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地球の反対側の人はなぜ落ちないの?のイラスト

空と宇宙 ・ 21/300

地球の反対側の人はなぜ落ちないの?

Why don't people on the other side of the Earth fall off?

ひとことで言うと

地球は、まわりのものを地球の中心に向かって引っぱっているからだよ。どこに住んでいても、「下」は地球の中心の方向なんだ。

やさしい英語でEasy English ・ 英検5〜4級くらい

The Earth is a big ball. It pulls everything toward its center. This pull is called gravity. So for everyone, down means toward the center of the Earth. People on the other side stand on the ground, just like you. They do not feel upside down.

日本語の訳を見る

地球は大きなボールです。地球は、すべてのものを自分の中心に向かって引っぱります。この引っぱる力を「重力」といいます。だから、だれにとっても「下」は地球の中心の方向です。反対側の人たちも、あなたと同じように地面に立っています。さかさまだとは感じません。

ふつうの英語でStandard English ・ 英検3〜準2級くらい

Imagine standing in Japan and digging a hole straight through the Earth. You would come out in the Atlantic Ocean near Brazil and Uruguay. Are the people there hanging upside down? Not at all! The Earth pulls everything toward its center with a force called gravity. Because of gravity, down always means toward the middle of the Earth, wherever you are. People in South America feel the ground under their feet and the sky above their heads, just like you do. The Earth is so big that its surface looks flat to us, so nobody feels the curve. Gravity also keeps the air and the oceans on our planet. Without it, everything would float away into space.

日本語の訳を見る

日本に立って、地球をまっすぐ通りぬける穴をほることを想像してみてください。出てくるのは、ブラジルやウルグアイの近くの大西洋です。そこの人たちは、さかさまにぶら下がっているのでしょうか?まったくそんなことはありません!地球は「重力」という力で、すべてのものを中心に向かって引っぱっています。重力があるので、どこにいても「下」はいつも地球のまん中の方向です。南アメリカの人たちも、あなたと同じように、足の下に地面を、頭の上に空を感じています。地球はとても大きいので、表面は平らに見え、だれも丸さを感じません。重力は、空気や海も地球につなぎとめています。重力がなければ、すべてのものが宇宙へふわふわ飛んでいってしまうでしょう。

この質問の英単語

  • Earth地球
  • pulls引っぱる
  • center中心
  • gravity重力
  • ground地面
  • upside downさかさまに
  • surface表面

超絶解説もっと知りたい人へ

「下」ってどっちのこと?

わたしたちは「下」を、いつも同じ方向だと思いがちです。でも宇宙から地球をながめると、日本の人の「下」とブラジルの人の「下」は、まったく反対を向いています。それでも、どちらも地球の中心を向いているという点では同じです。地球を大きなボールだとすると、ボールの表面のどこに立っていても、足はボールにつき、頭は外の宇宙を向きます。宇宙には、もともと「上」も「下」もありません。地球の近くでは、地球の中心のほうが「下」になる。ただそれだけなのです。

リンゴと月は同じ力で引っぱられている

この力のなぞを解いたのは、17世紀のイギリスの科学者アイザック・ニュートンです。ニュートンはリンゴが木から落ちるのを見て、「リンゴを引っぱる力と、月を地球のまわりに回らせている力は、同じものではないか」と考えたと、のちに友人に語っています。そこから、重さのあるものどうしはすべて引っぱり合うという「万有引力(ばんゆういんりょく)」の考えが生まれました。じつは、あなたととなりの友だちも、ほんの少しだけ引っぱり合っています。でも力が小さすぎて、まったく感じません。地球は約6000000000000000000000トン(6のあとに0が21こ!)もあるので、わたしたちをしっかり引きつけられるのです。

地球は猛スピードで回っているのに

地球は1日に1回、こまのように回っています。赤道のあたりでは時速約1700キロメートル、日本のあたりでも時速約1400キロメートル。ジェット機よりずっと速いスピードです。それなのに、わたしたちが外へ飛ばされないのは、重力が、回転で外へ飛び出そうとする力よりも、はるかに強いからです。しかも空気も海も、いっしょに回っています。電車の中でジャンプしても、同じ場所に着地するのと同じで、地球の上のわたしたちは、回っていることに気づかないのです。

宇宙飛行士が浮かぶのは「落ち続けて」いるから

国際宇宙ステーション(ISS)は、高さ約400キロメートルを飛んでいます。そこにも、地上の約9割もの重力がはたらいています。では、なぜ宇宙飛行士はふわふわ浮かぶのでしょう?ISSは秒速約7.7キロメートル(時速約2万8000キロメートル)という猛スピードで横に進みながら、地球に向かって落ち続けているのです。落ちても落ちても、地球が丸いので地面にとどかず、約90分で地球を1周してしまいます。中の人もいっしょに落ちているので、体が浮いて見えるのです。重力がないのではなく、重力があるからこそ、ISSは地球のまわりを回っていられるのです。

みんなが驚く豆知識

  1. 東京の真裏(地球のちょうど反対側)は、ブラジルやウルグアイの沖の大西洋の上です。日本から地球の中心を通ってまっすぐ穴をほると、陸ではなく海の中に出てしまいます。穴の長さは地球の直径と同じ、約1万2700キロメートルです。

  2. ニュートンが見たといわれるリンゴの木から、つぎ木で増やした「子孫の木」が、東京の小石川植物園などに植えられています。しかも、本当にリンゴの実がなるのです。

  3. 英語で、地球の正反対の場所を antipodes(アンティポディーズ)といいます。ギリシャ語で「反対の足」という意味です。地球の反対側の人とは、足の裏どうしが向き合っていることから生まれた言葉です。

おうちでやってみよう

ボールや地球儀に、紙で作った小さな人を何人か、足をボールにつけるようにテープではってみよう。上・横・下のどこにいる人も、足のほう、つまりボールの中心の方向が「下」になっているね。外からはさかさまに見える人も、自分ではさかさまだと感じないことがわかるよ。

英文と解説は、このコーナーのために子ども向けに書き下ろしたものです(AIと人が作成。Codex で英語・和訳・事実をチェックし、人の目でも順次確認しています)。100年以上前の原文をそのまま載せている「おはなし」のページとは分けています。

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