TED-Ed✓ 視聴済4:35🏫 先生・保護者向け:導入5分から始めるTED授業と家庭での見守り
授業は導入5分から。家庭は「教えず、一緒に観る」で十分
30秒でわかる
- できるようになること
- 授業の導入・ペアワーク・宿題・家庭での見守りに、TEDやTED-Edを安全に使う手順が分かる。
- 入試ではここに効く
- 生徒が毎日やるミッションの5ステップ(予想→日本語字幕→英語字幕で表現を3つ→30秒まねる→英語で1〜3文)は、共通テストのリスニングや自由英作文の土台づくりとして、授業や宿題に組み込みやすい。
- こんな人に
- 英語の先生、子どもの英語を応援したい保護者、学習会のリーダーに。
今日やること5分(授業の最初)
TED-Ed✓ 視聴済4:35約5分の謎解き。答えの手前で止めてペアで考えさせると、導入が自然に盛り上がる。
▶ この動画でミッションやってみた例:50分授業の流れとワークシート
5分ほどのTED-Ed 1本で、ミッションの5ステップを1コマで回す例です。駆け足になりそうなら、前半(〜28分)を1コマ目、後半を2コマ目に分けるのが現実的です。
| 時間 | 活動 | ミッションのステップ |
|---|---|---|
| 0〜5分 | 導入:題名で予想→冒頭だけ観る | ①と②の一部 |
| 5〜15分 | 通して観る(日本語字幕)→話の流れを3〜5コマにメモ | ② |
| 15〜28分 | 英語字幕で観て、各自表現を3つメモ→ペアで見せ合う | ③ |
| 28〜38分 | 30秒の区間を選び、先生の合図で全員で音声のすぐあとからまねる | ④ |
| 38〜48分 | 英語で3文の要約+意見1文を、ペアで言い合ってから書く | ⑤ |
| 48〜50分 | ふり返り:今日のお気に入りの表現を1つ書いて提出 | ― |
ワークシートの見本(先生が自分の言葉で作るもの)
- 予想:題名を見て、何の話だと思う?(キーワード3つ・日本語でOK)
- 話の流れ:3〜5コマに分けて、日本語で一言ずつ
- 表現メモ:英語字幕で見つけた「使いたい表現」を3つ+意味
- まねた30秒:どこを選んだか(開始の目安)と、言いにくかった所
- 英語で書こう:要約3文+自分の意見1文(メモした表現を1つ使う)
動画の字幕や話の文章をプリントに写すのは避けてください。設問は先生の言葉で作り、動画の中身は生徒が自分の言葉でまとめます。
よくあるつまずき
教室にネット環境がない。
英語が苦手な生徒が置いていかれそう。
成績をつけてもいい?
保護者ですが、英語ができません。
動画の内容が生徒に合っているか心配。
授業で動画を流しても大丈夫?
もっとくわしく
気になる所だけ開けばOK。
授業の導入5分:動画の選び方とコツ初級
準備は、動画の再生画面を開いておくだけです。最初の1本は「答えが出る前に止められる」ものが向いています。
導入5分に向く、4〜5分の動画
TED-Ed✓ 視聴済4:17自信をつける3つのコツ
TED-Ed✓ 視聴済5:09
TED-Ed✓ 視聴済4:51謎解き(今日の1本)のあとは、自信の持ち方、勉強のコツ、0で割れない理由と、生徒に身近な話題を選んでいます。考える力を扱いたい日は、下の1本(批判的に考えるコツ)も使えます。動画は必ず事前に先生が最後まで観てください(授業のねらいに合うか、表現が適切かを確かめるため)。
考える力を扱う日に
TED-Ed✓ 視聴済4:30批判的思考力を高める5つのコツ
答え合わせの前に止めると、生徒の集中が続き、自然に「話したい」気持ちが生まれます。パズル・謎解き系はこの使い方に向いています。
ペアワーク:3つの型初級
隣の席同士でできる3つの型です。基本はA(情報ギャップ)。慣れたらBやCへ進みます。
| 型 | やること | 時間 | ねらい |
|---|---|---|---|
| A 情報ギャップ | Aさんは前半、Bさんは後半だけを観る。観たあと、内容をお互いに日本語(または英語)で伝え合う | 10分 | 聞く目的が生まれる/要約の力 |
| B 話の流れの見せ合い | 各自が話の流れを3〜5コマにメモし、隣と見せ合って違いを話す。「なぜそこで区切った?」 | 10分 | 話の組み立てを見る目 |
| C 3文要約+質問 | 英語で3文の要約を言い合い、聞き手は簡単な質問を1つする | 10分 | 話す力とやり取り |
ペアワークで使える一言(一般的な表現)
ペアワーク中は、発音や文法の間違いを直しません。見るのは「伝わったか」だけ。間違いをこわがらずに話せる雰囲気が、いちばんの教材です。
家庭でのすすめ方(保護者向け)初級
英語が苦手な保護者でも、無理なく支えられる方法です。保護者の役割は、教えることではなく「聞き手」になることです。
- 一緒に観るのは毎日でなくてOK:本人のミッションは1日1本。保護者は、週末の夕ごはんのあとなど決まった時間に、10分だけ付き合えば十分。長さより、続くことを優先。
- 一緒に、日本語字幕で観る:保護者も日本語字幕で楽しんでかまわない。「英語は分からないけど、面白いね」と言えるだけで十分。
- 観たあと、日本語で感想を聞く:「どこが面白かった?」「一言で言うと?」。一言で言えたら、中身をつかめている。
- 英語は子どもに任せる:発音や文法の間違いは直さない。「その表現、かっこいいね」と良い所だけを言葉にする。
- 見守りの環境を整える:動画を観るときは、大人が画面を確かめられる場所で。YouTubeにはおすすめ動画や広告が表示されることがあるので、端末の設定や使い方のルールを家庭で決めておく。
- 「今日の1本、面白かった?」と聞く
- できたことを言葉にしてほめる
- 書いたノートを見せてもらう
- 「今の発音、ちがうよ」と直す
- 「何が分かったか英語で言って」とつめる
- テストの点や観た本数で比べる
| 子どもの状況 | おすすめの関わり方 |
|---|---|
| 高校生(英語を好きになってほしい) | TED-Edを日本語字幕で一緒に観て、感想を聞く。ノートの使い方は本人に任せる。高校生がTED-Edで英語を好きになる方法も参考に |
| 受験生 | 入試コース30日の○を一緒に確かめるだけでOK。単語や過去問の勉強をじゃましない範囲で |
| 大学生・社会人の家族 | 話し方や仕事の講演を、お互いに紹介し合う。「今週の1本」を交換するのもおすすめ |
グループ学習会の進め方(60分)中級
友達・部活・社内・地域のサークルなどで、月2〜4回の学習会を開くときの型です。
| 時間 | 内容 | 役割 |
|---|---|---|
| 0〜10分 | 今日の動画を全員で予想(ふせんにキーワード3つ) | 司会がタイマー係も兼ねる |
| 10〜25分 | 動画を観る(各自のスマホか共有画面)。事前に観ておいてもOK | 全員 |
| 25〜35分 | 3〜5人で、話の流れのメモを見せ合う | 各グループの書記 |
| 35〜50分 | メモした表現を共有し、30秒の区間を全員でまねる | リーダー |
| 50〜60分 | 1人30秒の英語スピーチ(要約3文+意見1文) | 全員 |
大事なのは、人前で話すことを楽しむ雰囲気です。毎回の終わりに「今日のお気に入りの表現」を1人1つ言うと、学びが共有されます。リーダーには続けるコツもおすすめです。
宿題・オンライン授業での使い方中級
宿題は「観てくる」ではなく、短い成果物を1つにすると、負担が小さく続きます。
| 宿題の型 | 内容 | 時間 |
|---|---|---|
| 観てくる型 | 日本語字幕で観て、話の流れ(3〜5コマ)と一言感想を書く | 10〜15分 |
| メモしてくる型 | 英語字幕で表現を3つメモし、自分の例文を1つ作る | 10分 |
| 録音してくる型 | 30〜60秒の区間をまねて録音する(提出は任意でもOK) | 10分 |
| コース型 | 入試コース30日のミッションを1日1つ。⑤の英文だけ提出 | 約20分 |
オンライン授業でも、動画は各自が公式の画面で観て、授業では共有と話す・書くに時間を使うと効果的です。画面共有で流す場合も、録画したり字幕を写し取ったりしないよう注意してください。
著作権・埋め込みの注意(必ず確認)初級
- このサイトは動画を配布しません:表示している動画は、すべてYouTubeの公式埋め込みです。動画ファイルの保管・提供はしていません。
- TED・TED-Edとは提携していません:原田英語のTED HACKは、公式の教材や公式のサービスではありません。
- 字幕・文字起こしは載せません:字幕はYouTubeの字幕機能や、TED公式サイトの文字起こし機能で、各自が公式ページで見ます。
- ダウンロード・録画・再アップロードはさける:授業でも、動画の保存や転載はさけ、公式の再生画面から観てください。
- プリントに字幕や文章を写さない:ワークシートは先生が自分の言葉で作り、動画の中身は生徒が自分の言葉で要約します。
- 利用条件は公式で確認:授業での上映や配布物の扱いは、TED・TED-Ed・YouTubeの公式の利用条件と、学校の方針に従ってください。
人気の動画でも、生徒に向かない話題をふくむことがあります。授業で使う前に、下のチェックで確かめてください。
伸びを見る評価表(4段階)中級
ミッションの取り組みを、4段階で見取る目安です。目的は点数をつけることより、「次に何を伸ばすか」を本人と話すことです。
| 観点 | 1 はじめの一歩 | 2 できてきた | 3 できる | 4 使いこなす |
|---|---|---|---|---|
| 中身の理解 | 大まかな内容を日本語で1〜2文で言える | 3〜5コマに分け、一番伝えたいことを日本語で書ける | コマごとの役割(つかみ・根拠など)を説明できる | ほかの動画と組み立てを比べて、ちがいを説明できる |
| 表現 | 気になる表現を1〜2つメモできた | 3つメモし、意味を自分の言葉で書けた | メモした表現で自分の例文を作れた | メモした表現を、ほかの場面でも使えた |
| 音 | 30〜60秒の区間を、小声でなぞれた | リズムと強弱を意識してまねられた | 通して言えた/言えない所を説明できた | 録音を聞き比べて、直したい所を自分で決めた |
| 話す・書く | 短い英語を声に出して言えた | 3文の要約を声に出して言えた | 要約3文+意見1文を、話して書けた | 理由や例を加えて30秒以上話せた |
| 取り組み | 1〜2回取り組んだ | 週の半分ほどの日に取り組んだ | ほぼ毎日1本、記録をつけて続けた | 自分で動画を選び、計画を立てて続けた |
伝えようとしたか、続けたか、前より進んだか。評価表を本人に先に見せて「今日は3を目指す」と目標を選ばせると、自分から取り組みます。
評価表の使い方3つ
- 自己評価から始める:まず本人が○をつけ、先生や保護者が「どうしてその段階?」と聞く。理由が言えたら、それがふり返りになる。
- 月に1回:毎回ではなく月末に1度だけ。前の月との差を見る。
- 観点をしぼる:5つ全部ではなく、その月は2つだけ(例:今月は「話す・書く」と「取り組み」)。