TED-Ed✓ 視聴済5:09🔰 YouTube動画で英語を伸ばす基本:5ステップ
予想して、観て、メモして、まねて、書く。1本20分で、表現3つと自分の英文が手元に残る
30秒でわかる
- できるようになること
- どんな英語の動画でも「楽しんで終わり」にせず、使える表現と自分の英文が手元に残るようになる。原田英語の基本のやり方「ミッション(5ステップ)」そのものを説明する記事。
- 入試ではここに効く
- ③の表現メモは長文の語彙に、④の声に出すまねは共通テストのリスニングに、⑤の1〜3文は自由英作文や要約問題の練習になる。
- こんな人に
- 英語の動画を観ているのに、力がついている気がしない人に。
今日やること約20分
TED-Ed✓ 視聴済5:09約5分のTED-Ed。テーマが「勉強のコツ」なので内容が身近で、5ステップを初めて試すのにちょうどいい。
▶ この動画でミッションやってみた例:原田英語の20分ミッション・ノート
睡眠についての5分の解説動画を観た日の、ノート1ページ分の例です。表現と英文は、説明のために原田英語が作ったものです(動画のセリフではありません)。
| ステップ | ノートに書いたこと | かかった時間 |
|---|---|---|
| ①予想 | 「寝ないと覚えたことが残らない、という話?」キーワード:睡眠・記憶・集中 | 1分 |
| ②日本語字幕 | 感想を一言だけ:「寝ている間の脳の働きが意外だった」 | 5分 |
| ③英語字幕で表現3つ | get enough sleep/stay up late/it turns out that ...(それぞれ意味と、自分の例文を1つ) | 7分 |
| ④30秒まねる | 話し始めの30秒。1回目はほぼ追えず。5回目で前半はついていけた。言えなかった所に下線 | 4分 |
| ⑤英語で書く | 下の3文 | 3分 |
③でメモした表現と、自分で作った例文
例:I want to get enough sleep before the test.
例:I often stay up late watching videos.
例:It turns out that I sleep only five hours.
This video is about why sleep is important. I often stay up late, but it turns out that it is bad for my memory. I want to get enough sleep before the next test.
- 表現が3つ、自分の例文つきで残った
- 30秒だけでも、口が英語のリズムを覚えた
- 英語で3文書けた。次の英作文で使える
- 何を学んだか、ノートを見れば分かる
- 「面白かった」で終わった
- 1週間後、どんな英語が出てきたか思い出せない
- 声も手も使っていない
- 次に何をすればいいか分からない
④で半分しか言えなくても、⑤の英文に間違いがあっても、その日のミッションは完了です。毎回「何かが1つ手元に残る」ことのほうが大事です。
よくあるつまずき
日本語字幕で観るのって、ズルじゃないの?
20分も時間が取れない日はどうする?
どの表現をメモすればいいか分からない。
30秒をまねようとしても、速すぎてついていけない。
英語で文が書けない。何も思いつかない。
観たい動画に日本語字幕がない。
もっとくわしく
気になる所だけ開けばOK。
5ステップは、なぜこの順番なのか初級
5ステップは「意味をつかむ → 使える英語を見つける → 自分の口と手で使う」の順に並んでいます。いきなり難しいことをしないので、疲れにくく、続けやすい順番です。
| ステップ | やること | 目安時間 | なぜ効くのか |
|---|---|---|---|
| ①予想する | タイトル・サムネイルから「何の話か」とキーワード3つを予想 | 1分 | 観ている間ずっと「答え合わせ」の気分になり、大事な所を聞き逃しにくい。外れた所は、あとで発見になる |
| ②日本語字幕で観る | 止めずに最後まで。メモは取らない | 動画の長さ | 内容を知っていると、英語は聞き取りやすくなる。先に話の流れを頭に入れておく |
| ③英語字幕で表現3つ | 2回目は英語字幕。使えそうな表現を3つメモ | 動画の長さ | 音と文字がつながる。3つに絞ると、意味と例文までしっかり書ける |
| ④30秒をまねる | 好きな30秒を、音声のすぐ後ろから追いかけて言う | 5分 | 聞くだけでは分からない「音のつながり・速さ・強弱」を、口で覚える |
| ⑤英語で1〜3文書く | 内容のまとめや自分の意見を英語で | 5分 | ③の表現を自分で使うと、ただ覚えるよりずっと記憶に残る |
各ステップのコツと、よくある失敗初級
①予想する:1分で切り上げる
- やること:「何の話か」を1行、出てきそうなキーワードを3つ(日本語でOK)。
- よくある失敗:正解を出そうとして3分考える。外れて当然なので、1分でタイマーを止めて再生する。
②日本語字幕で観る:止めない
- やること:一時停止も巻き戻しもしない。「へえ」と思った所を頭の中で覚えておく。
- よくある失敗:分からない所で止めて辞書を引く。倍速で流し見する。字幕だけを読んで、映像(表情・図・アニメ)を見ない。映像も意味のヒントです。
③英語字幕で表現3つ:単語より、かたまり
- 選ぶ基準:(1)自分でも使えそう、(2)2語以上のかたまり、(3)意味は分かるのに自分では言えない。2つ当てはまれば合格。
- メモの書き方:英語・自分の言葉での意味・自分で作った例文1つ。字幕をまるごと写すのではなく、表現だけを書く。
- よくある失敗:知らない単語を全部調べて時間切れ。動画を全部観直さなくてよい。気になった場面だけで十分。
④30秒をまねる:区間を短くする
- 区間の選び方:話し始めか、まとめの部分が使いやすい。話し手がはっきり話しやすい所だからです。
- やり方:1〜2回は聞くだけ→小声でなぞる→音声のすぐ後ろを追いかけて言う。5回くらいで次へ。
- よくある失敗:字幕を目で読み上げているだけになる。慣れてきたら字幕を消して、耳だけで追う。
⑤英語で1〜3文:型に入れるだけ
そのまま使える型(一般的な表現)
書いたら、1回声に出して読みます。書くだけより、話す練習にもなります。
日本語字幕がない動画のときは初級
TED以外の動画では、日本語字幕がないことがよくあります。その場合は②を次のように変えます。目的は同じで、「話の流れを日本語でざっくり言える」状態を作ることです。
- タイトルと説明欄で、先に中身をつかむ1〜2分
動画のタイトルと説明欄(概要欄)を読んで、何の話かを確かめます。予想(①)がしやすくなります。
- 英語字幕で、止めながら観る動画の長さ+α
1文まるごと分からない所だけ止めます。前後の流れから予想して、無理なら辞書で調べてOK。分からない単語1つ1つで止まりすぎないのがコツです。
- 流れを日本語3行にまとめる2分
「最初に〜、次に〜、最後に〜」と書けたら、②はクリア。③に進みます。
YouTubeでは、動画によって自動で作られた字幕や、自動翻訳の字幕が出ることがあります。意味をざっくりつかむのには使えますが、間違いも混じります。③で表現をメモする時は、できれば人が作った字幕の動画を選びます。
英語字幕でも止まってばかりなら、その動画は今の自分には難しすぎます。もっと短くやさしい動画に変えるのは、逃げではなく正しい作戦変更です。
動画の選び方:最初の1本で失敗しないために初級
| 見るところ | 最初はこれ | 理由 |
|---|---|---|
| 長さ | 3〜6分 | 5ステップ全部を20分前後で終えられる |
| 話題 | 自分が知りたいこと | 面白いと思えると、2回目も観る気になる |
| 字幕 | 英語字幕が人の手で付いている。日本語字幕もあればなお良い | ③の表現メモが正確になる |
| 話す速さ | 最初の1分を観て、半分くらい追えそう | 速すぎると④で心が折れる |
| 映像 | 図やアニメ、表情が見える | 聞き取れない所も、映像が意味を助けてくれる |
| 投稿元 | 公式チャンネル・公式アップロード | 字幕や内容がしっかりしている。違法アップロードは観ない |
迷ったら、TED-Ed(約5分の解説アニメ)から始めるのがおすすめです。短く、映像が意味を助けてくれて、英語字幕が付いているものが多いからです。くわしくは動画の選び方へ。
最初の1本に向く短い動画
TED-Ed✓ 視聴済5:45ぐっすり眠ると、体と頭に何が起こる?
TED-Ed✓ 視聴済4:10だまされない!ごまかしグラフの見抜き方
TED✓ 視聴済6:13才能より「やり抜く力」が大事かも
TED以外の動画でも、やり方は同じです。解説動画・Vlog・ニュース・映画の予告など、ジャンル別の注意は解説動画で学ぶやVlogで学ぶなどの記事にまとめています。英語学習向けチャンネルの実例は付録:英語学習チャンネルにあります。
入試・資格とのつながり中級
5ステップは、入試や資格試験の問題形式とそれぞれつながっています。ただし「この動画が試験に出る」という意味ではありません。話題や英語に慣れておくと有利、という意味です。
| ステップ | つながる力 | 試験だとここ |
|---|---|---|
| ①予想 | 先を読みながら聞く・読む力 | リスニングで、問題文から内容を予想してから聞く習慣 |
| ②内容をつかむ | 話題の背景知識 | 長文やリスニングで、環境・科学・教育などの現代的な話題 |
| ③表現メモ | 語彙・ひとかたまりの表現 | 長文の語彙、英作文で使える言い回し |
| ④まねる | 音のつながり・速さに慣れる | 共通テストのリスニングなど、まとまった音声を聞く問題 |
| ⑤書く | 要点をまとめる・意見を言う | 要約問題、自由英作文、スピーキングの意見問題 |
入試の長文やリスニングで扱われやすい話題(環境・AI・医療・脳と心・教育など)の動画を選ぶと、背景知識と語彙が同時にたまります。テーマ別の動画は入試テーマから探せます。
単語帳・文法・過去問の代わりにはなりません。それらと並べて、1日20分の「生の英語にふれる時間」として使うのが現実的です。
時間に合わせた3つのやり方初級
| メニュー | やるステップ | 5分の動画なら | こんな日に |
|---|---|---|---|
| ミニ(約10分) | ①② | 予想1分+日本語字幕5分。③〜⑤は次の日に同じ動画で | 疲れた日、テスト前 |
| ふつう(約20分) | ①〜⑤すべて | この記事の「今日やること」どおり | 基本の1日 |
| じっくり(約30分) | ①〜⑤+おかわり | ③で表現5つ、④を字幕なしでもう5回、⑤を声に出して録音 | 休日、気に入った1本を仕上げたい日 |
10分以上の長い動画は、平日ではなく時間のある日(週末など)に回します。③は最初の5分だけでOK。④の30秒も、その5分の中から選べば十分です。それでも全体で約30分かかります。
YouTubeの字幕と速度の操作(目安)初級
ボタンの名前や位置は、パソコン・スマホ・アプリの版で少しずつ違います。ここでは「だいたいこう」という目安だけ書きます。
- 字幕のオン・オフ:再生画面の字幕(CC)ボタン。ボタンがなければ、その動画に字幕が用意されていない可能性があります。
- 字幕の言語:設定(歯車)メニューの字幕の項目から、用意されている言語を選びます。
- 再生速度:同じく設定メニューから0.75倍などを選べます。④で速すぎる時に使います。
- 同じ所をくり返す:このサイトの練習プレイヤーなら、区間をくり返す機能や速度変更が使えます。
字幕を段階的に外していくやり方は、日本語字幕はズルじゃないでくわしく説明しています。
続け方:まずは30日初級
1日20分を、まずは30日続けることを目標にします。毎日ちがう動画でもいいし、気に入った1本を2日続けてもかまいません。
- 記録する:観た動画と書いた英文をノートに残すと、1か月後に読み返せます。マイページに記録すると連続日数も分かります。
- 同じ時間にやる:「夕食の後」「朝の電車」など、毎日のどこかに置く。
- ゼロの日を作らない:時間がない日はミニ(約10分)でいい。