なぜこの意味になるのか
run はもともと「勢いよく進む」、out of は「〜の中から外へ」。「(供給が)中身から外へ走り出て、袋が空になる」——それが run out of の絵です。時間・お金・ガソリン・アイデア……入れ物の中身が「走り去っていく」感覚が主語の run に残っています。時間に追われる感覚を、英語は「時間が走って外に出ていく」と表現するわけです。
使うときの注意・使い分け
「あったはずのものが尽きて無くなった」瞬間を切り取る表現です。単に「無い」なら don't have、消費して切れたなら run out of。主語は「使い切った人/もの」なので、目的語(何が切れたか)は of の後ろに置きます。We ran out of gas.(ガス欠になった)は入試でも会話でも定番。
例文で確かめる
We're running out of milk. Can you buy some on your way home?
牛乳が切れかけている。帰りに買ってきてくれる?
Time is running out — we need to make a decision now.
時間がなくなってきている——今決めないと。
発音・リズム
3語をひとかたまりで RUN-out-of。run に強勢、out of は「アウタヴ」と弱く速く。会話では I'm running out of time.(時間がなくなってきた)と進行形で使うことがとても多く、リスニングでの頻出フレーズです。
こぼれ話
受動態の be run out of には「(人が)追い出される」というまったく別の意味があるので注意。He was run out of town.(彼は町から追い出された)。同じ形なのに主語が変わると意味が別物——この二重生活は英語のあちこちに潜んでいて、辞書を引く癖の大切さを教えてくれる句動詞のひとつです。
似た表現・反対の表現
- 似た意味
- use upexhaustdeplete
- 反対の意味
- stock up on