TED-Ed✓ 視聴済5:04🚧 その勉強、遠回りかも?やりがちなNG10と直し方
遠回りの原因は、だいたい同じ10個。1つだけ直せば変わる
30秒でわかる
- できるようになること
- 英語の動画学習でよくある10の失敗と、その代わりにやることが分かる。ミッションの5ステップがなぜあの順番なのかも分かる。
- 入試ではここに効く
- 時間を「量」ではなく「中身」に使えるようになるので、限られた受験勉強の時間でも、リスニングと英作文の練習がちゃんと回る。
- こんな人に
- がんばっているのに、伸びている気がしない人に。
今日やること5分+いつもの勉強
やってみた例:NG早見表と、3人の入れかえ
| NG | ひとことで言うと | 代わりに |
|---|---|---|
| 1 日本語字幕をズルと思う | 意味の土台を飛ばしている | 日本語字幕→英語字幕→字幕なしの順 |
| 2 難しい動画から始める | 最初の壁が高すぎる | 5分ほどのTED-Edから |
| 3 1回観て観た気になる | 英語が残っていない | 同じ1本を字幕を変えて何度か使う |
| 4 単語を全部調べる | 時間切れで忘れる | 表現は3つ(多くても5つ) |
| 5 1か所で粘りすぎる | 聞こえない理由を知らない | 1か所5回まで |
| 6 字幕を読み上げるだけ | 音をまねていない | 字幕なしでまねる+たまに録音 |
| 7 毎日バラバラに選ぶ | 毎回はじめまして | 同じテーマ・話し手で続ける |
| 8 話す・書くを飛ばす | 「分かる」で止まる | 英語で1〜3文、声に出して書く |
| 9 出る動画を当てにいく | 確かめようがない | 出やすいテーマに慣れる |
| 10 最初に飛ばして燃えつき | ペース配分のミス | 1日20分。忙しい日は①②だけ(③〜⑤は翌日) |
3人の「1つだけ入れかえ」
NGを1つ入れかえるだけで、1週間がどう変わるかの例です。自分に近い人を探してください。
| 人 | よくあるNG | 入れかえた1つ | 1週間後 |
|---|---|---|---|
| 高校1年Aさん(部活で忙しく、10分版の日が多い) | NG2 難しい動画/NG3 観て終わり | 5分のTED-Edにかえて、10分版の日は①②まで。③〜⑤は次の日に同じ動画でやった | 1本の中身を日本語で説明でき、メモした表現を1つ使えた |
| 高校3年Bさん(毎日20分) | NG4 単語を全部調べる/NG9 当てにいく | 表現を3つにしぼり、入試テーマ別から選んだ | 調べる時間が減り、自由英作文に使えそうな話題が1つ増えた |
| 社会人Cさん(通勤10分) | NG7 バラバラに選ぶ/NG10 燃えつき | 同じ話し手の動画を続けて選び、通勤中は前の日の30秒を聞いて小さくまねた | 同じ声を何度も聞いて、口が慣れてきた |
迷ったら、NG8(話す・書くを飛ばす)を直してください。観たあとに英語で1〜3文だけ書いて、声に出す。これだけで、観るときの集中まで変わります。
よくあるつまずき
読んでいたら、ほぼ全部当てはまる気がする。
日本語字幕で観るのって、ズルじゃないの?
知らない単語があると、調べないと気持ち悪い。
聞き取れない所が気になって、先に進めない。
NGを直したら、逆に時間がかかりそう。
もっとくわしく
気になる所だけ開けばOK。
NG1〜3:入り口でつまずく3つ初級
動画を観る「前」と「観始め」のNGです。ここを避けるだけで、止まりにくくなります。
NG1:日本語字幕を「ズル」と決めつける
なぜダメか:最初から字幕なしで挑むと、意味が分からないまま音だけを追うことになります。分からない時間が続くと、英語が嫌いになる。これがいちばんの損です。日本語字幕は意味の土台を作る大事な工程です。
- 1回目(ミッションの②)は日本語字幕で楽しむ
- 2回目は英語字幕、慣れたら字幕なし
- 日本語字幕に頼るのは1本につき1回だけ
- 最初から字幕なしで挑んで、落ち込む
- 日本語字幕のまま何度も観続ける
- 「英語字幕だけが正しい」と思い込む
NG2:いきなり難しい動画に挑む
なぜダメか:20分の速い講演を1日目に選ぶと、途中で心が折れます。「動画が難しい」のに「自分の力が足りない」と誤解するのも損です。最初は、短くて、ナレーションが聞き取りやすく、映像が助けてくれるTED-Edが向いています。
- 最初の3本は5分前後のTED-Edから
- 慣れたら10分前後のTED、次に20分へ
- 難しいと感じたら1段下げる。それも上達のうち
- 有名だからと20分の講演を最初に選ぶ
- 自分のレベルを確かめずに選ぶ
- 選び直すのを「負け」と考える
最初の3本に向く、約5分のTED-Ed
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NG3:1回観て「観た気」になる
なぜダメか:1回通して観ただけでは、中身の一部しか覚えていないことがほとんどです。「面白かった」で終わると、英語としては何も残りません。同じ1本を、字幕を変えて何度か使って、はじめて英語が自分に入ってきます。
- ミッションの5ステップで、同じ1本を何度か使う
- 長い動画なら、③は最初の5分だけでいい
- 2回目以降は、短い区間だけでもかまわない
- 面白かった動画を1回観て、すぐ次へ
- 観た本数だけを増やす
- 中身を説明できないまま終える
NG4〜6:勉強の途中で起きる3つ中級
表現をメモする・聞く・まねるときのNGです。時間を吸い取られやすい所なので、ルールを先に決めておくと楽になります。
NG4:知らない単語を全部調べる
なぜダメか:動画1本には、知らない言葉がたくさん出てきます。全部調べると1本に2時間かかり、次の日には忘れています。大事なのは数ではなく、「使える状態にすること」です。
- メモするのは3つ(多くても5つ)
- 単語1語でなく、2語以上のひとかたまりでメモする
- メモした表現で、自分の例文を1つ作る
- 気になった語を全部辞書で引く
- 意味だけ書いて、例文を作らない
- メモした表現を二度と見ない
NG5:聞き取れない1か所で粘りすぎる
なぜダメか:同じ場所を20回聞いても、聞こえないものは聞こえません。英語は音がつながったり、弱くなったり、消えたりします。そのことを知らないまま聞き続けても、壁はくずれません。
- 1か所につき5回まで。それ以上は字幕で答え合わせ
- なぜ聞こえなかったかを一言メモ(つながっていた/知らない語だった)
- 0.75倍に落として、もう1回だけ試す
- 1か所に30分かける
- 聞き取れない自分を責める
- 字幕を見てはいけないと思い込む
音のつながり方は発音の勉強法、聞こえない所の見つけ方はディクテーションでくわしく扱っています。
NG6:字幕を読み上げるだけ/録音しない
なぜダメか:字幕を目で追って読み上げると、音をまねているつもりで、実は「読む練習」になっています。録音しないと、自分の音は自分では分かりません。速さに追いつけないまま口だけ動かすと、くせが固まります。
- まず小声でなぞる→次にリズムと強弱をまねる→最後に声に出す
- 0.75倍から始めて、等速に上げる
- 週に1回、30秒だけ録音して聞き比べる
- 字幕を見ながら読み上げて終わる
- 速すぎるまま強行して、口だけ動かす
- 恥ずかしくて録音しない
声に出してまねる練習の細かいやり方はシャドーイングへ。
NG7〜10:続けるうちに起きる4つ中級
数週間〜数か月たってから効いてくるNGです。ただ、今すでに当てはまっている人も多いはずです。
NG7:毎日バラバラに選んで、観っぱなし
なぜダメか:ジャンルも話し手も毎日バラバラだと、毎回「はじめまして」で終わります。同じ話題や同じ話し手の英語にくり返しふれるほうが、言葉と音に慣れやすく、上達も実感しやすくなります。
- 同じテーマの動画を、何日か続けて選ぶ
- 気に入った話し手の、別の動画を選ぶ
- コースの復習の日に、同じ動画をもう一度
- 毎日ちがうジャンルの動画を観っぱなしにする
- 1本の途中で別の動画に移る
- 観た本数を自慢の目安にする
NG8:話す・書くを飛ばす
なぜダメか:観る・聞くだけだと、英語は「分かる」のまま止まります。話す・書くを入れて、はじめてメモした表現が自分の道具になります。間違いをこわがって何も出さないのが、いちばんの遠回りです。
- 英語で1〜3文を、間違ってもいいので書いて声に出す
- メモした表現を最低1つ使う
- 書いたものをノートに残す
- 観て聞くだけで「勉強した」気になる
- 完ぺきな文を待って何も書かない
- 日本語で作ってから機械的に訳す
書く練習は動画から英語を書く方法や話す・書く練習へ。
NG9:「入試に出る動画」を当てにいく
なぜダメか:どの動画が入試に出るかは、誰にも分かりません。当てにいくと、興味のない動画で疲れて続かなくなります。動画が入試に役立つのは、今の時代のテーマの言葉と、話の組み立てに慣れるからです。
- 入試テーマ別ページで、出やすい話題の動画を選ぶ
- 興味のある動画を軸に、同じテーマの言葉を増やす
- 自由英作文に使える「意見の言い方」をノートにためる
- 「この動画が出る」といううわさに賭ける
- 興味がないのに無理して観る
- 動画だけで入試対策を終わらせる
NG10:完ぺき主義で一気にやって燃えつきる
なぜダメか:やる気が高い最初の週に毎日2時間やって、3週目に止まる。とても多いパターンです。勉強は量より、回数と続けること。長距離走のペース配分と同じです。
- 1日20分(1ミッション)から
- 調子が悪い日は①②だけの短い版(続けるコツ)
- サボった日は取り戻さず、次の日から通常どおり
- 最初の週だけ飛ばす
- できなかった日を「ゼロ」と考える
- 1日サボったから全部やめる
10個に共通すること初級
10個をながめると、共通点があります。「量」や「完ぺきさ」を追うほど、遠回りになるということです。
反対に、表現は3つにしぼる、1か所は5回まで、1日20分で区切る、といった「しぼる・区切る」やり方は、どれも続きやすく、力になりやすい方法です。ミッションの5ステップも、この考え方で作っています。
| ミッションのステップ | 避けられるNG |
|---|---|
| ① 観る前に予想する | NG2(合わない動画に気づける) |
| ② 日本語字幕で観る | NG1 |
| ③ 英語字幕で表現を3つメモ | NG3・NG4 |
| ④ 好きな30秒をまねる | NG5・NG6 |
| ⑤ 英語で1〜3文書く | NG8 |
毎日の見直し3分とセルフチェック初級
3人のどれにも当てはまらない人は、この3分を試してください。
- 昨日の勉強を1行で書く1分
「何の動画を、どこまでやったか」を、ノートかマイページのメモに1行だけ。
- NG10のどれに近いか探す1分
早見表をながめて、近いものを1つ選びます。当てはまらなければ、今のやり方がうまくいっている証拠です。
- 今日の入れかえを1つ決める1分
「今日は表現を3つにしぼる」のように1つだけ。紙の端にメモしておきます。