではなくB」と訳す。how many books(何冊の本を)と how carefully(どれだけ注意深く)の訳し分け、them=books を「それら」または「本」と訳すこと。
【覚える】What matters is not A but B=大切なのはAではなくBだ。 - 21次の英文を和訳せよ。The students who took part in the volunteer program last summer say that it changed the way they see their town.
答え昨年の夏にボランティア活動に参加した生徒たちは、それが自分たちの町の見方を変えたと言っている。
解説採点ポイント:主語は The students who took part in the volunteer program last summer まで(関係詞節つき)、動詞は say。it=the volunteer program、the way they see their town=彼らが町を見る見方(町の見方)。長い主語の後の本物の動詞 say をつかめるかがポイント。last summer は took part を修飾する。
【覚える】長い主語(名詞+関係詞節)の後の動詞を見つける。the way S V=SがVする方法・やり方。 - 22次の英文の太字の語の意味を、文脈から推測して日本語で答えよ。Many residents complained that the smoke from the factory was noxious; several people even became ill after breathing it.
答え有害な/体に悪い
訳多くの住民が、工場から出る煙は有害だと苦情を言った。それを吸って具合が悪くなった人さえ何人もいた。
解説セミコロンの後の「several people even became ill after breathing it(吸って病気になった人もいる)」から、マイナスの意味の形容詞だと分かる。品詞は was の補語で語尾が -ous なので形容詞。complained(苦情を言った)もマイナスの手がかり。品詞と+−を決めれば辞書なしで「有害な・体に悪い」と推測できる。
【覚える】未知語は「品詞」+「プラスかマイナスか」+前後の具体的説明で推測。noxious=harmful。
長文読解の超絶原則30(A4 3枚)