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かさぶたはなぜできるの?のイラスト

からだ ・ 63/300

かさぶたはなぜできるの?

Why do scabs form?

ひとことで言うと

けがで出た血が固まってふたになり、その下で新しい皮ふができるまで、傷を守ってくれるからだよ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

When you cut your skin, blood comes out. Tiny parts called platelets stick together. Your body also makes a net of thin threads. The platelets and net help stop the blood. The clot gets hard and dry. That is a scab. New skin grows under it. Please do not pick it!

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皮ふが切れると、血が出ます。血小板とよばれる小さなものが、くっつき合います。体は、細い糸のあみも作ります。血小板とあみが、血を止めるのを助けます。血のかたまりは、かたくかわきます。それがかさぶたです。その下では、新しい皮ふが育ちます。かさぶたをはがさないでくださいね!

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

When you scrape your knee, your body starts a repair job right away. First, the tiny blood vessels near the cut get narrower, so less blood flows out. Next, little cell pieces in your blood called platelets rush to the hole and stick together like a plug. Then a protein in your blood turns into long, sticky threads. These threads make a net that traps red blood cells, and the blood becomes a soft clot. As the clot dries in the air, it turns into a hard scab. The scab works like a bandage made by your own body. It keeps out dirt and germs while new skin cells grow underneath. When the new skin is ready, the scab falls off by itself. If you pick it off too early, the wound can open again.

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ひざをすりむくと、体はすぐに修理の仕事を始めます。まず、傷の近くの細い血管がさらに細くなって、外に出る血がへります。次に、「血小板(けっしょうばん)」という血の中の小さな細胞のかけらが傷口にかけつけ、せんをするようにくっつき合います。それから、血の中のあるたんぱく質が、長くてねばねばした糸に変わります。この糸があみを作って赤血球をつかまえ、血はやわらかいかたまりになります。このかたまりが空気にふれてかわくと、かたいかさぶたになります。かさぶたは、自分の体が作ったばんそうこうのようなものです。新しい皮ふの細胞が下で育つ間、どろやばい菌が入らないようにします。新しい皮ふができあがると、かさぶたは自然にとれます。早くはがしてしまうと、傷がまた開いてしまうことがあります。

この質問の英単語

  • scabかさぶた
  • blood vessels血管
  • platelets血小板
  • threads糸
  • clot血のかたまり
  • germsばい菌
  • wound傷

超絶解説もっと知りたい人へ

血が固まるバトンリレー

血が固まるまでには、10種類以上の「凝固因子(ぎょうこいんし)」とよばれるたんぱく質が、リレーのバトンをわたすように次々と働きます。最後に、血の中にとけていた「フィブリノゲン」が、ねばねばした糸の「フィブリン」に変わり、あみを作ります。このリレーのどこか1つが欠けると、血が止まりにくくなります。生まれつき血が固まりにくい「血友病(けつゆうびょう)」は、バトンの1つがうまく作れないために起こります。

血小板は小さな修理屋さん

血小板は、直径わずか2〜3マイクロメートル(1ミリの数百分の1)の小さなかけらで、血1マイクロリットル(1ミリリットルの1000分の1)の中に15万〜40万個もあります。ふだんは平たい丸い形で流れていますが、傷を見つけると、とげとげの形に変身して、ほかの血小板とがっちり手をつなぎます。寿命は10日ほどしかなく、毎日新しく作られています。

かさぶたの下の大工事

かさぶたの下では、傷のまわりの皮ふの細胞が分かれて増え、すき間をうめるように横へ横へと移動していきます。白血球もかけつけて、入りこんだばい菌を食べてくれます。治りかけのかさぶたがかゆくなるのは、傷が治っていく途中で、かゆみを伝える神経が反応するためと考えられていますが、くわしいしくみはまだ研究が続いています。

かさぶたの色が変わるわけ

できたばかりのかさぶたは赤っぽく、日がたつにつれて茶色や黒っぽくなっていきます。これは、かさぶたの中にとじこめられた赤血球のヘモグロビンが、空気にふれて少しずつ変化していくためです。治りかけると、かさぶたのふちが少しうき上がってきます。下で新しい皮ふができてきた合図です。すり傷のかさぶたは、だいたい1〜2週間ほどでとれますが、傷の大きさや深さで変わります。とれたあとがピンク色なのは、新しい皮ふがまだうすく、下の血管がすけて見えるからです。

かさぶたを作らない治し方もある

1962年、イギリスのジョージ・ウィンターという研究者がブタの傷で実験をしました。すると、かさぶたを作らせず、しめった状態でおおっておいた傷のほうが、新しい皮ふが約2倍の速さで広がったのです。この発見がもとになって、傷をしめらせたまま治す専用のばんそうこうが生まれました。かさぶたは、いわば「何もないときの、体の応急手当て」なのです。ただし、どんな手当てがよいかは傷によってちがうので、おうちの人に相談しましょう。

みんなが驚く豆知識

  1. 血を固めるたんぱく質(凝固因子)には1番から13番まで番号がついていますが、6番だけはありません。昔6番とされたものが、じつは5番が変身したものだとわかり、番号だけが空いたままになっているのです。

  2. 血をすうチスイコウモリのだ液には「ドラキュリン」という、血を固まりにくくする物質が入っています。名前は、血をすう怪物の物語「ドラキュラ」から。ヒルのだ液にも、血を固まらせない物質があります。

  3. 英語の scab は「かさぶた」ですが、ストライキ中にこっそり働く人を悪く言うときにも使われます。かさぶたを指でいじることは pick at a scab と言い、「いやな思い出をむし返す」というたとえにも使われます。

おうちでやってみよう

もしけががあったら、かさぶたのようすを毎日観察してみよう(さわらずに見るだけ)。色や大きさがどう変わって、何日でとれるかをカレンダーに記録すると、体の修理のスピードがわかるよ。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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