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血はなぜ赤いの?のイラスト

からだ ・ 62/300

血はなぜ赤いの?

Why is blood red?

ひとことで言うと

血の中の赤血球に、鉄をふくむ「ヘモグロビン」という赤い物質がたくさん入っているからだよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

Blood has many tiny red cells. They are called red blood cells. Inside them is a red thing called hemoglobin. Hemoglobin has iron in it. It carries oxygen from your lungs to your whole body. That is why your blood is red.

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血の中には、小さな赤いつぶがたくさんあります。それは赤血球(せっけっきゅう)とよばれます。その中には、ヘモグロビンという赤いものが入っています。ヘモグロビンには鉄がふくまれています。ヘモグロビンは、肺から体じゅうに酸素を運びます。だから、あなたの血は赤いのです。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Your blood is not just a red liquid. It is a mix of a yellowish liquid called plasma and trillions of tiny cells. Most of these cells are red blood cells, and each one is packed with a protein called hemoglobin. Each hemoglobin molecule has four parts called heme, and each part holds one iron atom. The iron atoms help hemoglobin pick up oxygen in your lungs and release it where your body needs it. Hemoglobin takes in much of the blue and green light that hits it, while more red light comes back to our eyes. Blood carrying lots of oxygen is bright red. Blood with less oxygen is dark red. Veins may look blue through your skin, but the blood inside is still red.

日本語の訳を見る

血は、ただの赤い液体ではありません。「血しょう」という黄色っぽい液体と、何十兆個もの小さな細胞がまざったものです。その細胞のほとんどは赤血球で、一つ一つに「ヘモグロビン」というたんぱく質がぎっしりつまっています。ヘモグロビン一つには「ヘム」という部分が4つあり、それぞれに鉄の原子が一つあります。この鉄の原子は、ヘモグロビンが肺で酸素を受け取り、体の必要な場所ではなすのを助けます。ヘモグロビンは、当たった青や緑の光の多くをすいこみ、赤い光はより多く私たちの目にもどってきます。酸素をたくさん運んでいる血は明るい赤色で、酸素が少ない血はこい赤色です。皮ふの上から静脈が青く見えることがありますが、中の血は赤いままです。

この質問の英単語

  • blood血
  • red blood cells赤血球
  • hemoglobinヘモグロビン
  • iron鉄
  • oxygen酸素
  • lungs肺
  • veins静脈(血管)

超絶解説もっと知りたい人へ

赤い色の正体はヘモグロビン

ヘモグロビンの中には「ヘム」という部品があり、そのまん中に鉄が1つずつおさまっています。この鉄に酸素がくっついたり、はなれたりすることで、酸素を運んでいるのです。ヘモグロビン1つで酸素を4つ運べ、赤血球1個の中にはヘモグロビンが約2億7000万個も入っています。つまり赤血球たった1個で、およそ10億個の酸素を運べる計算です。体全体にある鉄はわずか3〜4グラムほどですが、その多くが血の中で働いています。

体の中の赤い大行列

人の体には、赤血球が20兆個以上あります。体をつくる細胞の数のうち、なんと8割ほどが赤血球だという研究もあるほどです。赤血球の寿命は約120日。古くなると、ひ臓などでこわされます。そのかわり、骨の中にある「骨髄(こつずい)」で、1秒間に約200万個も新しく作られています。あなたがこの文を読んでいる間にも、何百万個もの赤血球が生まれているのです。

血はどれくらいあるの?

体の中の血の量は、体重のおよそ13分の1。体重30キロの子どもなら約2.3リットルで、大きなペットボトル1本ちょっとです。心臓は1日に約10万回もドクンドクンと動いて、この血を体じゅうに送りつづけています。体のすみずみまでのびる「毛細血管(もうさいけっかん)」はとても細く、赤血球の直径(約0.008ミリ)より細い所もあります。そこで赤血球は、やわらかく体を曲げながら、1列になって通りぬけていくのです。

静脈が青く見えるのはなぜ?

手首の血管は青っぽく見えますが、中の血が青いわけではありません。赤い光は皮ふの奥まで入りこむので、血管のある所では血にすいこまれてしまいます。青い光は皮ふの浅い所ではね返るので、あまりへりません。そのため、血管の上ではね返ってくる光は、まわりの肌より少し青のほうにかたよります。脳はまわりの肌の色とくらべて色を感じるので、血管が青っぽく見えるのです。「静脈の血は青い」というのは、よくあるまちがいです。

青い血、緑の血、とうめいな血

血がいつも赤いとはかぎりません。タコやイカ、カブトガニは、鉄ではなく銅を使う「ヘモシアニン」で酸素を運ぶので、血が青くなります。ニューギニアには、血が緑色のトカゲのなかまがいます。南極の冷たい海にすむコオリウオのなかまは、ヘモグロビンを持たず、血がほとんどとうめいです。冷たい水には酸素が多くとけています。さらに、コオリウオは大きな心臓でたくさんの血を送り、うろこの少ない皮ふからも酸素を取りこむなど、特別な体のつくりで生きています。

みんなが驚く豆知識

  1. 赤血球が体をひとめぐりするのにかかる時間は、およそ1分。小さな赤血球は、約120日の一生の間に、なんと十万回以上も体の中をぐるぐる旅しています。

  2. カブトガニの青い血は、注射の薬や医りょう器具に、ばい菌の毒がまじっていないかを調べる検査に使われてきました。カブトガニは恐竜があらわれるより前から地球にいる「生きた化石」です。

  3. 英語の blue blood(青い血)は、「貴族・名家の生まれ」という意味です。スペイン語の sangre azul(青い血)から英語に入ったと考えられています。ただし、なぜ「青い血」が貴族を表すようになったのかは、はっきりわかっていません。「日に焼けていない肌から青い血管が見えたから」という説明もありますが、たしかな話とは言い切れません。

おうちでやってみよう

おうちの人といっしょに、暗い部屋でLEDの懐中電灯を指先にあててみよう。光を目には向けないでね。指が赤くすけて見えるよ。皮ふや血などは青や緑の光を多くすいこみますが、赤い光は指の中を通りぬけやすいので、出てきた光が赤く見えるのです。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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