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地球 ・ 219/300

水はなぜ透明なの?

Why is water clear?

ひとことで言うと

水の分子は、目に見える光をほとんど吸いこまず、はね返しもしないので、光がそのまま通りぬけるからだよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Light can go through water. Water does not stop the light, so we can see through it. That is why water looks clear. But in a deep pool or the sea, water looks a little blue. Water takes away some red light, so more blue light is left.

日本語の訳を見る

光は水の中を通りぬけることができます。水は光を止めないので、向こうがすけて見えます。だから水はとうめいに見えるのです。でも、深いプールや海では、水は少し青く見えます。水が赤い光を少しうばうので、青い光が多く残るのです。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

We can see through water because most visible light passes through it. Everything we see depends on light. A wall looks opaque because it absorbs some light and reflects some back to our eyes. Water interacts with visible light differently. Its molecules do not absorb much of most visible light, and clean water does not scatter much of it. So most light travels through, and water looks clear. But water is not perfectly clear. It absorbs a tiny amount of red light. You cannot notice this in a glass. In a deep pool, lake, or sea, light travels through much more water, so more red light is absorbed. More blue light remains to reach our eyes. This is one reason deep, clean water looks blue.

日本語の訳を見る

水の向こうがすけて見えるのは、目に見える光のほとんどが水を通りぬけるからです。ものが見えるしくみには、光が関係しています。かべがすけて見えないのは、光の一部を吸いこみ、一部をわたしたちの目へはね返すからです。水と目に見える光との関わり方は、かべとはちがいます。水の分子は、目に見える光の多くをあまり吸いこみません。また、きれいな水は光をあまりちらしません。そのため、ほとんどの光が通りぬけ、水はとうめいに見えます。ただし、水は完全にとうめいではなく、赤い光をほんの少し吸いこみます。コップの水では気づけませんが、深いプールや湖、海では、光がより多くの水の中を進むため、赤い光がより多く吸いこまれます。そして、青い光が多く目にとどきます。これが、深くてきれいな水が青く見える理由の1つです。

この質問の英単語

  • clearとうめいな
  • light光
  • passes through通りぬける
  • molecules分子
  • colors色
  • deep深い
  • blue青

超絶解説もっと知りたい人へ

「見える」とは、光が目にとどくこと

わたしたちがものを見られるのは、そのものから来た光が目に入るからです。光がものに当たると、一部がはね返り、一部が吸いこまれ、一部が通りぬけることがあります。その割合は、物質や光の色によって変わります。赤いリンゴは、赤い光をほかの色の光より多く目の方向へはね返すので、赤く見えます。目に見える光の多くが吸いこまれたり、あちこちへちらされたりせずに通りぬけるものを、「とうめい」なものといいます。

水の分子は、目に見える光に「興味がない」

物質が光を吸いこむのは、光の持つエネルギーを、その物質の分子などが受け取れるときです。水は、目に見える光の多くをあまり吸いこみません。水の分子が電子の変化によって強く吸収する光は、主に紫外線の側にあります。一方、分子のふるえは赤い光をほんの少し吸収します。また、きれいで均一な水は、目に見える光をあちこちへちらす量も少ないため、多くの光が通りぬけます。水がとうめいなのは、光の吸収と散乱がどちらも少ないからです。

水は、ほんのり青い

ところが水には、ちょっと変わった性質があります。水の分子は、いつもぷるぷるとふるえていて、そのふるえが、赤い光をほんの少しだけ吸いこむのです。生きものや絵の具の色はふつう電子の働きで生まれますが、水の色は分子のふるえから生まれる、とてもめずらしい例です。この吸いこみはとても弱いので、コップの水では気づきません。でも何メートルも光が進むと赤い光はどんどんへり、青い光が残ります。深い海にもぐると、赤い水着が黒っぽく見えるのはこのためです。氷河の深いわれ目が青く見えるのも、同じしくみです。

氷はとうめいなのに、雪はなぜ白い?

とうめいな氷も、細かくくだいてかき氷にすると白く見えます。雪も、とうめいな氷の小さな結晶の集まりです。光は、氷と空気の境目を通るたびに、一部がはね返ったり曲がったりします。たくさんの小さな境目が、いろいろな向きに並んでいると、光はあらゆる方向にちらばります。いろいろな色の光がいっしょに目へとどくので、白く見えるのです。雲や波のあわが白く見えるのも、たくさんの水滴や気泡が光をちらすからです。白く見えるか、とうめいに見えるかには、境目の数や大きさ、並び方などが関係しています。

海が青いのは、それだけじゃない

海の色は、水そのものの色だけで決まるわけではありません。海面には青空がうつりますし、水の分子やとても小さなつぶが、青い光をちらばらせることも、海を青く見せています。また、植物プランクトンが多い海は緑っぽく、川から泥が流れこむ海は茶色っぽく見えます。南の島の海がエメラルド色にかがやくのは、浅い海の白い砂が光をはね返し、青と緑の光がまざって目にとどくからです。水の色は、場所ごとの「海の顔」を教えてくれるのです。

みんなが驚く豆知識

  1. 北海道の摩周湖は、1931年に41.6メートルという透明度を記録しました。白い円板をしずめて、何メートルまで見えるかを測ったもので、当時の世界一の記録です。今も日本有数の、すき通った湖です。

  2. 深い海には、赤い色をした魚やエビがたくさんいます。深い海には赤い光がとどかないので、赤い体は真っ黒に見え、敵から見つかりにくいのです。キンメダイが赤いのも、深い海でくらしているからだと考えられています。

  3. 英語では、とてもすき通っていることを crystal clear といいます。crystal は、ギリシャ語で「氷」を意味する言葉から来ています。むかしのギリシャの人々は、水晶のことを、決してとけないほど固くこおった氷だと考えていたのです。

おうちでやってみよう

大人といっしょに、白い浴そうへ水をためてもらい、浴そうの外から水の色を見てみよう。中には入らず、水に顔を近づけすぎないでね。コップの水はとうめいに見えても、深い浴そうの水は、うっすら青く見えることがあります。水が赤い光をほんの少し吸いこむためです。照明や浴そうの色によっては、青く見えにくいこともあります。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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