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日刊原田英語 Harada Eigo Daily

make up

メイク・アップ

「①化粧する ②でっち上げる ③埋め合わせる ④仲直りする ⑤構成する」

記憶フック:make up =「無い状態から作り上げる」。顔・話・埋め合わせ・仲直り・構成、全部この一言で。
起源 ばらばらのものを、組み上げる

make は「作る」、up は「完成のところまで」。足りない状態から、組み上がった状態まで持っていく。

この1つの動きが、行き先を変えるだけで5つの意味になります。

顔の上に組み上げれば化粧(make-up)。事実のないところに話を組み上げればでっち上げ。足りない分を埋めて元の高さまで組み上げれば埋め合わせ。壊れた関係を組み直せば仲直り。部分を集めて全体を組めば「〜を構成する」。

5つ覚える語ではありません。組み上げる場所が5か所あるだけです。

いま 休んだ分を、埋めにいく

熱で3日休んだ。戻ってきた教室は先へ進んでいて、机の上にはプリントが積んである。

I have to make up for the lessons I missed. 空いた穴を、あとから組み上げて埋める。make up for のこの for は「〜の埋め合わせに」です。

同じ週、けんかしたままの友達と話す。うまく言えないまま、なんとなく元に戻る。それも make up です。穴を埋めるのも、関係を組み直すのも、英語では同じ手つきなのです。

なぜこの意味になるのか

make は「作る」、up は「完成の方へ・すっかり」。up は「上へ」だけでなく「〜し切る」の完成のマーカーでもあります(eat up=食べ切る、fill up=満たし切る)。だから make up は「作り切って一つの形にする」。顔を仕上げるのが化粧、話を仕上げるのがでっち上げ、欠損を仕上げるのが埋め合わせ。芯は動いていないのです。

使うときの注意・使い分け

意味が5つ以上あるように見えますが、「無いところに作り上げる」という1つの動きで全部つながっています。①顔を作る、②話を作る、③欠けた分を作る、④壊れた関係を作り直す、⑤全体を作っている。入試では make up for(〜を埋め合わせる)と be made up of(〜で構成されている)が二大頻出です。

例文で確かめる

I'll make up for the time I missed by working this weekend.

休んだ時間は今週末働いて埋め合わせます。

Women make up nearly half of the workforce in this company.

この会社の従業員のほぼ半分は女性が占めている。

発音・リズム

make UP と up を強く読みます。ただし名詞の makeup(化粧・構成)は前寄りに MAKE-up。動詞は後ろ・名詞は前という英語のアクセント規則の代表例です。

入試での出方と、外し方

こう問われる
①make up for ~(埋め合わせる)の for を空所にする形。②be made up of ~(〜から構成されている)の受け身。③長文中の make up の意味を文脈から選ばせる形。
ここで外す
be made up of と consist of の書き換えで、of を落とす・受け身にし忘れる誤りが定番です。consist は受け身にしないので、be consisted of と書いてしまう誤答が毎年出ます。
決め手
埋め合わせなら for、構成なら be made up of。そして consist of は受け身にしない。この3点だけ押さえます。

The committee ___ ten members.

その委員会は、10人の委員から成っています。

誤答
is consisted of / consist は受け身にしない
正答
consists of(= is made up of)

読み方が変わる

Before

make up は意味が5つあると聞いて、暗記をあきらめていた。長文で出るたびに、その場の勘で訳をあてていた。

After

「ばらばらのものを組み上げる」という1つの動作で5つが並ぶ。あきらめていた語が、むしろ人に説明したくなる語に変わる。

こぼれ話

make-up class は「補講」。授業を1回休んだぶんを「作り足す」授業。海外の大学のシラバスに頻出する語なので、留学準備で覚えておくと得。ちなみに「メイクアップした顔」の意味で makeup を数えられる名詞のように a makeup とは言えません。無冠詞・不可算です。

似た表現・反対の表現

似た意味
compensate forinventreconcileconstitute
反対の意味
break up
make up を教室で使う(7分)

ねらい: 多義語に対する苦手意識を、その場で一度だけ壊す。

  1. 意味を5つ先に板書する。「化粧・でっち上げ・埋め合わせ・仲直り・構成する」。生徒は必ず「無理」という顔をする。そこが入口です。
  2. make(作る)+ up(完成まで)だけを書き、「どこで組み上げるかが違うだけ。5つ全部それで説明できる」と言って、ペアに投げる(2分)。
  3. 回収。顔の上・事実のないところ・空いた穴・壊れた関係・部分から全体。生徒の言葉で出てきたものを、そのまま板書する。
  4. 最後に be made up of と consist of を並べ、「片方だけ受け身にしない。どっち?」と聞いて終わる。

出口チケット: make up の5つの意味に共通する動作を、日本語で1行書きなさい。

MAKE IT YOURS

AIに貼ると、この表現があなたの生活の中の文になって返ってきます。

あなたは大学入試の英語講師です。イディオム「make up」の5つの用法(化粧する・でっち上げる・埋め合わせる・仲直りする・構成する)を、私が1つの絵で覚えられるようにしてください。条件:①5つすべてが1回ずつ出てくる物語(英語120語程度・日本語訳つき)を作る ②どの用法かを問う設問を5問 ③make up for と be made up of を必ず含める ④最後に、be made up of と consist of の書き換えで私がやりがちな誤りを指摘してください。

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