なぜこの意味になるのか
carry は「運ぶ」、out は「外へ・完了まで」。設計図や指示書のなかにあったものを、現実世界へ「運び出す」——carry out のイメージはそれに尽きます。out には「外へ」の空間的な意味と「〜し切る(完遂)」の意味の両方があり、carry out はそのどちらも同時に効いています。「運び出して、やり切る」の二重の out です。
使うときの注意・使い分け
「頭の中や紙の上にあったものを、実際の場に運び出して形にする」のが carry out。同じ「実行する」でも、do は日常的でカジュアル、perform は「型どおりに行う」、execute はやや硬く「(命令・処刑を)執行する」まで含みます。carry out は計画・命令・実験・調査など、「あらかじめ決まっていた枠」を実際に動かす、実務的なフォーマル語です。
例文で確かめる
The team carried out a series of experiments over three months.
チームは3か月にわたって一連の実験を行った。
It is our duty to carry out the plan as agreed.
合意された通りにその計画を遂行するのが私たちの務めだ。
発音・リズム
carry OUT と out に強勢。「キャリアウト」と2語をつなげて。アメリカの飲食店で見る carry-out はハイフンでつなぐと名詞で「持ち帰り(=takeout)」の意味に。同じ2語で「実行する」と「持ち帰り」——文脈次第という句動詞の性格がよく出ています。
こぼれ話
carry out an experiment(実験を行う)、carry out a survey(調査を実施する)、carry out one's duty(職務を果たす)と、名詞と組み合わせるコロケーションが決まっているのが特徴。論文やビジネスメールでは do より carry out を選ぶだけで、一段フォーマルに聞こえます。TOEIC・英作文でも重宝する一語です。
似た表現・反対の表現
- 似た意味
- performexecuteconductimplement
- 反対の意味
- abandoncancel