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空気がないとなぜ生きられないの?
Why do we need air to live?

体の多くの細胞は、酸素を使って食べ物からたくさんのエネルギーを取り出しています。酸素がないと、体に必要なエネルギーを長く作れないから、空気が必要なんだよ。
やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい
Air has oxygen in it. When you breathe in, oxygen goes into your lungs. Your blood carries it around your body. Most of your cells use oxygen to get a lot of energy from food. Without oxygen, your body cannot make enough energy for long, so we need air to live.
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空気には酸素が入っています。息を吸うと、酸素は肺に入ります。血液が、酸素を体じゅうに運びます。体の多くの細胞は、酸素を使って食べ物からたくさんのエネルギーを取り出します。酸素がないと、体は十分なエネルギーを長く作れません。だから、生きるために空気が必要なのです。
ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい
Your body is made of trillions of tiny cells, and they need energy to work. Most cells use oxygen from the air to release a large amount of energy from food. When you breathe in, air fills your lungs, and oxygen passes into your blood. Your heart pumps this blood around your body. Inside cells, oxygen helps break down nutrients in a controlled series of steps. This releases energy without flames. Some cells can make a little energy without oxygen, but that cannot power your whole body for long. Carbon dioxide made by cells travels in the blood to your lungs, and you breathe it out. Your brain also uses a lot of oxygen. That is why your body keeps breathing even while you are asleep.
日本語の訳を見る
あなたの体は何十兆個もの小さな細胞でできていて、細胞は働くためにエネルギーを必要とします。多くの細胞は、空気中の酸素を使って、食べ物からたくさんのエネルギーを取り出します。息を吸うと空気が肺に入り、酸素が血液の中へ移ります。心臓は、その血液を体じゅうへ送ります。細胞の中では、酸素が栄養を何段階にも分けて分解するのを助けます。ほのおを出さずに、エネルギーが取り出されるのです。酸素なしでも少しのエネルギーを作れる細胞はありますが、それだけでは体全体を長く動かせません。細胞でできた二酸化炭素は血液で肺へ運ばれ、息といっしょにはき出されます。脳もたくさんの酸素を使います。だから、ねむっているあいだも体は呼吸を続けるのです。
この質問の英単語
- oxygen酸素
- breathe息をする
- lungs肺
- blood血液
- cells細胞
- energyエネルギー
- carbon dioxide二酸化炭素
超絶解説もっと知りたい人へ
細胞の中には小さな発電所がある
人間の体は、およそ37兆個の細胞でできていると見積もられています。多くの細胞には「ミトコンドリア」という、小さな発電所のような部分があります。ただし、成熟した赤血球のように、ミトコンドリアを持たない細胞もあります。食べ物の糖などは、まず細胞の中で分解されます。そのあとにできた物質をミトコンドリアが受け取り、酸素を使って、体が使えるエネルギーをたくさん取り出します。たき火のように熱やほのおを一気に出すのではなく、何段階にも分けて反応を進めます。そのとき、二酸化炭素や水などもできます。
肺の中は、広げると教室くらい
息を吸うと、空気は気管を通って、肺の中のぶどうのふさのような小さなふくろ「肺胞」に入ります。肺胞は、左右の肺に合わせて数億個。全部広げると、数十平方メートル、だいたい教室1つ分ほどの広さになるといわれます。その広い表面で、酸素が血液の中へ、二酸化炭素が血液から外へと入れかわります。大人は1日に約2万回も呼吸をし、1万リットル以上の空気を吸ったりはいたりしています。
息をしたくなるのは、二酸化炭素のせい
息を止めると苦しくなりますね。実はこのとき、体は「酸素が足りない」よりも先に、「二酸化炭素がたまってきた」ことを感じとっています。脳には血液の中の二酸化炭素の量を見張るセンサーがあり、量がふえると「早く息をして」と命令を出すのです。また、脳は体重の2%ほどの重さしかないのに、体全体が使う酸素の約20%も使う大食いです。だから体は、ねむっているあいだも休まず呼吸を続けているのです。
高い山では空気がうすい
高い山に登ると、空気がうすくなり、1回の呼吸で取りこめる酸素が少なくなります。世界一高いエベレストの頂上では、空気のこさは地上の約3分の1。多くの登山家が酸素ボンベを使うのはそのためです。それでも、インドガンという鳥は、ヒマラヤ山脈の上空を飛びこえて渡りをします。少ない酸素でもうまく使えるように、肺や血液のしくみが特別に発達しているのです。
植物も酸素を使っている
植物は光合成で酸素を作りますが、実は植物も、わたしたちと同じように酸素を使って呼吸しています。昼間は、作る酸素の量のほうが使う量よりずっと多いので、まわりに酸素を出しているように見えるのです。地球の生きものの多くが酸素を使ってエネルギーを取り出すのは、酸素を使うと、使わない方法よりもずっと多くのエネルギーを取り出せるからです。
みんなが驚く豆知識
大人は1日に約2万回呼吸をして、1万リットル以上の空気を吸っています。これは、500ミリリットルのペットボトルなら2万本以上。体の中では、休むことなく大量の空気が出入りしているのです。
2020年、サケの体に寄生する「ヘネガヤ」という、クラゲの親せきにあたる小さな動物が、ミトコンドリアのDNAを持たず、酸素を使うふつうの呼吸のしくみを失っていると報告されました。どのようにエネルギーを得ているかには、まだ分からない点があります。酸素を使わずに生きると考えられる、とてもめずらしい動物です。
英語の inspire は、もともと「息を吹きこむ」という意味で、今では「ひらめきや、やる気をあたえる」という意味でも使われます。spirit(心、元気)も、ラテン語で「息」を意味する spiritus から来ています。息と心は、言葉の上でもつながっているのです。

おうちでやってみよう
静かにすわって、1分間に何回息をしているか数えてみよう。次に、なわとびやかけっこをしてから、もう一度数えてみてね。体をたくさん動かすと細胞が酸素をたくさん使うので、呼吸の回数がぐんとふえるのがわかるよ。
英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。






